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Yahoo!ディスプレイ広告のサイトリターゲティングとは?基本知識と設定方法
Yahoo!広告
- 2023年4月16日
- 2023年4月20日
「Yahoo!ディスプレイ広告のサイトリターケティングって知っていますか?」
Yahoo広告では、自社サイトに一度訪問してきたユーザーに対して、ターゲティングを行うサイトリターゲティングという設定があります。
Google広告ではリマーケティングがありますが、Yahoo!広告ではサイトリターゲティングと呼ばれています。
今回の記事では「Yahoo!広告のサイトリターゲティングとは?」についてご紹介します。
目次
Yahoo!ディスプレイ広告のサイトリターゲティングとは?
まずはじめにサイトリターゲティングの仕組みについてご紹介します。
サイトリターゲティングとは、Yahoo!広告の一種であるYDA(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)によって配信ができるターゲティング方法です。
サイトリターゲティングを設定していない場合の広告配信は、入稿時に設定したユーザー属性などを基準に広告配信します。
しかし、サイトリターゲティングを設定することで、過去サイトに訪れたことがあるユーザーに対して広告を配信することができます。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)で設定することができます。
YDAのリターゲティングとGDNのリマーケティングの違い
YDAではリターゲティング、GDNではリマーケティングと類似の意味がある言葉があります。
よくお客様から「リターゲティングとリマーケティングは同じ意味ですか?」と質問があります。
リターゲティングとリマーケティングは似ているように見えますが、少しだけ違う点があります。
上記見出しで説明しましたが、YDAのサイトリターゲティングは、WEBサイトやアプリなどで一度訪れたことがあるユーザーに対して広告配信することができます。
一方GDNのリマーケティングは、ユーザーが商品を購入したり、特定のアクションを実行しなかったユーザーに対して広告配信することができます。目的はユーザーに対してある行動を促すために広告を後追いのような手法です。
サイトリターゲィング対策のメリット
サイトリターゲティングを活用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
サイトリターゲティングのメリットは以下の5つです。
- 効果的なターゲティングができる
- CPA(コンバージョン単価)を下げられる
- CVR(コンバージョン率)の向上
- リピートビジネスの促進
- 見込み客をCV(コンバージョン)に変える
効果的なターゲティングができる
YDAサイトリターゲティングは、過去に自社のサイトを訪れたことのある人に対してターゲティングするため、より興味がありコンバージョンになる可能性の高い人に広告を配信できます。
これにより、広告費を節約しつつ、より効果的なターゲティングができるようになります。
CPA(コンバージョン単価)を下げられる
YDAサイトリターゲティングは、リスティング広告や通常のディスプレイ広告と比較すると入札単価が低くなります。
これにより、定期的に改善と運用をおこなうことでコンバージョン数を伸ばすことができCPA(コンバージョン単価)を下げることが可能になります。
CVR(コンバージョン率)の向上
YDAサイトリターゲティングは、過去に自社のWEBサイトに訪問したユーザーに対して広告配信をするため、新規のユーザーよりはCVR(コンバージョン率)が高くなりやすいです。
リピートビジネスの促進
YDAサイトリターゲティングは、過去に自社のWEBサイトを訪れたことのある人に対して、再びWEBサイトを訪れるよう促すことができます。
これにより、一度コンバージョンになったユーザーに新商品訴求、キャンペーン訴求などおこなうことでリピートビジネスを促進することができます。
見込み客をCV(コンバージョン)に変える
YDAサイトリターゲティングのターゲットとなるユーザーは、見込み客として可能性が高く、再び広告を配信することでコンバージョンになる可能性が高いです。
リターゲティングは何度も説明した通り、自社商品に興味があるユーザーに対して広告で後追いできることが大きなメリットです。商材によっては即決できたり、長期検討が必要なものもあります。
リターゲティングの手法を利用しないと、一度自社商材に興味を持ってもらったのに再アプローチができていない状況になってしまいます。それによって、競合他社に見込み客を取られてしまいます。
サイトリターゲティングを活用することで、検討段階のユーザーに再アプローチできるため、検討段階からCV(コンバージョン)に変えていける可能が高くなります。
サイトリターゲティングの設定方法
実際のサイトリターゲティングを設定する方法をご紹介します。以下の手順でリターゲティングの設定を行ってください。
リターゲティングタグの設定方法
- Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面にログイン
- 右上の「ツール」から「ターゲティングリスト管理」を選択
- 「プライバシーポリシーに必要な記載事項」に同意する
- 「+タグ表示」を選択しタグをメモなどに保存する
- タグを自社サイト全ページの</body>の直前に張る
リターゲティングの作成方法
- Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面にログイン
- 「共有ライブラリー」タブを選択し、ターゲットリストを作成します
- 「条件リストを作成」を選択する
- 各項目記入し、作成を選択する
リターゲティングの配信設定
- 指定の広告グループにリターゲティング用のターゲティングリストを組み込む
- サイトリターゲティングの設定する
- ターゲットリストの選択する
- 入札価格調整率の設定する
- 設定内容を確認し、アップロードする
サイトリターゲティングの効果を最大にする運用方法
YDAサイトリターゲティングの効果を最大化するにはどのような点を重要視すると良いのでしょうか。
- フリークエンシーキャップを設定する
- クリエイティブの入れ替え
- ユーザー除外設定
フリークエンシーキャップを設定する
フリークエンシーキャップとは、同じユーザーに広告を配信することを回数制限を付けることができる機能です。
リターゲティングの場合、同じユーザーに広告が何回も配信されてしまうケースがあるので、フリークエンシーキャップを活用することで特定のユーザーに配信が寄らないようにできる点があります。
クリエイティブの入れ替え
YDAはクリエイティブがとても重要です。クリエイティブの内容でユーザーはクリックするかの判断をします。
リターゲティングは、既に自社製品に少しでも興味を持っているユーザーなので、クリエイティブ内容を新規ユーザーに向けている内容ですとユーザーの心に刺さりづらいです。
そのため、事前に複数のクリエイティブを用意しておくと良い点とその中で新規ユーザー用と検討段階ユーザーに分けて訴求内容を決めて用意すると効果的です。
ユーザー除外設定
ユーザー除外の設定を行うことで、広告費の無駄コストを削減することができます。
商材によっては、継続して購入いただけるものや一回買ってしまうと数年は買わないものもあります。
その中で継続的に購入しない商材の場合、一度コンバージョンしたユーザーの除外登録をすることをおすすめしています。
まとめ
今回は「YDAサイトリターゲティングとは?」についてご紹介しました。
内容は理解できましたでしょうか。
サイトリターゲティングを活用する際は、事前に準備することが多いので、余裕をもって計画的に準備を進めると良いです。
今回の記事を参考にYahoo!ディスプレイ広告でサイトリターゲティングを活用してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。