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Meta(Instagram・Facebook広告)リンククリックとクリック(すべて)、ランディングページビューの違いを解説

facebook広告

Instagram広告

Meta広告

  • 2024年11月6日
  • 2024年11月6日

Meta(Instagram・Facebook広告)の指標には、類似している指標があります。

その中でも間違えてしまうとパフォーマンスの計測に影響が大きい指標が、下記の3つの違いです。

  • クリック(すべて)
  • リンククリック
  • ランディングページビュー

3つの指標は似ているようで明確に異なりますので、注意が必要です。

今回の記事では「クリック(すべて)」、「リンククリック」、そして「ランディングページビュー」の違いを詳しく解説します。

3つの指標の明確な違いを理解することで、広告の効果を高めるために、どの指標を意識すれば良いかを判断することができます。

Meta広告の最適化に向けて、重要なポイントの1つですので、ぜひ今回の記事でおさえておきましょう!

Facebook広告の運用代行

Instagram広告の運用代行

Meta広告の「クリック(すべて)」とは

「クリック(すべて)」は、広告に対するユーザーの多様なインタラクションを含めた総合的な指標です。

FacebookやInstagramを活用する多くの広告主が、クリック(すべて)=クリック数であると誤った知識で運用してしまっているケースが多いです。

実際には、「クリック(すべて)」はリンククリックのみならず非常に幅広い範囲までの総数であるため、注意が必要です。

下記でクリック(すべて)に含まれるすべての要素を解説します。

リンククリック

リンククリックは、広告上で指定されたリンクがユーザーによってクリックされた回数を示す重要な指標です。

リンククリックはあくまでリンクがクリックされた合計数を指します。

いいね!、コメント、シェアの投稿

広告に対するユーザーの反応として、FacebookやInstagram上でのいいね!、コメント、シェアといったアクションが挙げられます。

これらのアクションは主にソーシャルエンゲージメントを示しており、広告がどの程度ユーザーの興味を惹きつけたか、そして共同体内でどのように広がっていくかを測る大切な指標です。

クリック(すべて)にはエンゲージメントの総数も含まれます。

FacebookページやInstagramプロフィールのクリック

クリック(すべて)には、ユーザーが広告を通じて企業のFacebookページやInstagramプロフィールを訪れるクリックも含まれています。

この種類のクリックは、関心を持ったユーザーをさらに深いエンゲージメントやファン化へと導く可能性があります

ブランドや企業が提供する情報がユーザーに対して魅力的であるかどうかを分析するための直接的な指標として役立ちます。

写真や動画をフルスクリーンに拡大して表示するためのクリック

広告内の魅力的なビジュアルがユーザーの注意を引いた場合、写真や動画をフルスクリーンで表示させるクリックもクリック(すべて)には含まれます。

広告クリエイティブの訴求力を評価するための指標として用いることができ、ビジュアルを通じてブランドメッセージを効果的に届けるかどうかを測る要素となるでしょう。

上記の通り、クリック(すべて)は単純にLPへアクセスした総数ではなく、様々なクリックポイントの合計数であるという点に注意しましょう。

Meta広告の「リンククリック」とは

Meta広告における「リンククリック」は、ユーザーが広告の特定のリンクをクリックした回数を意味します。

リンククリックは、広告が設定された目的地へ実際にユーザーを誘導する際の効果を測るために使用されます。

クリック数が多い場合、広告クリエイティブやメッセージがユーザーに響いている可能性が高いです。

リンククリックは、広告上のリンクがクリックされた回数

広告上のリンククリックは、ユーザーが広告内のリンクをクリックした際の総クリック数です。

リンククリック数の多さが必ずしも目的地のページが表示されていることを意味しないことを覚えておくことが重要です。

Meta広告の「ランディングページビュー」とは

Meta広告での「ランディングページビュー」は、ユーザーが広告をクリックし、その後に遷移したランディングページが完全に読み込まれた回数を指します。

ランディングページビューの指標は単なるクリックだけではなく、コンテンツに実際にアクセスしたことを確認するものであり、広告がどれだけ効果的かを測る上で重要な要素です。

