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【Meta(Facebook・Instagram)広告のカスタムオーディエンスを解説】

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Instagram広告

Meta広告

  • 2024年11月1日
  • 2024年10月29日

Meta広告で必須で活用したい機能である「カスタムオーディエンス

Meta(Facebook・Instagram)広告においてカスタムオーディエンスを活用することで、より精度の高いターゲティング広告が可能になります。

今回の記事では「カスタムオーディエンスの基本から、種類や具体的な活用例、注意点」までを詳しく解説します。

具体的には、自社のウェブサイト訪問者や既存の顧客情報をもとにしたセグメント作成方法や、SNS上でのユーザー行動を基にしたターゲティング手法について解説します。

カスタムオーディエンスを使いこなして、Meta広告のパフォーマンスを最大化していきましょう!

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Instagram広告の運用代行

Meta(Facebook・Instagram)広告のカスタムオーディエンスとは

Meta(Facebook・Instagram)広告のカスタムオーディエンスは、広告のターゲティング精度を向上させるための機能です。

カスタムオーディエンスは自社のファーストパーティデータやMetaが保有するソースを使用してターゲティングリストを生成できるツールです。

生成したリストは広告配信のセグメント設定で使用することができ、詳細なリスト作成で効果を最大限引き上げることが可能になります。

Meta(Facebook・Instagram)広告のカスタムオーディエンスの種類・設定方法

Meta広告でのカスタムオーディエンスは、多彩なデータソースから生成され、広告主が特定のターゲットに広告を効果的に配信することが可能ですが、カスタムオーディエンスのソースの種類は複数あります。

どのソースを使用するかでセグメントできるリストは異なりますので、各ソースを理解した上で効果的なカスタムオーディエンスリストを作成しましょう。

カスタムオーディエンスの作成・設定方法

meta(facebook instagram)広告 カスタムオーディエンス

meta(facebook instagram)広告 カスタムオーディエンス

ビジネスマネージャーを開き、左側メニューより「オーディエンス」を選択します。

オーディエンスからソースを選択して保存することでカスタムオーディエンスリストが作成できます。

自分のソース

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自分のソースを通じて生成されるカスタムオーディエンスは、企業が保有するファーストパーティデータを最大限に活用し、ユーザーに的確なアプローチが可能です。

既存顧客のロイヤルティ向上や新規顧客の開拓にも効果的なソースです。

ウェブサイト

ウェブサイトから得られる訪問データを基に、サイトを訪問したユーザーをターゲティングします。特に、特定の商品ページを訪れたが購入に至らなかったユーザーに対して、リターゲティング広告を配信することが非常に効果的です。

「ウェブサイト」ではサイト離脱ユーザーを再度取り込むことができます。

カスタマーリスト

カスタマーリスト活用として、メールアドレスや電話番号などの顧客情報を基に、FacebookやInstagram上でそのユーザーに特化した広告を表示できます。

カスタマーリストでは、既存顧客に向けたリターゲティングやクロスセルに有効で、見込み顧客の強化したフォローにも最適です。

アプリアクティビティ

モバイルアプリ内でのユーザー行動を基に、アクティブなユーザーやアプリ内購入者などにターゲット広告を配信します。

アプリ内イベントや購入行動をトリガーとして、再エンゲージメントを狙った広告展開が可能です。

オフラインアクティビティ

実店舗での購買データやサービス利用情報を活用し、オンラインでの行動にとらわれないクロスチャネルな広告戦略を展開できます。

オンラインとオフラインの連携が求められるビジネスでの成果を向上させる手段として重用されています。

カタログ

自社製品カタログを基に、これまでに製品を閲覧・購入したユーザーに対して関連商品や新商品の広告を表示します。

カタログ販売を強化する戦略の一部として、非常に効果的な手法と考えられます。

Metaのソース

Metaのプラットフォーム上でのユーザー行動履歴を基にしたカスタムオーディエンスは、コンバージョンの獲得にも貢献度が高いソースです。

SNS利用動向に即した広告配信を可能にし、利用者の好みに合った広告配信を可能にします。

動画

動画コンテンツを視聴したユーザーをターゲティングします。特に視聴時間や視聴率に応じたリマーケティングを行うことで、動画の内容に興味を持った潜在ユーザー層に対して効果的なアプローチが可能です。

