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Yahoo広告の自動入札タイプ「ページ最上部掲載」広告の視認性を上げる戦略
Yahoo!広告
- 2025年4月28日
- 2025年4月20日

Yahoo!広告の「ページ最上部掲載」とは?
Yahoo!広告の「ページ最上部掲載」とは、検索結果ページの最上部に広告を表示させるための自動入札タイプです。
ユーザーがYahoo! JAPANでキーワード検索を行った際に、自然検索結果よりも上に広告が表示されるため、高い視認性とクリック率の向上が期待できます。
広告掲載位置はオークション形式で決定され、入札額や品質指標などの要素が影響します。
自動入札「ページ最上部掲載」のメリット
Yahoo!広告で「ページ最上部掲載」を選ぶ最大のメリットは、ユーザーの目に留まりやすく、クリック率の向上に繋がりやすいことです。
検索結果ページの上部に広告が表示されるため、他の広告やオーガニック検索結果よりも先にユーザーの目に触れます。そのため、ブランド認知度の向上や、ウェブサイトへのアクセス増加に貢献します。
また、「ページ最上部掲載」は、競合他社よりも優位な立場を築きやすいというメリットもあります。多くのユーザーは、検索結果の上部に表示された広告を信頼性の高いものと認識する傾向があります。
ユーザーの目に留まりやすい
「ページ最上部掲載」では、広告が検索結果ページの最上部に表示されるため、ユーザーが検索結果をスクロールダウンする前に広告を目にする可能性が高くなります。これは、他の掲載位置オプションと比較して大きな利点です。特に、情報収集の初期段階にあるユーザーに効果的にアプローチできます。
ユーザーは検索結果ページを上から下に見ていくため、最上部に表示された広告は自然と視界に入り、強い印象を与えます。
クリック率の向上
「ページ最上部掲載」は、他の掲載位置と比べてクリック率が高くなる傾向があります。これは、ユーザーの視線が集まりやすい位置に広告が表示されるためです。
クリック率の向上は、ウェブサイトへのトラフィック増加に直結し、コンバージョン(購入、資料請求など)の増加にも繋がります。
自動入札タイプ「ページ最上部掲載」の設定
Yahoo!広告の自動入札タイプ「ページ最上部掲載」を設定するには、Yahoo!広告の管理画面にログインし、キャンペーン設定画面を開きます。そこで、入札戦略タイプを「自動入札」に選択し、自動入札タイプの中から「ページ最上部掲載」を選びます。
「ページ最上部掲載」は、広告を検索結果ページの最上部に表示することを目指す自動入札戦略です。このタイプを選択すると、システムが自動的に最適な入札単価を調整し、広告を最上部に表示させようとします。そのため、手動で入札単価を設定する必要はありません。
入札価格調整率の設定
「ページ最上部掲載」では、入札価格調整率を設定することで、基本となる入札単価を調整できます。たとえば、特定のキーワードやターゲティングに対して、より積極的に最上部掲載を目指す場合は、入札価格調整率を上げることで、入札単価を引き上げることができます。
逆に、費用を抑えたい場合や、特定のキーワードやターゲティングでは最上部掲載にこだわらない場合は、入札価格調整率を下げることで、入札単価を抑制できます。
入札価格調整率 | 効果 |
---|---|
+100%~+900% | 入札単価を引き上げ、より積極的に最上部掲載を目指す |
-90%~-10% | 入札単価を抑制し、費用を抑える |
掲載順位の目標値の設定
「ページ最上部掲載」では、掲載順位の目標値を設定することはできません。この入札戦略は、常に最上部掲載を目標とするため、特定の順位を目指す設定は不要です。システムが自動的に最上部掲載に最適な入札単価を調整します。
ターゲティング設定
「ページ最上部掲載」を利用する際も、キーワードターゲティングや地域ターゲティングなど、他のターゲティング設定は通常通り行うことができます。これらの設定と組み合わせることで、より効果的な広告配信を実現できます。
例えば、特定のキーワードで最上部掲載を目指す場合、そのキーワードに絞って「ページ最上部掲載」の入札戦略を適用し、他のキーワードでは別の入札戦略を用いるといった使い分けが可能です。
デバイス別の設定
スマートフォン、パソコン、タブレットなど、デバイスごとに「ページ最上部掲載」の入札戦略を適用するか、別の入札戦略を用いるかを選択できます。デバイスごとの利用状況や特性に合わせて、最適な入札戦略を選択することで、広告効果を最大化できます。
キャンペーンの目標設定
「ページ最上部掲載」を利用する際は、キャンペーンの目標を明確に設定することが重要です。ウェブサイトへのアクセス増加、商品購入、資料請求など、キャンペーンの目的に合わせて適切な設定を行いましょう。コンバージョントラッキングを設定することで、広告の効果をより正確に測定し、改善に繋げることができます。
自動入札タイプ「ページ最上部掲載」の注意点
自動入札タイプ「ページ最上部掲載」は、多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点も存在します。
入札額が引き上げられる可能性がある
「ページ最上部掲載」は、常にオークションで最も高い入札額で競合しようとします。そのため、他の掲載位置オプションと比べて、入札額が自動的に引き上げられる可能性があります。特に、競合性の高いキーワードの場合、入札額が大幅に上昇し、予算を圧迫する可能性も考えられます。
入札額の上昇を抑えるためには、適切なキーワード選定と入札価格調整が重要です。ニッチなキーワードやロングテールキーワードを狙うことで、競合を避け、入札額の上昇を抑えることができます。また、定期的にキャンペーンのパフォーマンスをモニタリングし、必要に応じて入札価格調整を行うことで、予算内で効果的に運用することが可能です。
予算オーバーに注意しよう
入札額が自動的に引き上げられるため、設定した予算をオーバーしてしまう可能性があります。特に、キャンペーン開始直後や、需要が高まる時期などは、予算オーバーに陥りやすいので注意が必要です。
まとめ
今回の記事ではYahoo広告の自動入札タイプ「ページ最上部掲載」についてご紹介しました。
Yahoo!広告で「ページ最上部掲載」を目指すことは、広告の視認性を高め、クリック率やコンバージョン率の向上に繋がりやすいです。しかし、入札額が上昇し予算オーバーになる可能性もあるため、注意が必要です。
自動入札タイプ「ページ最上部掲載」を活用してブランディング向上を目指しましょう。
この記事を書いた人

平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。