遷移先ランディングページが完全に読み込まれた回数

「ランディングページビュー」は、ユーザーがリンクをクリックした後、目的とするページが完全に表示された時点でのみカウントされます。

単にクリック数に依存するのではなく、実際の訪問に基づいたデータを用いて広告の効果を測定することが可能となっています。

例えば、一つの広告キャンペーンで1000回のリンククリックがあったとしても、そのうち800回のランディングページビューが記録された場合、ユーザーがしっかりと情報を閲覧したことになります。

一番獲得に近いのは「ランディングページビュー」

広告の目的がコンバージョンである場合、「ランディングページビュー」は信頼できる指標として機能します。

ランディングページビューはページがユーザーのもとに完全に表示された場合にカウントされるため、コンバージョンに一番近い指標といえます。

そのため、広告主は「ランディングページビュー」を重視し、数値を伸ばしていくことが重要です。

例えば1,000円の広告費が100のランディングページビューを生んだ場合、1ビューあたりの費用は10円となり、このコストパフォーマンスが高ければ高いほど、広告の効率が良いと判断できます。

このような指標の違いを理解し、目的に応じた手法で広告運用を行うことが重要です。

クリック(すべて)・リンククリック・ランディングページビューは明確な違いがある

広告パフォーマンスの最大化を目指す企業にとって、Meta広告の指標の違いを理解することはとても重要です。

クリック(すべて)、リンククリック、ランディングページビューにはそれぞれ明確に異なる意味があります

前述した内容を表でまとめましたのでご確認ください。

 

指標名特徴と運用ポイント
クリック(すべて)全てのユーザーアクションを包括的に把握する指標です。いいね!やコメント、シェア、プロフィールの閲覧など、広告に関するあらゆるインタラクションが含まれます。この指標を理解することは、ユーザーが広告全体に示す興味を測定するのに役立ちます。しかし、具体的なページ訪問目的での分析には不向きです。そもそもなぜクリック(すべて)という指標があるかといえば、広告がどれだけユーザーの注意を引きつけ、広範囲なエンゲージメントを生み出したかを示すためです。
リンククリックこの指標はユーザーが広告を通じて特定のウェブページや外部サイトへ遷移する直接的な意図を示します。リンク先の魅力やターゲット設定が適切であるかを判断するのに役立ち、具体的な訪問数をトラッキングします。リンククリック数が高いことは、広告の訴求力が強いことを示しています。ただし、これが直接コンバージョンにつながるわけではなく、別のフェーズでの施策も考慮する必要があります。
ランディングページビューこの指標は、実際にユーザーが目的のランディングページを完全に読み込んだ回数を示します。ページ表示前に途中で離脱した場合はカウントされず、真のリーチを確認するのに最も信頼性があります。ランディングページビューの向上を目指すことで、実際のコンバージョン増加が期待できるため、ページロード時間の改善やユーザーエクスペリエンスの向上が重要です。

それぞれ独自の指標により、異なる観点からの分析が可能です。クリック(すべて)は幅広いユーザー反応を示し、リンククリックは外部リンクへの移動意思を理解し、ランディングページビューは到達度を確認します。

広告の目標や段階に応じてこれらを使い分けることが、最も効果的な広告運用へと導きます。

注意点

クリック(すべて)=LPアクセスではない

Meta広告におけるクリック(すべて)は、広告がユーザーによってクリックされた回数を示しますが、これは必ずしもランディングページへのアクセスを意味するわけではありません。実際には、リンククリックやいいね!、コメント、シェアなど、さまざまなクリックアクションが含まれています。この多様なクリックアクションが計測される特徴により、クリック(すべて)のみを見て広告効果の正確な判断を下すのは難しくなる場合があります。例えば、ユーザーがリンク自体をクリックせず、動画再生ボタンをクリックした場合もこれにカウントされます。したがって、この数値はあくまで広告への全体的な関心度を測る指標として活用しつつ、最終成果を計測するには他の指標との組み合わせが必要です。

