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Yahoo広告の自動入札タイプ「コンバージョン価値の最大化」とは?効果的な戦略について
Yahoo!広告
- 2025年3月24日
- 2025年3月23日

Yahoo!広告の自動入札戦略「コンバージョン価値の最大化」とは?
Yahoo!広告の「コンバージョン価値の最大化」とは、AIを活用した自動入札戦略の一つです。設定したコンバージョンアクションにそれぞれ価値を割り当て、その合計値であるコンバージョン価値を最大化することを目的としています。広告配信における入札額を自動で調整することで、限られた予算内で最大の成果、つまりコンバージョン価値の最大化を目指します。手動で入札額を設定する手間を省きつつ、効率的な広告運用を実現できる点が大きなメリットです。
「コンバージョン価値の最大化」は、機械学習を用いて膨大なデータを分析し、最適な入札額をリアルタイムで決定します。ユーザーの検索キーワード、人口統計、アクセス時間帯、デバイスなど、様々な要素を考慮して入札額を調整することで、コンバージョン価値の最大化を図ります。複雑な計算や入札調整を自動で行ってくれるため、広告運用にかかる時間と労力を大幅に削減できるでしょう。
従来の手動入札との違い
従来の手動入札では、広告主がキーワードごとに入札価格を個別に設定する必要がありました。市場の動向や競合の状況を常に把握し、入札価格を調整していくのは非常に手間がかかります。また、経験や勘に頼った入札になりがちで、最適な入札価格を見つけるのは困難です。「コンバージョン価値の最大化」では、AIが自動で入札価格を最適化してくれるため、手動入札に比べて効率的かつ効果的な広告運用が可能になります。
AIによる自動最適化のメリット
「コンバージョン価値の最大化」では、AIが過去のデータやリアルタイムの状況を分析し、最適な入札額を自動で決定します。常に変化する市場の状況に柔軟に対応し、コンバージョン価値を最大化するための入札戦略を自動で実行してくれる点が大きなメリットです。また、AIは人間では気づきにくいパターンや相関関係を発見し、より効果的な入札を行うことができます。大量のデータを高速で処理できるAIを活用することで、精度の高い入札制御とコンバージョン価値の向上を実現できるでしょう。
さらに、「コンバージョン価値の最大化」は、学習を重ねることで精度が向上していきます。配信実績データが蓄積されるほど、AIはより適切な入札額を判断できるようになります。継続的に広告を配信することで、AIの学習効果が高まり、コンバージョン価値の最大化につながるのです。
「コンバージョン価値の最大化」の効果的な活用方法
「コンバージョン価値の最大化」を効果的に活用するためには、コンバージョン価値の設定、目標コンバージョン単価の設定、そしてターゲティング設定の最適化という3つのポイントを押さえることが重要です。
コンバージョン価値の設定
コンバージョン価値の最大化では、それぞれのコンバージョンアクションに適切な価値を割り当てることが非常に重要です。コンバージョン価値とは、各コンバージョンがビジネスにもたらす価値を数値化したものです。
コンバージョンアクションごとの価値設定の重要性
コンバージョンアクションごとに異なる価値を設定することで、ビジネス目標への貢献度に応じて広告配信を最適化できます。
例えば、ECサイトで「商品購入」と「会員登録」の2つのコンバージョンアクションを設定している場合、「商品購入」のコンバージョン価値を「会員登録」よりも高く設定することで、AIは商品購入につながる可能性の高いユーザーへの広告配信を優先します。すべてのコンバージョンアクションに同じ価値を設定してしまうと、AIはビジネスにとって本当に重要なコンバージョンを最大化することができません。そのため、各コンバージョンアクションの価値を適切に設定することが、コンバージョン価値の最大化を成功させるための重要なポイントとなります。
コンバージョンアクション | 価値設定例 | 設定理由 |
---|---|---|
資料請求 | 100円 | 見込み顧客獲得 |
商品購入(商品A) | 500円 | 商品Aの利益額 |
商品購入(商品B) | 1000円 | 商品Bの利益額 |
電話問い合わせ | 300円 | 成約率の高い問い合わせ |
ターゲティング設定の最適化
