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【Microsoft広告のDSA(動的検索広告)設定方法】活用するメリットを解説

Microsoft広告

  • 2024年9月28日
  • 2024年9月23日

DSA(動的検索広告)とは、自社サイトのページ内テキストを読み込み、関連する語句をユーザーが検索した場合に、自動でリスティング広告を配信できる機能です。

ページが多いECサイトやテキスト量の多いページから新しいキーワードを発見したいサイトにとって効果的な手法です。

Microsoft広告では、このDSA(動的検索広告)がすでに実装され、広告配信ができるようになっています。

今回の記事では「Microsoft広告におけるDSA(動的検索広告)の基本から設定方法、さらには活用する際のメリットや注意点」までを詳しく解説します。

DSAの設定手順を段階的に理解することで、想定外のキーワードを効果的に発見し、広告費用の効率化を実現していく戦略を開始していきましょう。

また、Google広告をすでに開始している方はインポート機能を活用することで瞬時に動的検索広告がスタートできます。

Microsoft広告のDSA(動的検索広告)とは

Microsoft広告のDSA(動的検索広告)とは、広告主が特定のキーワードやターゲティングを設定することなく、Microsoftの検索エンジンがWebサイトのコンテンツを基に関連性の高い検索クエリに自動で広告を配信する仕組みです。

動的検索広告によって、ユーザーが入力する多様な検索語句に柔軟に対応することが可能となります。

【DSAの仕組みと特徴】

特徴詳細
キーワード選定不要広告主自身でキーワードを設定する必要がないため、新たな検索語句の機会を逃しません。
動的ターゲティングWebサイトのコンテンツを自動分析し、最適なターゲティングを行います。
簡易広告作成広告見出しはMicrosoftが自動生成し、すぐにキャンペーンを開始できます。
広告の関連性向上ユーザーの検索意図に基づき、関連性の高い広告を表示することで、クリック率や転送率の向上が期待できます。

