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【Google広告】ついにP-MAXで除外キーワード設定ができるように!アカウント単位の除外キーワード設定について。

Google広告

  • 2023年2月12日
  • 2024年9月1日

2022年にP-MAX(パフォーマンスマックス)という大型アップデートがおこなわれ、多くの広告運用者がP-MAXを活用しているかと思います。

P-MAXに成果の期待は大きいが運用者側からするとまだ進化する必要があると感じる方も多いのではないでしょうか。

2023年1月28日にGoogle社から除外キーワード設定のアップデートがアナウンスされました。

今回のアップデートでできるようになったことやアップデートによって期待できることをご紹介いたします。

P-MAX(パフォーマンスマックス)とは

パフォーマンスマックス広告

まだ知らない方もいらっしゃるかと思いますので、P-MAXは一体どのような広告なのかをご紹介します。

P-MAXは2021年11月にGoogle広告で新しくローンチされた広告システムです。

ひと昔はGoogle広告の配信枠ごとにキャンペーンを作成し、配信管理をするようなシステムでしたが、P-MAXが導入されるとこで、Google広告全ての配信枠を一括で管理することができるようになりました。

P-MAXは機械学習(AI)も全ての広告枠で学習するため各広告枠で配信するよりも学習スピードが速いです。

P-MAXの活用の上、注意しておきたい項目

P-MAXを活用する上で、覚えていると良い項目があります。

除外キーワード設定

P-MAXの大きな課題は、除外キーワード登録ができない点です。P-MAXは検索広告枠にも配信されるため除外キーワードの登録ができないとターゲットの精度が落ちるのではないかと思われる方も多いのではないでしょうか。

結論、出したくないキーワードでも検索広告枠に配信される可能性は高いです。

仮説になりますが、P-MAXはある程度自動的に広告配信されますが、手動で運用者が入力する部分がアセットの設定になります。広告見出しによって検索語句が決まってくると考えます。

そのため広告見出しの文言に複数の意味があるようだと関連性の低い検索語句で配信される可能性があります。

動画が自動生成

動画を埋め込むことで、動画広告を配信することができます。

事前に動画が用意できていないと動画広告を配信することができないのか。このような質問が多いのですが、結論は事前に動画の用意ができていない場合も動画配信されます。

動画がない場合でも、アセット内に画像を複数埋め込んでいるようなら、自動的に動画が生成され動画広告として活用されます。

ただし、自動的に生成された動画は画像を繋げたようなスライドショーになるためクオリティーは少し低いです。

この機会に広告用の動画を作成して、活用することが一番理想です。

最終ページURLの拡張性が高い

広告をクリックした後のリンク先について、P-MAXは拡張性が高いことを覚えておきましょう。

P-MAXのキャンペーン設定の際に「関連性が最も高いご自身のURLにトラフィックを送信する」というて設定にするとGoogleの機械学習が成果が高いと学習したLP先に拡張的に配信されます。

上記の設定にしていると拡張性が高いため、飛ばしたくないリンク先にも飛んでしまう可能性があるので、その際は除外URLの設定もしくは、「ご自身が提供したURLのみにトラフィックを送信する」に設定すると良いです。

インプレッション課金方式

P-MAXは比較的クリック単価が安くてとても良い成果状況とみる方が多いですが、実はP-MAXはインプレッション課金方式です。

リスティング広告はクリック課金方式なので覚えておきましょう。

広告配信の調整ができない

P-MAXはGoogle広告すべての広告枠に配信ができるとても優れた広告ですが、各配信枠の配信調整ができません。

例えば、動画広告の割合を上げたいやディスプレイ枠のみ停止したいなど。

そのような柔軟性が低いです。

調整したい場合は、P-MAXは活用せずにリスティング広告、ディスプレイ広告など各配信枠ごとにキャンペーンを構成していくと良いでしょう。

(1/28)アカウント単位の除外登録設定が可能に

2023年1月28日にGoogle社から除外キーワード設定のアップデートがアナウンスされました。

今回のアップデートによって、P-MAXの課題の一つ「除外設定」ができるようになりました。

除外設定をすることで検索広告、ショッピング広告、スマート ショッピング、スマート キャンペーン、ローカル キャンペーン、P-MAXなど全ての広告枠が自動的に除外対象となります。

アカウント単位の除外キーワード設定方法

アカウント除外キーワード
 
上記の画像のように「アカウント設定」→「除外キーワード」の欄から設定が可能です。

アカウント単位の除外キーワード設定の注意点

アカウント単位の除外キーワード設定をおこなう際に注意しておくと良い点がございます。

1アカウントの除外キーワードは最大1,000個まで

アカウントごとに除外キーワードを設定することができ、除外キーワードの登録上限数は1,000個までとなります。

1,000個以上に除外キーワード登録をしたい場合は、除外キーワードリストあるいは各キャンペーンで除外キーワード登録をすると良いです。

除外キーワードは、全て完全一致

アカウント単位の除外キーワードは、全て完全一致の除外になります。

類似キーワードは除外されないため、1つ1つ細かくキーワードを登録する必要があります。

例えば、カタカナ表記・英語表記などある場合、どちらも除外登録をしておくと確実に配信を除外することができます。

まとめ

今回は、「アカウント単位の除外キーワードについて」ご紹介いたしました。

今まではP-MAX(パフォーマンスマックス)を運用していく上で、課題となる点が除外キーワードでした。

今年のアップデートによって、P-MAXでも除外キーワードが設定できるようになったので、より精度の高い広告配信ができるようになったのではと思います。

今回の記事を見て、これからP-MAXを活用される運用者様はオーディエンス設定と除外キーワード登録を徹底し、広告配信の質を上げて成果につなげてみてください。

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この記事を書いた人

平井 和貴

平井 和貴

株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。