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リスティング広告とは?初心者でも分かる概要やメリット、デメリットを紹介

リスティング広告

  • 2022年7月2日
  • 2022年7月2日

これからリスティング広告を始めようと考えている方、初心者でリスティング広告が果たして効果があるのか分からないという方へ、

「リスティング広告の概要や始めるメリットやデメリット、運用する際のコツ」などについて説明していきたいと思います。

リスティング広告は、その他のWEB広告と比べて大きなメリットとなる点もたくさんあります。

多くの企業がリスティング広告を通してビジネス拡大のチャンスを掴んでいますので、これからリスティング広告を始めようと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは

リスティング広告を始めようと考えている方へ、まずはリスティング広告とは何か?について説明したいと思います。

リスティング広告とは別名で検索連動型広告、PPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれています。

リスティング広告はGoogleやYahooなどの検索エンジンに表示される広告です。

検索エンジン内でユーザーが何か情報を調べようとした際に、検索結果の上部と下部に表示されます。

上部と下部には最大で4枠、広告枠が存在し、検索されるたびに広告が入れ替わり表示がされる仕組みとなります

リスティング広告は検索したキーワードに関連して広告が表示されるため、自社の商品やサービスに関連している見込みユーザーへのリーチがしやすい広告手法です。

リスティング広告はテキスト形式で表示され、最近ではテキスト横に画像も表示させることができるようになりました。

リスティング広告はWEB広告の中でもプル型と呼ばれ獲得層に近いユーザーへアプローチすることができ、多くの企業が利用している広告となっています。

リスティング広告はクリック課金制

リスティング広告とは

リスティング広告はクリック課金制を採用しています。

リスティング広告は表示されただけではお金がかからず、ユーザーがクリックしてはじめてお金がかかります。

検索したユーザーは、自分自身の目にとまった広告、興味を持った広告をクリックする傾向があるため、より見込みのあるユーザーをサイトへアクセスさせることができます。

表示課金制の場合には広告が表示されただけで費用がかかってしまうため、クリックされなくても費用が発生してしまいます。

その点リスティング広告はしっかりとアクセスされて初めてお金がかかるため安心です。

リスティング広告と自然検索(SEO)の違い

リスティング広告とは

リスティング広告とSEOには大きな違いがあります。リスティング広告とSEOの違いは下記の通りです。

掲載位置の違い

リスティング広告とSEO(自然検索最適化)の違い、まずは掲載位置の違い」です。

リスティング広告は掲載結果の上部と下部の枠に表示されます。最大で約8枠ほど広告が表示される枠を保有しています。

SEO (自然検索最適化)は、リスティング広告枠の間に表示されます。掲載枠は1ページで10枠まであり10ページ以上にわたり表示が可能です。

100位以下は圏外とされ、ほぼクリックがされない=アクセスされないということになります。

費用が発生するかどうかの違い

リスティング広告とSEO(自然検索最適化)の違い、続いては費用が発生するかどうかの違い」です。

リスティング広告はクリック課金制のため、クリックされると費用が発生します。

そのためクリック数が多ければ多いほど、費用がかかりコストが上がっていくことになります。

SEOは、掲載されクリックされたとしても費用が発生しません。そのため上位掲載が出来れば、お金がかからずにアクセスを多数増やすことができるメリットがあります。

掲載にかかる期間の違い

リスティング広告とSEO(自然検索最適化)の違い、続いては掲載にかかる期間の違い」です。

リスティング広告は広告アカウントで掲載したいキーワードを登録すれば、すぐに検索結果の上部に掲載することができます。

そのため即効性があり、表示させたいと思えば即効で広告を表示させ見込みユーザーのアクセスを促すことができます。

SEOは、サイト内にコンテンツを投稿してから実際に検索結果の上部に掲載されるまでにかなりの時間を要します。

特にサイトを作り始めたばかりでパワーのないサイトについては、さらに上位掲載させるのに時間がかかります。

またねらうキーワードによって上位掲載の難易度も変動してくるため、無料でアクセスを促せるといっても一筋縄でいかないのがSEOなのです。

コントロール性の違い

リスティング広告とSEO(自然検索最適化)の違い、続いてはコントロール性の違い」です。

リスティング広告は、表示させたいキーワードを調整してすぐにコントロールできます。

あまり効果がよくないキーワードは表示を停止させ、効果の高いキーワードは常に上位表示させる、そのようなコントロールがすぐにできてしまいます。

SEOはそのようなコントロールがうまくできません。表示させたいキーワードに対してコンテンツを作成していきますので、別のキーワードで表示させたいと思ったときには、別のコンテンツを作っていかなければいけないということになります。