コンバージョン価値の最大化の効果を最大限に引き出すためには、ターゲティング設定の最適化も重要です。ターゲティング設定を細かく調整することで、より精度の高い広告配信を実現し、コンバージョン価値の向上に繋げることができます。
キーワードターゲティング
キーワードターゲティングでは、広告を表示させたいキーワードを指定します。関連性の高いキーワードを網羅的に設定することで、より多くの潜在顧客に広告を届けることができます。キーワードの選定には、検索クエリレポートを活用し、ユーザーが実際にどのようなキーワードで検索しているかを分析することが重要です。
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デモグラフィックターゲティング
年齢や性別などのユーザー属性情報に基づいてターゲティングを行うことができます。例えば、特定の年齢層や性別に絞って広告配信を行うことで、より効率的にターゲットユーザーにリーチすることができます。
プレイスメント
プレイスメントとは、広告を表示させる場所を指定する機能です。特定のウェブサイトやアプリに絞って広告配信を行うことで、より効果的にターゲットユーザーにアプローチできます。例えば、特定のジャンルのウェブサイトに広告を掲載することで、そのジャンルに興味を持つユーザーに広告を届けることができます。
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「コンバージョン価値の最大化」導入時の注意点
Yahoo!広告の自動入札戦略「コンバージョン価値の最大化」は、AIによってコンバージョンの価値を最大化するように自動で入札額を調整してくれる便利な機能です。しかし、導入にあたってはいくつかの注意点があります。これらの注意点を理解せずに利用すると、期待する成果が得られない可能性があります。
必ずコンバージョン設定をする
「コンバージョン価値の最大化」を利用するには、コンバージョンの設定が必須です。コンバージョン設定を行っていない場合、AIが何を基準に最適化すれば良いのか判断できず、効果的な入札調整ができません。コンバージョン設定では、ウェブサイト上での購入完了、資料請求完了、お問い合わせ完了など、ビジネスにとって重要なアクションをコンバージョンとして設定します。
完全ガイド:Yahoo!広告のコンバージョン測定タグの設置方法と確認方法
1日の予算を注意する
「コンバージョン価値の最大化」は、設定した予算内でコンバージョンの価値を最大化しようとします。そのため、予算が少なすぎると、十分な学習データが得られず、最適な入札単価を見つけられない可能性があります。また、予算を使い切ってしまう可能性もあるため、予算設定は慎重に行う必要があります。
ポートフォリオ入札設定ができない
「コンバージョン価値の最大化」では、ポートフォリオ入札戦略を設定できません。ポートフォリオ入札戦略とは、複数のキャンペーンをまとめて管理し、全体としての目標達成を目指す入札戦略です。もしポートフォリオ入札戦略を利用したい場合は、「コンバージョン価値の最大化」以外の自動入札戦略、もしくは手動入札戦略を選択する必要があります。それぞれのキャンペーンに個別に「コンバージョン価値の最大化」を設定することは可能です。
【Yahoo広告利用者必見】ポートフォリオ入札設定とは。導入メリットと設定方法
入札価格調整率を設定できない
「コンバージョン価値の最大化」では、入札価格調整率を設定できません。入札価格調整率とは、デバイス、地域、時間帯など特定のセグメントに対して入札単価を調整する機能です。AIが自動で最適な入札単価を調整するため、手動での調整は不要とされています。
まとめ
Yahoo!広告の自動入札戦略「コンバージョン価値の最大化」は、AIを活用してコンバージョンの価値を最大化するように自動で入札単価を調整する機能です。手動入札と比べ、工数削減と成果向上の両立を実現できる点が大きなメリットです。
他の自動入札戦略である「コンバージョン数の最大化」「クリック数の最大化」「目標コンバージョン単価制約付きコンバージョン数の最大化」と比較検討し、自社のビジネス目標に最適な戦略を選択しましょう。コンバージョン価値の最大化は、費用対効果の高い広告運用を実現することができます。
この記事を書いた人

平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。