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GTMでYahoo検索広告のコンバージョン測定をするための方法
Yahoo!広告
- 2025年4月16日
- 2025年4月13日

Yahoo!検索広告のタグについて
Yahoo!検索広告のタグは、広告運用の効果を正確に把握するための仕組みとして設計されています。各種のユーザーアクションが発生したタイミングで、広告のパフォーマンスを測定できるようにする重要な仕組みです。
計測可能なコンバージョンアクション
Yahoo!検索広告のタグを導入することで、ユーザーがWebサイト上で実施する複数のアクションを追跡できます。具体的なアクションとしては、クリック、問い合わせフォームの送信、電話発信、特定ページへの到達などが挙げられます。
下記の表は、代表的なコンバージョンアクションとその説明を整理したものです。
コンバージョンアクション | 説明 |
---|---|
クリック | 広告表示後にユーザーがリンクをクリックし、Webサイトへ誘導される動作 |
フォーム送信 | お問い合わせや申し込みフォームの入力完了によるアクション |
電話発信 | 広告経由で表示された電話番号から発信された場合のアクション |
特定ページ到達 | サンクスページなど、設定された特定のページへのアクセス |
計測可能なコンバージョン種類
Yahoo!検索広告のタグでは、各アクションに応じた複数のコンバージョン種類を計測することが可能です。各種類ごとに計測対象が異なり、キャンペーンの目的に合わせた設定が行われます。
コンバージョン種類 | 説明 |
---|---|
ウェブサイトコンバージョン | ユーザーがサイト内のフォーム送信やページ到達など、明示的なアクションを起こした場合の計測 |
電話コンバージョン | 広告表示後にユーザーが電話を発信し、問い合わせを行った場合の計測 |
アプリ内コンバージョン | Yahoo!広告と連携したアプリ内アクションの計測(アプリ連携を実施している場合) |
GTMを利用したコンバージョン測定設定手順
Yahoo広告タグの発行方法
まず、Yahoo!広告の管理画面にログインし、対象のキャンペーンもしくは広告グループを選択してください。管理画面内のコンバージョン計測セクションに移動すると、専用の広告タグが発行できる画面が表示されます。ここでは、広告効果の正確な把握を実現するためのタグを取得します。
タグ発行手順は以下の通りです。
手順 | 詳細説明 |
---|---|
ログイン | Yahoo!広告の管理画面にアクセスし、ユーザー認証を完了させます。 |
キャンペーン選択 | コンバージョンを測定したいキャンペーンもしくは広告グループを選びます。 |
タグ発行画面へ移動 | コンバージョン設定メニューから「タグ発行」もしくは「計測用タグ」の項目を選択します。 |
タグ内容の確認 | 発行されるタグコードの内容を確認し、正確なコードのコピーを行います。 |
この手順により、Yahoo!広告に対応したコンバージョン計測タグを手元に準備できるため、次のステップで正しい設置が可能になります。
GTM(Googleタグマネージャー)へのタグ設置方法
Yahoo!広告から発行したタグをGTMで運用するためには、まずGTMの管理画面にログインし、対象のコンテナを選択します。タグ管理の効率化を実現するために、以下の手順でタグの設置を進めます。
手順 | 実施内容 |
---|---|
新規タグの作成 | 「新規タグ」ボタンをクリックし、タグ名に分かりやすい名称を入力します。 |
タグタイプの選択 | タグ設定で「カスタムHTML」を選び、Yahoo!広告からコピーしたタグコードを貼り付けます。 |
トリガーの設定 | ページ全体または特定のコンバージョン発生箇所に合わせたトリガーを設定し、タグが正しく発火するように指定します。 |
テスト実行 | プレビュー機能を利用して、タグが期待通りに動作しているか確認します。正確な動作確認が重要です。 |
以上の流れで、GTM上にYahoo!広告タグを正しく設置することができます。タグが正しく発火することを念入りにチェックすることで、無駄なエラー発生を防ぐことができます。
コンバージョン設定の手順
GTMへのタグ設置が完了した後は、コンバージョンの測定が正しく行われるように設定を行います。ここではコンバージョン計測の窓口となるページやイベントに合わせた設定方法について解説します。
具体的なコンバージョン設定の手順は、以下の表にまとめた内容を参考にしてください。
設定項目 | 詳細内容 |
---|---|
イベントトリガーの作成 | コンバージョンが発生するタイミング(例:フォーム送信完了、決済完了ページの表示など)に合わせたトリガーを設定します。 |
変数の設定 | イベント発火に必要な情報(例:ページURL、クリック要素のIDなど)を変数として定義します。 |
タグの連携確認 | Yahoo!広告タグが設定したトリガーに基づき正しく発火するか、プレビュー機能を利用して検証します。確実な検証が求められます。 |
テスト環境での動作確認 | 実際のユーザー動作を模したシナリオで、コンバージョンが記録されるかどうか確認します。 |
また、GTMのワークスペース内で「バージョンの公開」を行う前に、すべてのタグやトリガーの動作をしっかりと検証し、正しい計測情報が得られることを重ねて確認してください。
完全ガイド:Yahoo!広告のコンバージョン測定タグの設置方法と確認方法
実装するためのポイント・注意点
事前準備と環境確認
実装に着手する前に、Yahoo広告およびGoogleタグマネージャー(GTM)の各管理画面にログインし、最新の設定情報が整っているかどうかを確認してください。アカウント情報や識別子(ID)の誤りがないこと、また対象ページの構造や動的要素が正しく反映されるよう事前にチェックすることが重要です。
さらに、対象となるウェブサイトのドメインやページ構成を把握し、設定が反映される範囲を明確にしておくことで、実装後のテスト作業をスムーズに行うことができます。
タグ配置の正確性と設置ポイント
正確なコンバージョン計測を実施するため、タグの設置場所や配置順序には細心の注意を払う必要があります。特に、ページの読み込みタイミングや、他のスクリプトとの干渉の回避を意識してください。
誤った位置にタグを配置すると、発火のタイミングがずれたり、重複計測が発生する可能性があるため、実装前に各ページのDOM構造や設置ルールを確認し、正確な実装を実施することが求められます。
実装後のテストと検証手順
タグ設置後は、必ず検証ツールを利用して動作確認を行ってください。GTMのプレビュー機能や、ブラウザのデベロッパーツールを活用し、各タグが正しく発火しているか、送信される計測データに誤りがないかを確認することがポイントです。
テスト環境を用いて実際の動作を検証することで、サイト公開後の予期しないトラブルを未然に防ぐことが可能となります。
まとめ
本記事では、Googleタグマネージャーを活用したYahoo!検索広告のコンバージョン計測方法について、タグ発行から計測設定、注意点まで具体的な手順を解説しました。
設定の各ステップを正確に実施することで、広告効果の正確な分析と改善が期待でき、運用効率の向上に直結します。
この記事を書いた人

平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。