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Meta(instagram/Facebook)広告でコメント禁止にはできない
冒頭でも触れたように現在、Meta広告ではコメント自体をオフにする機能はありません。
Metaの広告プラットフォームは、FacebookおよびInstagramにおいて広告投稿に対するコメントを完全に禁止する機能の提供をしていないということになります。
これは、ユーザーエンゲージメントの促進と透明性を保つためのポリシーに基づいています。
つまり、広告主は特定の広告投稿に対してコメントをオフにしたり、完全に非表示にすることはできません。代わりに、ユーザーが投稿するコメントを管理する方法はいくつかあります。
- コメントの非表示
- コメントの削除
- 特定ユーザーの投稿制限
次のセクションでは、これらの具体的な方法について詳しく説明します。
Meta(instagram/Facebook)広告でコメントを非表示・削除することは可能
現在Meta広告では、ついてしまったネガティブコメントを非表示・削除する設定があります。
コメントオフ(非表示)にする方法
Meta広告のコメントを非表示にするには、Facebookの設定方法があります。
Facebookでコメントを非表示にする方法
- Facebookビジネスマネージャにアクセスします。
- 対象の広告を選択します。
- 「Facebook投稿(コメント付き)」から、該当コメントを見つけます。
- 広告の編集画面に移動し、「・・・」マークをクリックし、「コメントを非表示にする」または「削除」を選択します。
- 保存して更新します。
コメントを削除する方法
次に、ネガティブなコメントや不適切なコメントを削除する方法です。こちらも非表示と設定箇所は同様です。
Facebookでのコメント削除方法
- Facebookビジネスマネージャにアクセスします。
- 対象の広告を選択します。
- 「Facebook投稿(コメント付き)」から、該当コメントを見つけます。
- 広告の編集画面に移動し、「・・・」マークをクリックし、「コメントを非表示にする」または「削除」を選択します。
- 保存して更新します。
コメントをつけたユーザーのブロックは不可
一部のユーザーは、不適切なコメントをつけたユーザーをブロックすることが有効だと考えますが、Metaの広告では直接的にユーザーをブロックすることはできません。そのため、迅速にコメントを非表示または削除して対応することが重要です。
Instagram広告では現在コメントの非表示ができない
現状Instagram広告ではコメントの非表示・削除ができない仕様となっておりますので注意が必要です。
Instagram広告についてはなるべくネガティブなアンチコメントがつかないようにターゲットやフリークエンシー、クリエイティブの設定に注意しましょう。
ネガティブコメントはMeta(instagram/Facebook)広告で不利になる?
ネガティブコメントはMeta広告のパフォーマンスに少なからず影響があります。
実際にどのような影響があるのか、下記で幾つか紹介したいと思います。
ネガティブコメントの影響
Meta広告でネガティブコメントが増えると、広告のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。ユーザーは他のユーザーのコメントを参考にし、その意見に影響されるため、ネガティブなフィードバックが多い場合はクリック率(CTR)やコンバージョン率が低下することがあります。
ブランドイメージへのダメージ
ネガティブコメントが多いと、ブランドのイメージが損なわれることも考えられます。特に新しいユーザーや潜在顧客にとって、一度形成されたネガティブな印象を覆すのは非常に難しいです。ネガティブコメントは広告だけでなく、ブランド全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
広告評価の低下
プラットフォームのアルゴリズムもネガティブコメントを考慮に入れることがあります。例えば、広告に対するユーザーのエンゲージメントが悪い場合、アルゴリズムはその広告を他のユーザーに表示しにくくする可能性があります。その結果、広告の露出が減り、広告費の効率が悪くなる可能性があります。
コメント管理の重要性
これらの理由から、広告主はコメント管理に力を入れる必要があります。ネガティブコメントに迅速に対応し、それらを削除または非表示にすることは広告の効果を最大化するための重要な戦略です。
顧客とのコミュニケーション
ネガティブコメントをうまく処理することで、顧客とのコミュニケーションが改善される可能性もあります。適切な対応を行うことで、顧客は自分の意見が尊重されたと感じ、ブランドに対する信頼感が増すことが期待できます。
上記のようにネガティブコメントはあらゆる点でデメリットにつながる影響がありますので、まずはできる限りアンチコメントがつかないようにする点を心がけましょう。
またついてしまったときは早急に対処することが重要です。
Meta(instagram/Facebook)広告でコメントの確認方法
Meta広告プラットフォームを活用する際、広告に対するコメントの確認は非常に重要です。以下の手順でコメントを確認することができます。
Facebook広告の場合
Facebook広告のコメントを確認するためには、以下の手順を実行します。
- Facebookにログインし、ページの管理者として広告管理画面にアクセスします。
- 広告管理画面上で、列をプリセットの[エンゲージメント]を選択するとコメントが確認できます
