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スマートディスプレイキャンペーン(SDC)とは?超簡単に配信と運用ができる!
Google広告
ディスプレイ広告
- 2022年7月28日
- 2023年2月12日
Google広告は定期的にアップデートがありまして、Google広告の管理画面の機能が増えたり、なくなったり、名前が変わったりなど常にアンテナを立てて最新情報をインプットする必要があります。ただ本業務と広告運用を兼任していると100%広告運用に力を入れることができないかと思います。そのように自社で広告運用をしたいがなかなか運用に時間を使うことができない担当者様にメリットを感じていただける機能「スマートディスプレイキャンペーン」についてご紹介いたします。
目次
スマートディスプレイキャンペーン(SDC)とは?
Google広告のスマートディスプレイキャンペーン(Smart Display Campaign)は2017年からローンチされた機能となります。略してSDCと呼んだりします。
スマートディスプレイキャンペーンの強みとして、3点の自動化でして今まで広告の運用にかかる時間や労力を軽減することができ、また成果改善が見込めるディスプレイ広告の配信施策です。
3点の自動化について、「入札の自動化」「ターゲティングの自動化」「クリエイティブの自動化」となっており、以下に詳しくご説明いたします。
入札の自動化
スマートディスプレイキャンペーンでは『目標コンバージョン単価』が追加されています。
目標コンバージョン単価では、目標値を設定することでその目標値に着地できるようGoogleが自動で調整します。
入札の自動化は過去のコンバージョンデータを基にコンバージョンの獲得する可能性が高いユーザーには入札単価を上げて逆にコンバージョンが取れないかもと判断されたユーザーに対しては入札単価を引き下げるなど、過去のデータを基に入札を自動化してくれます。
通常のディスプレイ広告キャンペーンでは運用担当者が広告が表示されるサイト(プレースメント)やユーザー属性、デバイスなど細かい設定をおこない入札の調整を行います。自分で設定した情報を見ながら最適化を自動化してくれます。
ディスプレイ広告のプレースメントとは?メリット、設定方法など
ターゲティングの自動化
スマートディスプレイキャンペーンでは、ターゲティングも自動化になります。自動ですので通常のディスプレイ広告キャンペーンと比べると設定するところはほぼないです。スマートディスプレイキャンペーンは、すべてGoogleが準備している独自のシグナルに基づき、コンバージョンの可能性が高いユーザーを自動的に選定する配信ができます。
スマートディスプレキャンペーンのターゲティングで設定すると良いのが2つあります。
●自動ターゲティング
Googleディスプレイ広告に備わっている機能で、ターゲティングデータを組み合わせて、コンバージョンの可能性が高いと判断されたユーザーに対して配信されます。
▼自動ターゲティングのイメージ
・拡張レベルを0~5段階で設定が可能。0だと拡張をしないということなので、設定されたターゲティングのみ配信されますがレベルを上げると拡張的になるのでディスプレイの配信サイトやユーザーが増えてきます。
クリエイティブの自動化
スマートディスプレイキャンペーンでは、複数の広告文とクリエイティブ(画像)をGoogleの機械学習が最適化をおこない広告文を組み替えてくれます。広告文の作成では「広告見出し」「説明文」「ロゴ」「画像」を入稿するだけなのですごく簡単にできます。
項目 | Google推奨 |
広告見出し | 10~15パターン、30文字以内 |
説明文 | 2~4パターン、90文字以内 |
ロゴ | 4:1または1:1 背景透過 |
画像 | 5パターン以上 |
ディスプレイ広告枠では、表示する枠によってサイズが変わってきます。すべてのサイズに合わせて画像を準備すると時間がかなりかかってしまいます。しかし、スマートディスプレイキャンペーンを使えば、一つのクリエイティブサイズでGoogleがサイズを自動化してくれるので、かなり時短となります。
スマートディスプレイキャンペーン(SDC)の導入効果は?
スマートディスプレイキャンペーンの効果で1番大きいのは、広告運用の時短でしょう!
上記でご説明した通り、通常のディスプレイ広告キャンペーンと比べると設定する箇所が少なく、広告を配信することができます。
だからといっても、しっかりとパフォーマンスの最大化できるというのはかなりメリットではないでしょうか!
スマートディスプレイキャンペーン(SDC)のメリット・デメリットについて
上記でスマートディスプレイキャンペーンとは何なのかのポイントをご説明いたしましたが、果たしてメリットだけなのでしょうか。何事もメリットがあればデメリットもあります。メリットとデメリットを理解した上で導入を検討しましょう。
メリット
- 広告運用の時短
- 新規ユーザー獲得が最大化
●広告運用の時短
スマートディスプレイキャンペーンは設定する箇所が本当に少ないので、広告作成初心者でも簡単に設定できるため、調べる時間や運用としての時間が削減できます。広告運用と本業務を兼任している担当者様はスマートディスプレイキャンペーンを導入することで、本業務に力を入れることができます。
●新規ユーザー獲得が最大化
スマートディスプレイキャンペーンでは自動ターゲティング機能がありますので、手動ではどうしても分析ができないターゲティングも行うことができます。
デメリット
- 機械学習の学習期間中は要注意
- 細かいターゲティング設定ができない
●機械学習の学習期間中は要注意
過去のデータがない状態でスマートディスプレイキャンペーンを配信してしまうと機械学習期間(5日間)は数値が大幅に悪くなるリスクがあります。そのため、通常のディスプレイ広告キャンペーンを先に配信してデータを集めてからスマートディスプレイキャンペーンを配信すると良いです。
●細かいターゲティング設定ができない
ターゲティング設定の項目が少ないのは、初心者からすると設定しやすく良いポイントではありますが、広告の成果としては、細かくターゲティング設定をおこなうと成果が上がり、質の高いユーザーを獲得することができる点も多いのです。ので、メリットでもありデメリットにもなります。
スマートディスプレイキャンペーン(SDC)の設定方法
早速、スマートディスプレイキャンペーンの設定方法をご紹介いたします。
- Google広告アカウントを開く
- 【新しいキャンペーンを作成】をクリック
- キャンペーン目標を選択で対象となる目的をクリック
- 【ディスプレイ】をクリック
- 【スマートディスプレイキャンペーン】をクリック
- 【続行】
- キャンペーン名と配信地域など項目を設定
- 目標コンバージョン単価と1日のご予算を設定
- 広告文の設定
- 最後の確認画面で【キャンペーンの作成】をクリックし入稿完了
まとめ
今回は「スマートディスプレイキャンペーン(SDC)」についてご紹介いたしました。
スマートディスプレイキャンペーンとは、「入札の自動化」「ターゲットの自動化」「クリエイティブの自動化」の3つの自動化で広告配信ができるものです。通常のディスプレイ広告キャンペーンに比べると簡易的な設定で、広告運用初心者の方でも簡単に設定することができ時間と労力も削減するところが良いです。しかし、細かいターゲティングの設定ができないため、質の悪いユーザーに対して広告が配信されてしまうリスクはあります。通常のディスプレイ広告キャンペーンではプレースメントも細かく設定できるので、広告を表示させたくないサイトを除外することもできます。
スマートディスプレイキャンペーンのメリットとデメリットを紹介していますので、理解したうえで導入をご検討されると良いのではないでしょうか
当社では、ディスプレイ広告含めWEB広告全般運用代行を行っておりますので、お気軽にご相談・お見積りのお問い合わせを頂ければと思います。
今回も本記事を見ていただきましてありがとうございました。
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。