リスティング広告はオークションで順位が決まる

リスティング広告とは

リスティング広告の特徴としてリスティング広告はオークションで順位が決まる」という点です。

リスティング広告には上部と下部で最大8枠ほどありますが、その掲載順位は実はオークション制度で決定しています。

このオークションはユーザーが検索される度にリアルタイムで行われる「RTB(リアルタイムビディング)」によって決定されています。

オークションで最終的に決定した広告ランクによって掲載順位が決定し、各広告の配置が決まる仕組みです。

リスティング広告の成果の違いは検索上部であるかどうかにも大きく関わっており、いかに検索上部に表示させることができるかどうかというのが重要です。

掲載順位はキーワードへの入札単価と、キーワード1つ1つに設けられる品質スコア(品質インデックス)に影響されているため、より安く掲載順位を上げていくためには、品質スコア(品質インデックス)の値を高めていくことが大きなカギとなります。

リスティング広告は品質スコアが重要

リスティング広告とは

リスティング広告で重要な掲載順位。

この掲載順位に大きく関わってくる項目が「品質スコア(品質インデックス)」です。

品質スコアは登録したキーワード1つ1つに設けられており、1〜10段階でつけられます。

品質スコアは常に変動する値であり、キーワードの品質評価が悪ければ下がり、良ければ上がるということになります。

品質スコアの値は大きくいうと、下記の3つの項目で決まります。

・キーワードの推定クリック率

・キーワードと広告の関連性

・キーワードとランディングページの関連性

キーワードの推定クリック率

品質スコアの値を決める項目、1つ目はキーワードの推定クリック率」です。

キーワードの推定クリック率が他社よりも高い場合には、品質スコアのランクが向上します。

登録したキーワードが部分一致だったとしても、登録したキーワードと完全に一致する検索語句のみクリック率の対象となるため、部分一致で除外キーワード対策をしてクリック率を上げようとしてもあまり意味がありません。

完全一致に対してのクリック率を高める改善を行っていきましょう

キーワードと広告の関連性

品質スコアの値を決める項目、2つ目はキーワードと広告の関連性」です。

例えば広告見出しに登録したキーワードを含めたり、関連しているキーワードを含めたりすることでキーワードと広告の関連性を上げます。

レスポンシブ広告では「広告の有効性」という指標もありますので、有効性を高くすることもポイントです。

その他キーワード自動挿入機能などのインサーション機能を活用することで品質が上がりやすくなります。

キーワードとランディングページの関連性

品質スコアの値を決める項目、3つ目はキーワードとランディングページの関連性」です。

検索してアクセスしたユーザーに適するランディングページを用意しておく必要があります。

またランディングページの信頼性や読み込み速度なども関連性に影響がありますので、ランディングページ自体の改善も必要になる場合がありますので、事前にチェックしておくと良いでしょう。

リスティング広告の構成

リスティング広告とは

リスティング広告は下記のような構成で出来ています。

リスティング広告を整理して設定するためには、構成を理解して設計すると良いでしょう。

・アカウント

・キャンペーン

・広告グループ

・キーワード

・広告文

・広告表示オプション

アカウント

リスティング広告の一番大きな階層が「アカウント」です。

アカウントでは、アカウントの名前や企業情報、支払い方法の設定、コンバージョン計測の設定など、運営していくための設定ができるのがアカウントです。

キャンペーン

アカウントの階層の下にあるのが「キャンペーン」です。

キャンペーンでは1日の予算設定や地域、配信スケジュールなどの設定ができます。

予算管理や地域、スケジュール設定はかなり重要な項目となりますので、キャンペーンでコントロールする項目はより重要と考えておくと良いでしょう。

この部分が間違って設定されていると、広告費がたくさん消化されてしまったり、対象外の地域に広告が配信されてしまったりと大きなミスにつながります。

広告グループ

続いては「広告グループ」です。

広告グループでは、キーワードをカテゴリやジャンル別に分けたい時に使用します。

例えばアパレルの広告を配信する際に、「Tシャツなどのトップス」と「スニーカーなどの靴」で広告文章を分けたいといった時に、グループでキーワードや広告文を分けることができるのが広告グループの役割です。