Instagramアカウント

Instagramアカウントとのインタラクションデータを活用し、投稿に対する反応を示したユーザーに広告を届けます。

よりエンゲージメントの高いユーザーに対して再度アプローチすることが可能です。

リード獲得フォーム

リード獲得フォームを用いたキャンペーンを見たユーザーに対し、さらに情報を提供し、ユーザーのナーチャリングを行うことが可能です。

新規リードの獲得後のフォローアップとして重要です。

イベント

Facebook上でのイベント参加や関与に基づき、イベント関連情報を求めるユーザーを特定し、再度アプローチできるリストです。

イベントの再参加や関連成約を狙うことができます。

インスタントエクスペリエンス

インスタントエクスペリエンスを閲覧したユーザーをターゲットにして、他ブランドの体験を促進させ、エンゲージメントを向上させます。

ユーザー体験から次の行動に引き込む基盤作りに効果的です。

Facebookページ

Facebookページ上の活動(いいね、コメント、シェアなど)を行ったユーザーに、広告配信できるリストです。

主にFaceook広告を軸としたBTOB広告での戦略や、FBページに対するエンゲージメント向上を図ることができます。

ショッピング

ショッピングアクティビティを基とするカスタムオーディエンスを作成し、興味を持った商品に基づく広告を配信します。

特に購入意図が高いユーザーに対する最適な訴求を可能にします。

Facebook上の出品

Facebookマーケットプレイスでの出品を閲覧・インタラクションしたユーザーに対し、アプローチできるリストです。

マーケットプレイス上での売上向上を狙った広告展開が可能です。

Meta(Facebook・Instagram)広告のカスタムオーディエンスのメリット

Meta広告の強みとして注目されているカスタムオーディエンスは、広告効果を最大化するための多くのメリットを提供します。

一度サイトに訪問したユーザーに広告を配信できる

カスタムオーディエンス機能により、一度Webサイトを訪れたユーザーに対して高精度のリマーケティングが可能になります。例えば、過去30日以内に特定の商品ページを訪問したが購入に至らなかったユーザーに対して、再度同じ製品の割引クーポン付き広告を配信することで再訪問を促し、購買につなげやすくします。これにより、広告が記憶に残りやすく、結果としてリターゲティング広告のCTRは平均して2-3倍に向上することもあります。

SNSアカウントへ何かしらのアクションを起こしたユーザーへ広告掲載可能

FacebookやInstagramでユーザーがコンテンツに反応したり、ページをフォローしたりしたアクションを追跡し、アクティブな関心を示したユーザー層をターゲットに広告を配信します。例えば、ある投稿に「いいね!」を付けたユーザーに関連商品の広告を見せることは非常に効果的です。これにより、ターゲットへの広告配信効果は通常の広告に比べて40%高くなることが多いです。

セグメントを細かく設定できる

カスタムオーディエンスでは、ユーザーの属性や行動履歴を詳細に分類し、ターゲットを精緻に設定可能です。年齢、性別、地域、興味関心など細かなターゲティングが可能で、例えば20代の女性でスキンケアに興味があるユーザーだけに広告を表示するなど、効率的なマーケティング施策を実現します。これによりCVRが向上し、広告費の無駄を削減します。

広告の費用対効果が高いターゲティングが可能

ターゲティングを精確に行うことで、限られた広告費から最大限のROIを目指すことができます。CTRが高いオーディエンスを選別して広告を配信することで、無駄な広告費を削減しつつ、投資対効果の高い層にリーチできます。Meta広告では高いスコアを持つオーディエンスに対して広告費が最大30%抑えられるケースも存在し、限られた予算で大きな成果を狙えます。

 

メリット具体例効果
サイト訪問ユーザーへの広告配信特定商品ページの訪問者にクーポン広告CTRが2-3倍に向上
SNSアクションユーザーへの広告掲載「いいね!」を付けたユーザーへの関連広告反応率が40%増
細かなセグメント設定20代女性でスキンケア興味ユーザーに広告CVR向上、広告費削減
高い費用対効果高スコアオーディエンスへの配信ROI最大化、広告費30%削減

よく使用するカスタムオーディエンスの例

カスタムオーディエンスリストでは、ウェブサイトのリマーケティングのみしか使用していないアカウントをよく見かけますが、リストの使い方次第で広告のパフォーマンスは大きく向上させることが可能です。

この記事では、基本となるよく使用するカスタムオーディエンスリストを活用したMeta(Facebook・Instagram)広告の配信例について、いくつか紹介します。

カスタマーマッチを使用した顧客配信・類似配信

meta(facebook instagram)広告 カスタムオーディエンス

カスタマーマッチは、既存の顧客リストを活用してMeta広告を展開する方法です。

例えば、購入履歴やメールアドレス、電話番号といったデータをもとに特定のターゲット層に広告を配信し、効果的なマーケティングを実現します。

カスタマーマッチは、既存顧客に合わせた最適なコミュニケーションが可能となり、広告の効果を最大化することが期待できます。

また顧客への配信に活用するだけではなく、カスタマーマッチを元にした類似オーディエンスリストを生成し、既存顧客と共通の特性を持つ新規ユーザーを効率的に見つけ出し、広告のターゲットとすることもできます。