DSAは特に、サイト上の幅広い商品やサービスをカバーしたい企業におすすめです。

また、キーワードリサーチの手間を省きつつ、予想外のクエリからも高い広告効果を発揮することが期待されます。

Microsoft広告のDSA(動的検索広告)の設定方法

Microsoft広告のDSAを利用することで、より効率的に広告キャンペーンを展開することが可能です。

以下で、DSA(動的検索広告)の設定方法について詳しく解説します。

管理画面から検索キャンペーンを作成する

まず、Microsoft広告の管理画面にログインし、新しい検索キャンペーンを作成します。

キャンペーン作成の際には、目的に応じたターゲットを明確にし、広告の配信地域や予算を設定してください。

検索キャンペーンの設定から「動的検索広告を有効にする」をチェック

Microsoft広告 dsa

次に、キャンペーン設定画面で「動的検索広告を有効にする」オプションを選択します。

有効にすることでDSAが動作するために必要な基本設定が完了します。

ターゲティングソースを選択

Microsoft広告 dsa

現在のニーズに最も適したターゲティングソースを選択します。

Microsoft広告が最適な広告表示を行うためのベースが決まります。

各自のWebサイトのBingインデックスを使用

自身のWebサイトのBingインデックスを使用することで、既にBingにインデックスされたページが対象となります。

潜在的な顧客にリーチしやすくなります。

※ウェブサイトURLを設定するだけで完了となります。

マイページフィードからのURLのみを使用

マイページフィードのURLのみを使用するオプションでは、カスタムフィードによる細かなコントロールが可能になります。

特定の商品ページをターゲットにするなどの詳細な戦略はマイページフィードのURL設定がおすすめです。

※ページフィードの準備と管理画面へのアップロードが必要となります。

自身のWebサイトのBingインデックスと自身のページフィードの両方のURLを使用

両方のソースを使用することで、より多くのデータに基づいた柔軟な広告運用が可能です。

ページの更新や新規商品を即座に反映させやすくなります。

※ページフィードの準備と管理画面へのアップロードが必要となります。

検索キャンペーンの設定を保存する

選択した設定をよく確認したら、必ず保存ボタンをクリックして設定内容を保存してください。

広告グループの作成で種類を「ダイナミック」に変更して作成

Microsoft広告 dsa

最後に、広告グループ作成時に「ダイナミック」を選択して新しい広告グループを作成します。

広告文の設定完了後、審査を経て動的検索広告が稼働し始め、設定した条件に基づいた広告が配信されます。

以上の手順でMicrosoft広告のDSA設定は完了できます。

設定は簡単な作業なので、比較的すぐにスタートが可能です。

Microsoft広告のDSA(動的検索広告)を活用するメリット

ここでは「Microsoft広告のDSA(動的検索広告)を活用するメリット」について詳しく解説します。

想定していない新しいキーワードの発見ができる

Microsoft広告のDSAを活用することで、ビジネスが何を提供しているかに基づいて新しいキーワードが自動的に発見されます。

検索意図に合致した広告を表示する可能性が高まり、ニッチなキーワードを捕らえることができます。

  • 既存の広告では取りこぼしていた潜在的なユーザーにリーチ可能。
  • ビジネスのコンテンツに基づいた新しいキーワードのトラフィックを得られる。

拾いきれない検索語句をカバーできる

動的検索広告は、特定のキーワードに依存しないため、従来のキーワードターゲティングでは逃していた検索語句に対しても広告を表示します。

カバー範囲が広がり、無駄なく広告配信が可能です。

  • キーワードリサーチの時間と手間を削減。
  • 長尾キーワードについても十分にカバー可能。

クリック単価が低くコストを抑えやすい

通常の検索広告と比較して、DSAはクリック単価を抑えやすい特徴があります。

広告予算を効果的に活用しつつ、より多くのユーザーにリーチすることができます。

Microsoft広告のDSA(動的検索広告)を使用する際の注意点

Microsoft広告のDSA(動的検索広告)はメリットが多いですが、注意すべき点もいくつかあります。

事前に注意したい点をまとめましたのでご覧ください。

関連性の低いページは必ず除外ターゲット設定しよう

Microsoft広告のDSAを使用する際、関連性の低いページが表示されると、無駄なクリックが発生してしまう可能性があります。

そのため、不要なページを事前に除外ターゲットとして設定し、コストの最適化を図りましょう。

Google広告と比較すると無駄な検索語句が多い現状あり

DSAにおいては、Google広告と比較して無駄な検索語句が表示されることが多々あるため、慎重なキーワード・ページ管理が必要です。

定期的な検索クエリのチェックで、適宜無駄な語句を除外することで、効率的な広告運用を心掛けましょう。

ページ数が少ないと機能しにくい

DSAでは、Webサイトのページ数が少ない場合、ターゲットとして利用できるキーワードが限られ、適切なリーチが難しくなることがあります。

サイトのコンテンツを増やし、新しいコンテンツを定期的に追加することで、より効果的に利用できます。

ページ内テキスト量が少ないと機能しにくい

また、ページ内のテキスト量が少ないと、DSAのアルゴリズムが適切な広告を生成するための情報が不足することがあります。

ページ内のテキストは、できるだけ詳しく、適切なキーワードを含む形で用意することが重要です。

 

注意点対応策
関連性のないページの除外関連性の低いページを除外ターゲットとして設定
無駄な検索語句の管理定期的な検索クエリの管理と無駄な語句の除外
ページ数が少ないサイトコンテンツの充実と定期的な更新
ページ内テキスト不足詳細なテキストとキーワードの適切な使用

Microsoft広告のDSA(動的検索広告)についてのまとめ

Microsoft広告のDSAは、動的に生成された広告を使用して、新たなキーワードを自動的に発見し、通常の広告では拾いきれない検索語句をカバーする便利な手段です。

また、クリック単価を低く抑えることができるため、コストパフォーマンスが良いというメリットがあります。

しかし、関連性の低いページを除外したり、ページ数やテキスト量が十分でない場合には効果が低下する可能性があります。

リスティング広告と併用して使用することで、確実に表示させたいキーワードをおさえながら、DSAで拾いきれないキーワードを安く拾い上げる戦略を組むことで、よりパフォーマンスの高い検索広告の配信が可能となります。

Microsoft広告でまだDSAをスタートしていない企業の方は、ぜひこの機会にテストしてみるのはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

FORCLE編集部

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