キーワード、広告文

続いては「キーワードと広告文」です。

キーワードと広告文はセットという考え方で良いでしょう。

登録したいキーワードを選定し登録をします。キーワードの登録数は多ければ多いほど効果が出るというものではありません。

キーワード選定が決まったり、キーワードに関連する広告文を作成し登録をします。

広告表示オプション

続いては「広告表示オプション」です。

広告表示オプションは広告文に追加でつけられるオプションのことを指します。

サイトリンク表示オプションやコールアウト表示オプションなど、たくさんのオプションをカスタマイズして設定することが可能です

リスティング広告は自分で運用できる?

リスティング広告 確認方法

リスティング広告を代理店に依頼する際に、疑問に感じるのがリスティング広告は自分で運用することができるのか?」という点です。

リスティング広告は自分でも運用すること自体はできます。

今では多くの記事も参考に出来ますので、自分で開設し広告配信を開始することもできます。

ですが開始後の運用のコツや運用方法についてはノウハウが必要となってきます。

詳しくは「リスティング広告は自分(自社)で運用できる?始め方やメリットやデメリットを紹介」の記事をチェックして下さい。

リスティング広告のメリット

リスティング広告 トレンド

リスティング広告のメリットはたくさんあります。

リスティング広告のメリットとなるポイントをについていくつか紹介したいと思います。

リスティング広告は即効性が高い

リスティング広告のメリット、まずは「即効性が高い」という点です。

リスティング広告は広告を設定してオン(有効の状態)にすればすぐに広告の配信が開始されます。

検索エンジンの上部に掲載されるため、自社のビジネスに興味があるユーザーをサイトに誘導できればすぐにでも成果があげられます。

そのためリスティング広告は即効性が高く、短期的に効果が見えやすいメリットがあります。

少額でも効果が出やすい

リスティング広告のメリット、続いては少額でも効果が出やすい」という点です。

リスティング広告は獲得層に近いユーザーに対して広告を表示させることができるため、少ない費用で成果が出しやすい広告です。

また業界によってはクリック単価が安い業界もありますので、少ない広告費でも成果が上がりやすいメリットがあります。

メンテナンス性が高い

リスティング広告のメリット、続いては「メンテナンス性が高い」という点です。

リスティング広告は予算やキーワード、広告文などのコントロールをすぐにできる為、効果の良し悪しに対してメンテナンスがしやすい広告です。

効果が出ているキーワードは予算を強め、効果が出ていないキーワードは停止するといったことがすぐにでもできるため、メンテナンス性の面で大きなメリットがあります。

リスティング広告のデメリット

リスティング広告とは

リスティング広告ですがメリットだけではなく、デメリットとなる点もあります。

デメリットとなる点については、下記のような点があげられます。

認知拡大には不向き

リスティング広告のデメリット、まずは「認知拡大に不向き」という点です。

リスティング広告は検索したユーザーに合わせて広告を配信するため、認知拡大という点では不向きな広告です。

たまにリスティング広告で認知拡大をしていると企業もありますが、認知拡大という部分ではディスプレイ広告やYoutube広告などの方が安いクリック単価で、なおかつ視覚に訴えるような訴求ができる為、印象に残りやすく認知に向いています。

ですので、広告によってそれぞれの強みをしっかりと認識して運用していくことが重要です。

調整や管理が大変

リスティング広告のデメリット、続いては「調整や管理が大変」という点です。

リスティング広告はキーワードや広告文のデータを細かく分析して、日々調整をしてコントロールしていく必要があり、調整や管理が非常に手間で大変です。

リスティング広告は手間がある分、広告として差をつけやすいメリットもありますが、管理する時間がない、リソース不足の場合にはデメリットとなります。

業界によってはクリック単価が高い

リスティング広告のデメリット、続いては業界によってクリック単価が高い」という点です。

例えば浮気調査や医師の求人など、リスティング広告の中でもクリック単価が1クリック5,000円以上かかる業界もあります。

当然コンバージョンが獲得できればリターンも大きい業界であるため費用対効果があえば成果が出ますが、うまく運用が出来なければ100クリックで50万円とんでしまうことにもなります。