カスタマーマッチの類似ターゲティングは、新しい顧客層の獲得に役立ち、ビジネスの成長を加速させる戦略として効果的です。

サイト離脱ユーザーへのリマーケティング

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サイトを訪れた後に購買行動を完了せずに離脱したユーザーを再度ターゲットにする手法です。

コンバージョンを促進すべく、特定の商品を閲覧したが購入に至らなかったユーザーに広告を表示することができます。

潜在顧客の記憶に残りやすく、高確率で再訪を促す効果があります。

例えば、特定の商品ページを訪れたユーザーには、その商品または類似商品の特典を謳った広告を見せ、購買意欲を刺激します。

Instagramアカウント接触ユーザーへのリマーケティング

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Instagramアカウントを訪れ、フォローや投稿への「いいね!」、コメントなどのアクションを起こしたユーザーに対し、再度アプローチする方法です。ユーザーはブランドに対して強い興味を持っているため、リマーケティング広告を通じて高い反応が期待できます。

Instagramアカウント接触ユーザーへのリマーケティングはコンバージョンの獲得にも大きく貢献するリストになりますので、獲得層へのアプローチを検討している方にもおすすmです。

動画視聴率の割合に対してリマーケティング

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動画広告を視聴したユーザーの行動を分析し、関心のあるユーザーにターゲティングを行う手法です。視聴完了率や再生時間に基づき、特定のユーザーに対して改めて商品やサービスに関する広告を配信します。広告に関心を示したユーザーのみに的確なアプローチが可能となり、効率的な広告予算の配分が実現します。

動画については広告配信した動画に対してリストを作成することも可能です。その為、広告配信したユーザーの動画視聴割合に応じて、獲得を狙うような新しい動画でリマーケティングすることもおすすめです。

上記のようにMeta広告のカスタムオーディエンスを効果的に活用することで、広告効果を最大化させることが可能です。

Meta広告では広告セットをなるべく統合させてデータを集約させる方法が推奨となる点もありますので、細かく細分化させすぎるとうまく継続した成果が出ないケースも出てきますので、しっかりとした戦略設計をした上で、リストを作成することがおすすめです。

Meta(Facebook・Instagram)広告のカスタムオーディエンスの注意点

Meta広告のカスタムオーディエンスを活用する際には、いくつかの重要な注意点があります。

個人情報の保護とプライバシー

個人情報の取り扱いには細心の注意が必要です。 カスタムオーディエンスの作成には、メールアドレスや電話番号を含む顧客リストが使用される場合があります。これらのデータは個人情報保護法などに基づき、適切に管理することが求められます。特に、データの利用目的を明確にし、ユーザーの同意を得ることが重要です。データ漏洩の防止策として、データを暗号化し、アクセス権限を制限することも効果的です。

オーディエンスのターゲティング精度

ターゲティングの設定を誤ると、無関係なユーザーに広告が配信され、期待した成果が得られない可能性があります。 

頻度の管理

同じオーディエンスに対して広告を過剰に配信しないよう注意する必要があります。 度重なる広告表示はユーザーの不快感を招き、結果としてブランドイメージを損なうこともあります。フリークエンシーキャップの設定を活用し、特定の期間内で広告がユーザーに何回表示されるかを制限することが重要です。

プラットフォームのポリシー遵守

Metaのプラットフォームには独自の広告ポリシーがあります。ポリシーに違反すると、広告アカウントが停止されるリスクがあります。 常に最新のポリシーを確認し、それに準拠した広告運用を心掛けることが必要です。例えば、禁止されたコンテンツや表現を含む広告は避けるべきであり、常にガイドラインに従った内容を作成することが求められます。

データの精度と更新

使用するデータは常に最新の状態にし、その精度を定期的に確認することが重要です。古いデータや誤ったデータを使用すると、ターゲティングの効果が低下する可能性があります。 日々変化する市場や顧客の動向に応じてデータを更新し、新しい情報を反映させることで、広告効果の最大化を図ります。

Meta(Facebook・Instagram)広告のカスタムオーディエンスについてのまとめ

カスタムオーディエンスは、Metaの広告プラットフォームにおいて、ターゲティング精度を高めるための効果的な機能です。

一度サイトを訪れたユーザーや、SNS上でアクションを起こしたユーザーに対して、最適な広告配信が可能となります。

カスタムオーディエンスを用いたターゲティングにより、広告の費用対効果が向上するだけでなく、ユーザーエンゲージメントの強化にもつながります。

今後の広告戦略において、カスタムオーディエンスの活用は欠かせない機能となりますので、ぜひ今回の記事を参考に戦略を立ててMeta広告のパフォーマンス最大化を目指しましょう。

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この記事を書いた人

FORCLE編集部

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