ランディングページビューはページが完全に読み込まれないとカウントされない

ランディングページビューは、ユーザーが広告をクリックした後に遷移したページが完全に読み込まれた場合に初めてカウントされます。これは、実際にどれだけのユーザーがページのコンテンツに到達したかを測る非常に重要な指標です。インターネット接続の不具合やページの読み込み速度の問題が原因で、ユーザーのブラウザにページが正しく表示されない場合はカウントされません。表面的なクリック量に惑わされず、広告の実質的なパフォーマンスを把握できます。

ランディングページビュー単価を下げる方法・コツ

ターゲット設定を改善する

ランディングページビューの単価を下げるためには、広告が最も興味を示すユーザーに届くようにすることが必要です。ターゲット設定の見直しを行い、年齢、興味関心、地域などの詳細を再評価し、最適化することで無駄なクリックを減らすことができます。また、リターゲティング機能を活用して、以前に製品やサービスに興味を示したユーザーに再アプローチすることも有効です。具体的な例として、20代〜30代の女性向けのファッションアイテムを販売する際には、彼女たちが興味を持ちやすいライフスタイルや趣味に関連した広告を展開することが有効です。これにより、関心の高いユーザーへの広告配信が可能となり、広告費用対効果を向上させることにつながります。

クリエイティブをABテスト・改善する

広告の画像やテキストは、ユーザーが初めて目にする重要な要素です。効果的なクリエイティブを作成するために、ABテストを実施して様々なバリエーションを試しましょう。これにより、最も反応が良い広告を特定し、成果を最大化することができます。たとえば、画像と動画を使い異なるデザインの広告を作成し、どちらがより高いクリック率を示すかを確認すると良いでしょう。視覚的に魅力的で情報が分かりやすいクリエイティブを提供することで、より多くのユーザーが広告をクリックし、ランディングページにアクセスする可能性が高まります。また、過去のキャンペーンデータをもとに最適なカラーやフォントを選ぶことも、ユーザーの興味を引きつけるうえで効果的です。

遷移先のページスピードを速くする

訪問者が広告をクリックした後、ランディングページが迅速に表示されることは非常に重要です。ページの表示スピードが遅いと、ユーザーは待ち時間に苛立ち、ページを離れる可能性があります。これを防ぐために、画像の最適化やJavaScriptの縮小、キャッシュの活用などを行い、ページロード時間を短縮しましょう。具体的には、JPEGやPNG形式の画像を適切なサイズに圧縮し、サーバーレスポンスを高速化する方法として、AMP(Accelerated Mobile Pages)を導入することが挙げられます。また、モバイルデバイスでの表示も考慮に入れ、レスポンシブデザインを採用することが求められます。GoogleのPageSpeed Insightsなどのツールを活用して、ページのパフォーマンスを定期的にチェックし、継続的に改善を図ることが重要です。

クリック(すべて)・リンククリック・ランディングページビューの違いについてのまとめ

Meta広告における「クリック(すべて)」「リンククリック」「ランディングページビュー」は、それぞれ異なる指標として広告運用に重要な役割を果たします。

「クリック(すべて)」は、広告に対してのすべてのアクションを含み、広告の関与度を計るのに役立ちますが、必ずしもウェブサイト訪問を保証するものではありません。

一方「リンククリック」は、広告上のリンクが実際にクリックされた数を示し、ウェブサイトへの期待される流入をより具体的に把握できます。

最も獲得に近い「ランディングページビュー」は、ユーザーがランディングページを完全に読み終えた際にカウントされるため、広告効果の正確な測定に繋がります。

各指標の違いを理解し、Meta広告のパフォーマンスを最大化させましょう。

Facebook広告の運用代行

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