【YDA】Yahoo!ディスプレイ広告のターゲティング全11種類を一挙ご紹介

2020年以降、WEB集客の重要性が高まってきております。

これからWEB集客の強化でディスプレイ広告を始めようとしている担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか。その中、ディスプレイ広告のターゲティング設定とは、テスト運用や新規顧客の質にも直結してくるのでしっかりと知識として入れていくと良いと思います。

前回のコラムではGDNのターゲティングについて詳しくご紹介いたしましたが、ディスプレイ広告の大手Yahoo!ディスプレイアド（旧YDN→YDA）のターゲティング全11種類を詳しくご紹介いたします。

【GDN】ディスプレイ広告のターゲティングの種類｜ターゲティングの活用方法など

Yahoo!ディスプレイアド（旧YDN→YDA）ターゲティングとは

Yahoo!ディスプレイネットワーク（旧YDN）が2020年からYahoo!ディスプレイアド（YDA）に呼び方が変わりました。今後YDAのアップデートで、管理画面や配信面などが大幅に変わっていく予定です。

運用広告には、ターゲティングという機能があります。ターゲティングとは、「条件を指定して広告の配信対象を絞ること」を言います。ターゲティング機能を強化することで、精度の高いターゲティングに繋がり質の高いユーザーを獲得することができます。

Yahoo!ディスプレイアド（旧YDN→YDA）のターゲティングの種類

YDAのターゲティングには、GDNのターゲティング同様で大きく２つのカテゴリーに分けられます。人（ユーザー）に対してのターゲティングと配信面（メディア）に対してのターゲティング。各カテゴリーの中に全11種類のターゲティングがあります。「どのようなターゲティングなのか」「どんな効果があるのか」などを一挙ご紹介いたします。

①人（ユーザー）に対してのターゲティング

広告を配信させる「人（ユーザー）」の属性・行動などを絞るターゲティングになります。

②配信面（メディア）に対してのターゲティング

広告を配信させる配信枠自体を絞るターゲティングになります。

「○○を扱っているサイトの配信枠」、「○○の検索キーワードに関連しているサイトの配信枠」

人（ユーザー）に対してのターゲティングの種類

主に６つの方法で、人に対してものターゲティングができます。

①年齢

広告を配信するユーザーの年齢層を設定し、対象ユーザーの年齢に絞り込んで広告配信ができるターゲティングになります。

「13歳から70歳以上」までターゲティングが可能。YDAでは、「推定」とういう絞り込みができるのですが、ユーザーの検索履歴や配信実績などの興味関心を基にした機械学習により、設定した年層であると推定されるユーザーのことです。

②性別

ユーザーの性別を設定し、性別で広告配信を絞り込むことができます。「男性」、「女性」、「不明」から選択。

「髭剃りや自動車」など男性がターゲットの商材であれば、性別を男性のみターゲティングをするとよいでしょう。

③地域

位置情報を基に指定した地域にいるユーザーのみに広告配信できます。地域は都道府県、市区町村で絞り込みができます。

来店目的や地域密着型などエリアを絞って広告配信を行いたいときは、とても重要な設定になります。

④デバイス

広告配信するデバイスを設定できます。デバイスは、パソコン・スマートフォン・タブレットで絞り込みができます。

OSは、全てのOS・Android・iOSともっと細かく絞り込みができます。

商材によって、成果が出やすいデバイスがあります。BtoBの場合、会社でパソコンを使うユーザーが多いので、パソコンで絞り込んでみたり、BtoCの場合、スマートフォンが成果出やすいなど。

⑤インタレストカテゴリー

インタレストカテゴリーとは、配信対象者の興味関心のあるカテゴリーを指定できるターゲティングです。

合計854種類の中から適切なカテゴリーを指定して広告配信をできます。「自動車」「求人」「スポーツ」「旅行&交通」「テクノロジー」など。

⑥サーチキーワード

設定したキーワードをYahoo!上で検索したユーザーに対して広告配信できるターゲティングです。

リスティング広告では、設定したキーワードで検索した際に、広告が配信されるのが基本ですが、ディスプレイ広告では、Yahoo!知恵袋やYahoo!ニュースなどのコンテンツを閲覧中に画像やテキスト、動画のクリエイティブで訴求ができるものです。

サーチキーワードのターゲティングでは、過去に検索したユーザーがキーワードにに合わせて、クリエイティブで広告配信されます。

ディスプレイ広告では、リスティング広告と比べると低いコストで配信できるので、認知拡大や高いクリック単価のキーワードで広告を出したい際は利用すると効果的です。

※注意点、サーチキーワードでは、どんなキーワードを競ってすることが可能というわけではなく、Yahoo!の中である程度のキーワードボリュームがあるものしか設定する事ができません。

