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Yahoo!検索広告・ディスプレイ広告(YDA)A/Bテスト正しい活用方法

Yahoo!広告

  • 2022年11月12日
  • 2022年11月12日

今回の記事では「Yahoo!広告ABテストの活用方法」をご紹介いたします。

今まではYahoo!広告の管理画面上でABテストの機能はなかったのですが、今回のYahoo!広告のアップデートによってABテスト機能が追加されました。

Googleディスプレイ広告ABテストについては詳しくは以下のリンクから

ABテストとは

ABテストは、WEBマーケティングにおける重要な手法の一つです。コンバージョン率の最適化にABテストを活用することが効果的です。ABテストには複数広告の項目でテストすることができます。例えば、現在配信中の広告とテストをしたい内容の広告を設定してどちら広告が成果が良いかテストします。

ABテストが良く活用される項目は、以下の通りです。
・広告文
・キーワード
・ランディングページ(リンク先)

ABテストの重要性

ABテストはなぜやる必要があるのか。上記でご説明いたしましたが、ABテストは主に「コンバージョン率を最適化」を目的として活用いたします。ABテストを一定の期間おこなうことで、AパターンとBパターンどちらが効果出ているかが明確になります。ABテストをおこなわないと、マーケティング担当の予想だけで広告の設定を変えてしまいます。根拠がない予測だけで広告の運用改善をしてしまうと、最適化スピードが遅くなったり、逆に成果の悪化を招いてしまう可能性があります。コンバージョン率の最適化へ一番の近道をするにはABテスト欠かせないマーケティング手法になります。

Yahoo!広告【A/Bテスト機能】提供開始!

2022年10月のYahoo!広告アップデートによって、Yahoo!ディスプレイ広告でABテスト機能の提供がスタートされました。

ディスプレイ広告のABテストでは2つのキャンペーンを設定して、広告予算を均等になるよう配信をおこないます。

画像や広告テキストなどのクリエイティブや入札戦略などを比較するためのテストをおこない、広告の最適化に繋げることが可能です。

テスト期間:90日間

Yahoo!広告ヘルプ:
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30364411.html

Yahoo!広告【A/Bテスト機能】活用方法

実際にYahoo!広告のABテスト機能を効果的に活用する方法をご紹介いたします。

ABテストをおこなう前に、テスト設計を明確にしましょう。

  1. テストの目的整理
  2. 仮説と改善策の立案
  3. ABテストの実施

Yahoo!検索広告

①ABテスト期間は最低でも7日間は継続する

ABテストの期間が短すぎると決定的な情報が得られない可能性が高いため最低でも7日間はテストをおこなうと良いです。推奨は7日間、特定のABテストをおこないその7日間で効果が圧倒的差が出た場合、ABテストを終了しキャンペーンの最適化をおこなう。7日間で効果に少しの差しかなく決定力にかける場合は、ABテストを7日間延長します。このように7日間ごとにABテストをおこない有意な結果が得られたらその場で終了という流れが効果的です。

②訴求ポイント別に広告文を作成する

広告文でABテストをおこなう際は、訴求別に広告文を複数作成すると良いでしょう。広告主様のサービスによって大きく異なりますが、一般的な訴求項目は「品質」「価格」「スピード」「効果」などございます。その各訴求項目ごとに複数広告を作成し、ABテストで最もクリック率が高い訴求の広告文を精査して最適化をおこないます。

③タイトル(見出し)、説明文などの一部を変更してABテストする

上記②でテストをおこない、最も効果的な訴求の広告文が確認できましたら、もっと細かい部分でテストをおこなうと効果的です。広告文の構成はタイトル(見出し)と説明文と広告オプションとなっており、その一部を変更してABテストをおこないます。ABテストをおこなうことで広告テキストの最適化ができます。広告タイトル(見出し)の順番が違うだけでクリック率が大幅に変わったりするので、細かい部分もABテストで最適化する比津町があります。

※注意点∼③のテストをおこなう際は「タイトル(見出し)」「説明文」の項目ごとにテストおこなうようにしましょう。複数の項目をテストをするとどの影響で効果が上がっているのかが不透明になります。

Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)

①自動と手動の入札方法をテストする

入札方法は主に自動と手動で分けられます。自動入札は機械学習(AI)が自動的に学習してキーワードごとのクリック単価や広告文の見出しなどを最適化してくれます。手動入札は、自動入札とは逆で広告運用者がクリック単価やどの広告文を出すのかなど全て手動で行います。以前とは違って機械学習のレベルも上がっているので、基本的には自動入札が良いです。

②自動入札タイプのテストをする

自動入札の中に自動入札タイプが複数あります。「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」「コンバージョン単価の目標値」など。

自動入札タイプによって機械学習の動きが変わります。広告の目的・目標に合わせて自動入札を決めることが重要です。新規で広告を始める際は「クリック数の最大化」と「コンバージョン数の最大化」でABテストをしてみると良いでしょう。

③クリエイティブ別のテストをする

ディスプレイ広告は、画像を活用して広告を配信するのが特徴ではあります。そのためクリエイティブが広告の一番の武器になります。そのためクリエイティブを最適化することが広告の成果に直結します。

クリエイティブのABテストにはそれぞれ違う訴求の広告クリエイティブでテストしてみるとよろしいです。
例えば、「価格訴求のクリエイティブ」と「高品質重視のクリエイティブ」など。

まとめ

今回の記事では「Yahoo!広告のABテストについて」ご紹介いたしました。ABテストは数字的根拠を見つけるためには重要なテストになります。Yahoo!検索広告とYahoo!ディスプレイ広告ではABテストの項目が変わってきます。今回の記事を参考にYahoo!広告のABテストを積極的に行ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

平井 和貴

平井 和貴

株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。