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Meta広告(Facebook広告)の標準イベントとは?イベント一覧と設定方法
Meta広告
- 2025年1月14日
- 2025年1月12日
目次
Meta広告の標準イベントとは?
Meta広告における標準イベントとは、ユーザーの行動を追跡し、広告効果を測定するために予め定義されたアクションのことを指します。
標準イベントは、ウェブサイトやアプリ上でのユーザーの具体的な動きを記録し、広告キャンペーンの最適化に役立ちます。
Meta広告標準イベント一覧
ウェブサイトアクション | 説明 | 標準イベントコード |
---|---|---|
支払い情報の追加 | チェックアウト手続き中に顧客の支払い情報を追加する(例: 請求情報の保存ボタンをクリックする)。 | fbq(‘track’, ‘AddPaymentInfo’); |
カートに追加 | ショッピングカートやバスケットにアイテムを追加する(例: ウェブサイトで[カートに追加]ボタンをクリックする)。 | fbq(‘track’, ‘AddToCart’); |
ウィッシュリストに追加 | ウィッシュリストにアイテムを追加する(例: ウェブサイトで[ウィッシュリストに追加]ボタンをクリックする)。 | fbq(‘track’, ‘AddToWishlist’); |
登録完了 | ビジネスが提供するサービスと引き換えに情報を提出する(例: メール購読の申し込み)。 | fbq(‘track’, ‘CompleteRegistration’); |
問い合わせ | 顧客とビジネスが電話、SMS、メール、チャットなどの方法で連絡を取り合う。 | fbq(‘track’, ‘Contact’); |
製品のカスタマイズ | ビジネスが所有する設定ツールまたはその他のアプリケーションを使用して製品をカスタマイズする。 | fbq(‘track’, ‘CustomizeProduct’); |
寄付 | 団体や慈善活動に寄付する。 | fbq(‘track’, ‘Donate’); |
場所の検索 | ウェブまたはアプリであなたの店舗を見つける(例: ある商品を検索して実際の店舗で見つける)。 | fbq(‘track’, ‘FindLocation’); |
チェックアウト開始 | チェックアウト手続きを開始する(例: [チェックアウト]ボタンをクリックする)。 | fbq(‘track’, ‘InitiateCheckout’); |
リード | ビジネスから後日連絡が来る可能性があることを理解して、顧客が情報を提出する(例: フォームの送信、トライアルの登録)。 | fbq(‘track’, ‘Lead’); |
購入 | 購入を完了する。通常、注文/購入の確認や取引の領収書の受け取り(例: [ありがとうございました]ページまたは確認ページの表示)。 | fbq(‘track’, ‘Purchase’, {value: 0.00, currency: ‘USD’}); |
スケジュール | 店舗の訪問を予約する。 | fbq(‘track’, ‘Schedule’); |
検索 | ウェブサイト、アプリ、その他のプロパティで検索を実行する(例: 商品の検索、旅行の検索)。 | fbq(‘track’, ‘Search’); |
トライアル開始 | ビジネスが提供している製品またはサービスの無料トライアルを開始する(例: サブスクリプションの無料体験)。 | fbq(‘track’, ‘StartTrial’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’}); |
応募 | ビジネスが提供している製品、サービス、プログラムなどに応募する(例: クレジットカード、教育プログラム、求人)。 | fbq(‘track’, ‘SubmitApplication’); |
サブスクリプション登録 | あなたが提供している製品またはサービスの有料サブスクリプションを開始する。 | fbq(‘track’, ‘Subscribe’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’}); |
コンテンツビュー | 関心のあるウェブページを訪問する(例: 商品ページやランディングページ)。コンテンツビューではウェブページのURLに訪問があったことはわかりますが、訪問者がウェブページで何を実行または閲覧したかはわかりません。 | fbq(‘track’, ‘ViewContent’); |
Meta広告の標準イベントの設置方法
Metaピクセルコードの発行
Meta広告の標準イベントを正しく追跡するためには、まずMetaピクセルコードを発行し、ウェブサイトに設置する必要があります。
- Meta広告マネージャーにログインします。
- ナビゲーションメニューから「イベントマネージャー」を選択し、「ピクセル」をクリックします。
- 「ピクセルを追加」をクリックし、ピクセルの名前を入力します。
- 「続行」をクリックすると、ピクセルコードが表示されます。
- 表示されたピクセルコードをコピーし、ウェブサイトのタグ内に貼り付けます。
【Instagram・Facebook広告】Metaピクセルの概要とスムーズな設定方法
イベントの自動検出設定
Metaピクセルを設置した後は、イベントの自動検出機能を有効にすることで、主要なユーザーアクションを自動的に追跡できます。
- Meta広告マネージャー内の「イベントマネージャー」にアクセスします。
- 対象のピクセルを選択し、「設定」をクリックします。
- 「イベント設定」セクションに移動し、「自動イベント検出」を有効にします。
- 必要に応じて、特定のイベントのみを検出するように設定を調整します。
