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【Yahoo!広告】YDNからYDA(ディスプレイ広告 運用型)へリニューアル!
ディスプレイ広告
リスティング広告
- 2022年5月3日
- 2024年3月10日
目次
【Yahoo!広告】YDNからYDA(ディスプレイ広告 運用型)へ、リニューアル!
ディスプレイ広告では定期的に情報がアップデートされていきます。ですので、自分自身の知識も最新情報に合わせてアップデート行く必要があります。
今回は、2020年に行われたYahoo!ディスプレイ広告の大幅アップデートについてご紹介いたします。
Yahoo!ディスプレイ広告とは
Yahoo!JAPANトップページ、Yahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋やYahoo!の提携パートナーサイトにテキストのみではなく画像や動画で表示できる広告です。広告出稿の目的(コンバージョン、動画視聴、自社サイトへのアクセスなど)に合わせた運用が可能な運用型ディスプレイ広告です。ユーザーの興味関心や購買意向に基づくターゲティング機能も活用し、効果を最大化できます。
日本国内では、ネットワーク媒体のシェア率がGoogleに次いで2位ですので、幅広いユーザー層にアプローチが可能です。
リニューアルの経緯について
Yahoo!広告では、2019年にYDNからYDAへのリニューアルの提供が始まり2020年からすべてのアカウントがYDAへの移行が可能になり、運用ができるようになりました。
リニューアルのポイント
YDNからYDAにリニューアルすることによって、以前と変更点がいくつかあります。
一個一個ご紹介いたします。
管理画面で使える機能もいくつか変更が入っております。
引用:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51596
グラフの表示
・期間の比較が可能
・分割機能が使用可能
・最適化案の表示
① 表示中のアカウントにある広告キャンペーン、広告グループがツリー構造で表示されます。表示内容の絞り込みや並び替えのカスタマイズができます。
② 現在表示中の入稿物に対する設定項目(入稿物、ターゲティング)が表示されます。
③ 現在表示中の入稿物やアカウントの共通情報が表示されます。
④ 現在表示中の入稿物の実績値がグラフ形式で表示されます。
⑤ 現在表示中の入稿物の実績値や設定値が一覧で表示されます。
管理画面のリニューアル
まず大きなリニューアルポイントとしてあげられるのは、管理画面の変更になります。
旧YDNでは、キャンペーンや広告グループのタブが上部分にありましたが、YDAでは、画面左側にまとめられている点からGoogle広告の管理画面に似ているシステムになっております。以前の管理画面よりもとても見えやすくなっております。
Yahoo!広告のアルゴリズムのアップデート
YDAへのリニューアルに合わせて、アルゴリズムにもアップデートが入りました。
アルゴリズムというのは、簡単に言うと「Yahoo!のルールブック」みたいなものです。
旧YDN時のアルゴリズムは、予測アクション率を基にしたオークションランクです。
配信時に目的を把握できないため、一律クリック数の最大化を目指す配信を行います。
新YDAのアルゴリズムでは、目的に合わせたオークションランクです。
キャンペーン作成時に目的を設定必須にすることで各目的に合わせ配信が可能になります。
例えば、キャンペーン目的を「コンバージョン」に選択した場合、コンバージョン獲得を目的とした予測アクション率の高い広告がYahoo!に高い評価され、キャンペーンの中で表示だれやすい広告として運用ができます。
このアルゴリズムの変更により、クライアントの運用型広告出稿目標をより的確に達成する運用が実現的になりました。
インタレストカテゴリーからオーディエンスカテゴリーに生まれ変わり!
旧YDNでは、インタレストカテゴリー機能でしかターゲティングが設定できなかったが、新YDAではオーディエンスカテゴリーに生まれ変わったため、YDN出ターゲティング項目になかった興味関心と購買意向の層を分けてターゲティングができるようになりました。
例えば、新規のユーザの中でも特に購買意向の強いユーザーにアプローチしたい際はオーディエンスカテゴリーの購買意向のターゲティング設定をすると効果的です。
自動入札の機能変更
YDNでは自動入札機能を使用するためには15件のコンバージョンデータが必要でしたが、YDAでは、コンバージョンデータがなくでも自動入札機能が使用可能になりました。ただしコンバージョンデータがあると尚効果的と言われています。
視認範囲(ビューアブルベース)のフリークエンシーギャップ機能の追加
YDNでは、インプレッションベースだったため、ユーザーが広告を視認されなくても1回とカウントされてしまうケースがありましたが、YDAでは、視認範囲(ビューアブルベース)となっているためユーザーの視認された広告の未カウントがされるようになりました。
①インプレッションベース
インプレッションはその広告がユーザーに見られていない(スクロールしないと見れないところに広告が表示)の場合もインプレッションベースであれば1とカウントされてしまいます。
②視認範囲(ビューアブルベース)
ビューアブルべースでは、広告の50%以上の範囲が1秒以上連続して表示された場合に1とカウントされます。
また、フリークエンシーキャップ機能を設定することでユーザーの見えないところに表示されたインプレッションはカウントされずユーザーが広告を視認したインプレッション回数のみ配信されます。
リニューアルに基づいて、廃止された機能
リニューアルで運用の効率がみられる中、効率が悪いと判断した機能は廃止となっております。
①インフィードキャンペーンの廃止
YDAキャンペーンでは、インフィードキャンペーンでの配信ができなくなります。
今回は、ターゲティングの改善が行われたので、そこでインフィード面への配信も併せている点から廃止となりました。
②クリエイティブ単位での単価調整の廃止
YDAではアルゴリズムの変更で「キャンペーン目的に合わせた最適化」になったため、以前まで手動でクリエイティブ単位で調整ができなくなりました。細かく設定ができなくなって、成果が停滞するのではないかと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし機械学習自体が賢くなったので、クリエイティブ単価の調整をしなくても自動で最適化してくれるので、手動で入れる必要がなくなったとの認識でよろしいかと思います。
まとめ
今回は、YDNからYDAのリニューアルについてご紹介いたしました!
リニューアル前と後で大きく変更がありますので、押さえておくとよいと思います。
このように定期的に情報がアップデートされていきます。常に電波を張って最新情報をいち早く感知することで、無駄のない運用ができるにではないでしょうか。
当社では、ディスプレイ広告(GDN・YDA)やDSP広告含めWEB広告全般運用代行を行っておりますので、お気軽にご相談・お見積りのお問い合わせを頂ければと思います!
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。