⑦サイトリターゲティング

サイトリターゲティングとは、自社のサイトに一度でも訪れたことがあるユーザーに広告配信できるターゲティングです。GDNでいうとリマーケティングと同じターゲティング種類になります。

※注意点、自社のタグが埋まっているサイトのみの指定に限るので、他社サイトのサイトリマーケティングはできません。

⑧類似リスト・類似拡張

YDAでは、ユーザーリストの参考にして「類似ユーザーリスト」を紐づいて配信ができます。

類似拡張では、「指定したリストのユーザーと似た行動履歴をしている」ユーザーをYDAが配信してくれるターゲティングです。一度サイトに訪れているユーザーなので、質の高い顧客を獲得する事が出来ます。最終成果が伸びづらくなっている際は、サイトリマーケティングで改善してはいかがでしょうか。

⑨カスタムリスト

カスタムリストとは、広告運用者が保持しているユーザーデータ（メールアドレス、広告識別子）をＹＤＡにアップロードすることで、それらのユーザーに広告配信することができます。既存顧客に対して広告で訴求したい際など、カスタムリストを上手く利用することで、アプローチの幅が広がります。

配信面（メディア）に対してのターゲティングの種類

①サイトカテゴリーターゲティング

サイトカテゴリーとは、配信先サイトを各カテゴリーで指定して、そのサイトに配信ができるターゲティングになります。合計で277種類のカテゴリーの中から自由にカスタマイズし配信することができます。しかし、絞りすぎると配信量が減ってしまうので、絞りすぎには気を付けましょう。

②プレイスメント

プレイスメントとは、広告を配信するサイトを指定することができるターゲティングです。広告を配信したいサイトのドメインを設定することで、配信する事が出来ます。
YDAでは違法サイトなど意図しないサイトに配信されることも少なくないので、会社のブランド名を汚したくない際は、プレイスメントを利用すると良いでしょう。

ターゲティングの活用方法

上記の内容でターゲティングの種類については、ご理解いただけましたでしょうか。しかし、どのターゲティング設定をしたら良いか。どのように活用したらいいのかなど、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、運用経験がある業界を交えてご紹介できればと思います。

業界：EC（ギフト）

• 「リマーケティング・リマーケティング類似」～自社サイトにURLで設定。沖縄ギフトに興味があるユーザーになるため、リマーケティングを強化し、購入までの追い打ちをおこないます。
• 配信面ターゲティング「キーワード」～「地域」や「地域＋通販（ギフト）」を設定。登録キーワードに関連したサイトに配信できれば、ギフトに興味関心あるユーザーに配信可能になります。また、「プレースメント」で競合他社のサイトに配信することで、競合の見込みを自社に持ってこさせることができます。

Googleディスプレイネットワーク（GDN）とYahoo!ディスプレイアド（YDA）ターゲティングの違い

ＧＤＮとは大きな違いはないのですが、2点の違いがありますのでご紹介いたします。

1. YDAのサーチターゲティング→ＧＤＮでは、カスタムオーディエンスとしてターゲティングができます。
2. GDNの年齢ターゲティングは年齢の下限が18~24歳となっております。YDＡでは13歳～17歳にも広告を配信することができるため、中高生向けの商材を効率よく配信がすることができます。

まとめ

今回のブログでは、Yahoo!ディスプレイ広告（ＹＤＡ）の種類とGDNとYDAの違いについてご紹介いたしました。内容見ていただいて、以前ご紹介したGDNと比べて同じポイントも多かったのではないでしょうか。

YDAのターゲティングでは、大きく2つのカテゴリーに分けられ、その中でも細かくターゲティングの種類があります。ご紹介したターゲティングを強化することによって高精度なターゲティングをすることができ、質の良い見込み顧客を獲得することができます。

ターゲティングの種類が多く、覚えるのも大変だと思いますので、是非YDAを配信される際に色々なターゲティングを触ってみるのが一番覚えやすいと思います。ターゲティングを設定する上で、ディスプレイ広告を出す目的やユーザー層をしっかりと定めてから配信する必要があります。

Yahoo!広告の運用代行ならFORCLEへ

弊社では、リスティング広告運用代行やディスプレイ広告運用代行のWEB広告事業とバナー制作や動画制作などのデジタル制作事業もおこなっております。WEB周りのご相談・お問い合わせについて無料でおこなっております。まずはお気軽にお問合わせください。