自動検出機能を活用することで、コーディングの知識がなくても主要なイベントを簡単に追跡できます。ただし、すべてのイベントが自動で検出されるわけではないため、重要なイベントは手動で設定することをお勧めします。
手動でのイベント設定方法
自動検出では追跡できない細かいイベントやカスタマイズが必要な場合は、手動でイベントを設定することが重要です。
イベントコードの生成
Meta広告マネージャーで目標とするイベントを選択し、そのイベントのコードスニペットを生成します。
- 「イベントマネージャー」から対象のピクセルを選択します。
- 「イベントを追加」をクリックし、追跡したいイベントを選びます。
- 表示されたイベントコードをコピーします。
2. ウェブサイトへのコード挿入
コピーしたイベントコードを、該当するアクションが発生するページやボタンのクリック時に実行されるように挿入します。具体的には次のようにします。
- ウェブサイトのHTMLファイルを開きます。
- イベントを追跡したい場所に、コピーしたイベントコードを貼り付けます。
- 必要に応じて、イベントパラメータをカスタマイズします。例えば、購入イベントの場合は購入金額や商品IDなどを追加します。
3. 設定の確認とテスト
イベントが正しく設定されているか確認するために、以下の方法でテストを行います。
- Metaピクセルヘルパーなどのブラウザ拡張機能を使用して、イベントが正常にトリガーされているか確認します。
- Meta広告マネージャーの「テストイベント」機能を利用して、リアルタイムでイベントの受信状況をチェックします。
これにより、誤った設定や漏れを事前に発見し、修正することができます。
4. カスタムイベントの追加
標準イベント以外に、特定のビジネスニーズに合わせたカスタムイベントを設定することも可能です。カスタムイベントの設定手順は以下の通りです。
- 「イベントマネージャー」内で「カスタムイベント」を選択します。
- 新しいカスタムイベントを作成し、イベント名やトリガー条件を指定します。
- 生成されたカスタムイベントコードをコピーし、ウェブサイトの該当箇所に挿入します。
5. デバッグと最適化
設定後は、継続的にイベントの動作をデバッグし、最適化を図ることが重要です。以下の点に注意しましょう。
- イベントの重複や誤トリガーがないか定期的に確認します。
- 収集したデータを元に、広告キャンペーンの効果を分析し、必要に応じてイベント設定を調整します。
Meta広告の標準イベント設定時の注意点
Meta広告の標準イベントを設定する際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。
ピクセルの正確な設置
標準イベントを正しくトラッキングするためには、Metaピクセルを正確に設置することが重要です。ピクセルコードのコピー&ペースト時に誤りがないか確認し、全ての関連ページに適用されているかをチェックしましょう。
イベントの重複設定を避ける
同一イベントを複数回設定すると、データが重複して収集され、解析結果に誤差が生じる可能性があります。設定時には、既に設定済みのイベントを確認し、重複を避けるよう注意してください。
ページ読み込み速度への影響
Metaピクセルの設置は、ページの読み込み速度に影響を与える可能性があります。ピクセルコードが適切に最適化されているか確認し、サイトのパフォーマンスを維持するよう心掛けましょう。
標準イベントとカスタムイベントの違い
Meta広告におけるイベントの設定には、大きく分けて標準イベントとカスタムイベントの2種類があります。
カスタムイベントとは
カスタムイベントはビジネスごとの独自のユーザー行動を追跡するために設定するイベントです。標準イベントではカバーできない特定のアクションを検出・分析する際に有用です。
例えば、特定のボタンのクリックや、特定の商品の閲覧など、細かな動作を追跡できます。
項目 | 標準イベント | カスタムイベント |
---|---|---|
定義 | Metaがあらかじめ用意した一般的なイベント | ビジネスに特化した独自のイベント |
設定の容易さ | 設定が簡単で迅速に導入可能 | カスタマイズが必要で設定に時間がかかる場合がある |
分析との連携 | Metaの分析ツールと高い相性 | カスタムデータに基づく柔軟な分析が可能 |
柔軟性 | 標準化されているため柔軟性は低い | ビジネスニーズに合わせて柔軟に設定可能 |
利用可能なイベント数 | 限られた数の標準イベント | 無制限に設定可能 |
どちらを選ぶべきか
標準イベントは設定が簡単で、多くのビジネスにとって十分な機能を提供します。特に、基本的なユーザー行動を追跡したい場合には最適です。一方で、特定のビジネスニーズに対応するために詳細な行動を追跡したい場合には、カスタムイベントの設定が推奨されます。
導入時の注意点
標準イベントとカスタムイベントの併用にあたっては、データの整合性を保つために設定を慎重に行う必要があります。具体的には、重複したイベントの設定を避け、各イベントが明確な目的を持っていることを確認することが重要です。また、定期的なデータの見直しと最適化を実施することで、継続的な広告効果の向上を図りましょう。
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まとめ
今回の記事ではMeta広告の標準イベントについてご紹介しました。
標準イベントを正しく設定することで、広告の効果測定や最適化が容易になり、ビジネスの成果向上に繋がります。
購入やリード、ページビューなどの主要な標準イベントを理解し、適切な設置方法を実施することが重要です。
また、標準イベントとカスタムイベントの違いを把握し、自社のニーズに合わせたイベント設定を行うことで、より効果的な広告運用が可能となります。
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。