- 広告タブで、「投稿へのコメント」がある広告の「編集」をクリックします。
- 「シェア」をクリックし、「Facebook投稿(コメント付き)」をクリックします
- コメントの内容が確認できます。
Instagram広告の場合
Instagram広告のコメントを確認するためには、以下の手順を実行します。
- Instagramにログインし、ページの管理者として広告管理画面にアクセスします。
- 広告管理画面上で、列をプリセットの[エンゲージメント]を選択するとコメントが確認できます
- 広告タブで、「投稿へのコメント」がある広告の「編集」をクリックします。
- 「シェア」をクリックし、「Instagram投稿(コメント付き)」をクリックします
- コメントの内容が確認できます。
コメントを管理するための追加のヒント
コメントを効率的に管理するために、以下のヒントを参考にしてください。
- タイムリーにコメントを確認することで、早期に対応できます。
- ポジティブなコメントには感謝の返信をすることで、良好な関係を築けます。
- ネガティブなコメントには冷静に対応し、必要ならば削除します。
これらの方法とヒントを用いることで、Meta広告プラットフォーム上でのコメント管理を効率的に行うことができます。
Meta(instagram/Facebook)広告でネガティブコメントがつかないようにするコツ
フリークエンシーキャップを設定する
Meta広告の設定でフリークエンシーキャップを利用することは、同じユーザーに対して広告が過剰に表示されるのを防ぐ方法です。これによりユーザーが広告に対してネガティブな感情を持つリスクを低減し、ネガティブコメントを避けることが可能です。
項目 | 説明 |
---|---|
設定場所 | 広告セットの設定内 |
効果 | 広告の過剰表示を防止 |
推奨頻度 | 週に1-2回程度 |
炎上しやすいようなコンテンツを投稿しない
広告の内容自体が炎上しやすい内容でないことが重要です。炎上しやすいトピックや感情的な反応を引き起こすようなコンテンツを避けることで、ネガティブコメントの発生を抑えることができます。
- 政治や宗教に関するトピックは避ける
- 過度に挑発的な表現や画像は使用しない
- 社会的な問題に敏感なコンテンツは控える
アンチコメントはすぐに対処する
もしネガティブコメントがついた場合、速やかにそれに対して対処することが重要です。
- 冷静に対応し、誠実な対応を心がける
- 可能であれば、エスカレートしないよう非公開メッセージで対応する
- 特定の問題についてはコメントを非表示にするか、削除することも検討
適切な対応を続けることで、ブランドの信頼性を高め、他のユーザーからの支持も得ることができます。
ネガティブコメントを意識しすぎないのも大切
広告の配信設計を行う際に、ネガティブにならない広告を意識するのは1つのポイントですが、重要視しすぎてしまうのも本末転倒です。
ユーザーにとって魅力・メリットのある広告は価値がありますので、ネガティブになりにくいものです。
まずはターゲットとしているユーザーにいかにメリットを感じさせることができるか、このポイントがコンバージョンの促進にもつながってきます。
あまりネガティブコメントのみに意識を取られないようにすることも大切です。
ネガティブコメントの影響を過大評価しない
ネガティブコメントがつくと気になるのは当然ですが、それに対して過剰に反応しないことが重要です。
全てのコメントを一つ一つ気にしていたら、精神的に疲弊してしまいます。
ポジティブなコメントを重視する
ネガティブコメントに集中するのではなく、ポジティブなコメントやフィードバックを大切にしましょう。
自身やチームのモチベーションを保つことができます。
ネガティブコメントも改善の糧とする
ネガティブコメントは一方的な攻撃と捉えず、建設的な意見として受け止めることが大切です。
適切なフィードバックを受け取ることで、サービスや製品の改善につながることもあります。
コメント全体を俯瞰して見る
全体のコメントの中でネガティブな意見が占める割合を見てみましょう。
通常、ポジティブなコメントの方が多いことが大半です。これにより、ネガティブコメントの影響を相対的に小さく感じることができます。
専門家のアドバイスを受ける
必要に応じて、ソーシャルメディアやマーケティングの専門家にアドバイスを求めるのも良い方法です。
彼らの経験と知識を活用することで、迅速かつ効果的な対策を講じることができます。
- ネガティブコメントに動揺しない
- ポジティブコメントを重視する
- 改善の糧と考える
- 全体のコメントを俯瞰する
- 専門家のアドバイスを大切にする
これらのポイントを押さえることで、ネガティブコメントに悩むことなく、効果的にMeta広告の運用を続けることができます。
Meta(instagram/Facebook)広告のコメントオフ(非表示)にする方法まとめ
MetaのInstagramやFacebook広告では、コメントを完全にオフにすることはできませんが、特定のコメントを非表示にしたり削除したりすることは可能です。
具体的には、広告の設定画面から特定のキーワードを含むコメントを自動で非表示にする機能や、手動でコメントを削除するオプションがあります。
また、コメントを投稿したユーザーをブロックすることはできません。ネガティブコメントが広告の効果に影響を与える可能性があるので、コメントの管理は重要です。
炎上しやすいコンテンツを避け、フリークエンシーキャップを設定することで、ネガティブコメントを最小限に抑える工夫も効果的ではありますので、今回の記事を参考にコメントの部分にも1つ着目してみてはいかがでしょうか。