ですのでクリック単価が高い=デメリットになる可能性が大きいということも考えられるのです。

リスティング広告を運用する際のコツ

リスティング広告を運用する際に押さえておきたいコツ・ポイントをいくつか説明したいと思います。

リスティング広告を運用する際のコツは下記の通りです。

アカウント構成はシンプルにする

リスティング広告運用のコツとして、まずはアカウント構成はシンプルにする」ということを意識しましょう。

アカウント構成を複雑にしてたくさんのキャンペーンや広告グループを作ってしまうと、管理が大変になるという点と機械学習がうまく回らなくなるという点が考えられます。

せっかく細かくアカウントを構成して動かしたとしても、日々の管理が億劫になってしまうような構成であれば管理が大変でデータ分析に支障が出てしまいます。

またキャンペーン数や広告グループ数がたくさん増えると予算やコンバージョンのデータも分散してしまうため機械学習スピードが下がり、最適化に時間がかかる可能性も考えられます。

マッチタイプをうまく活用する

リスティング広告運用のコツ、続いてはマッチタイプをうまく活用する」という点です。

マッチタイプには「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3つのタイプがあり、それぞれの違いは拡張の範囲です。

完全一致は範囲が狭い分、狙ったキーワードでは表示シェア率が高く、狙い撃ちが可能です。

逆に部分一致は範囲が広い分、幅広い関連キーワードで広告表示ができるため、想像していなかったキーワードでのコンバージョンも獲得できます

機械学習の面では部分一致を活用して成果を伸ばすことが推奨されていますが、予算に制限がある場合やクリック単価が非常に高い業界では「完全一致」や「フレーズ一致」での狙い撃ちをしながら、徐々に拡張していくという方法も効果的です。

マッチタイプの選定は予算や状況に合わせてテストを実施していくのが良いでしょう。

除外キーワードの登録を徹底する

リスティング広告運用のコツ、続いては除外キーワードの登録を徹底する」という点です。

特に部分一致の場合は拡張性がある分、無駄が出やすいというデメリットもあるため、除外キーワードの登録を徹底していくことで精度が向上します。

ですので除外キーワード登録をこまめに登録していくことで、費用対効果を上げていくことができるため重要なポイントとなります。

品質スコアを改善する

リスティング運用のコツ、続いては「品質スコアを改善する」という点です。

品質スコアはクリック単価と掲載順位に影響がありますので、改善することで費用対効果を上げていくことができます。

品質スコアは表示項目を追加することでどの項目が良いのか、また悪いのかをチェック出来ますので、悪い点を確認して改善していくことが重要です。

広告文のバリエーションを増やす

リスティング広告運用のコツ、続いては広告文のバリエーションを増やす」という点です。

広告文のバリエーションを増やすことで、クリックするユーザーを変えることができます。

クリックするユーザーが変われば、その先のコンバージョンする確率も大きく変わってきますので、よりコンバージョンしやすいユーザーがクリックする文章を見つけ出すためにもバリエーションを増やすということは重要になります

動的検索広告を使用する

リスティング広告運用のコツ、続いては動的検索広告を使用する」という点です。

動的検索広告はキーワードを使用せず、サイトのLPのデータを読み込み関連するユーザーへ広告を配信できます。

そのため、リスティング広告を設定しているキーワード以外で新しいコンバージョンキーワードを発掘するために活用できるのが「動的検索広告」です。

また動的検索広告は3単語以上や長文の検索語句にも多数、広告を表示できるため、想像もつかなかった関連キーワードで広告表示をさせることができます。

安いクリック単価でより関連しているキーワードに広告表示ができるため、費用対効果を上げる上で大きなポイントとなります。

リスティング広告の概要についてのまとめ

今回は「リスティング広告の概要やメリット、デメリット」などについてまとめてみました。

リスティング広告は他のWEB広告と比べてさまざまなメリットや特徴があり、多くの企業がすでに利用している広告手法です。

リスティング広告は特に獲得層に近いユーザーへ広告を配信することができるため、費用対効果が高く、初心者の方、初めて広告を配信する企業にとっても即効性がありメリットの大きい広告だといえます。

もし広告配信を考えられている方は、ぜひこの機会にリスティング広告を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

西山 秀彦

西山 秀彦

Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。