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【整体(整骨院・接骨院)業界のリスティング広告】平均クリック単価等や戦略を解説
リスティング広告
- 2022年9月23日
- 2022年9月23日
GoogleやYahooの検索エンジンで「整体関連」のキーワードを検索すると、よくリスティング広告を見かけることがあるのではないでしょうか。
整体・マッサージのお店では、リスティング広告を活用して集客力を上げている店舗も多い状況です。
整体業界は新規顧客の獲得ができればリピートにもつながりやすい業界となっているため、いかに効率よく新規の顧客を獲得できるかが重要となってきます。
そこで今回は「整体・接骨院業界のリスティング広告のクリック単価や運用戦略」などについて解説していきたいと思います。
目次
整体・鍼灸・マッサージ業界の市場規模は伸びているのか?
国内の整体・鍼灸・マッサージ業界の市場は新型コロナウィルスの影響で2020年以降、来院患者数が大きく減少し厳しい状況となっていました。
現在もコロナ禍ではありますが、2021年のデータではコロナ前の市場推移と同規模まで回復をしており、状況は良くなってきているようです。
またコロナの影響でテレワークを実施する会社が急激に増加したことで、自宅の仕事環境(机や椅子、照明等)が整っていない状態での作業による「目や肩、腰の疲れ」などのお悩みから整体や鍼灸、マッサージに通う人が増加傾向にもあるようです。
また在宅時間の増加による生活環境の大きな変化に伴い「自律神経失調症」のお悩みからメンタルヘルスケアの一環として整体やマッサージに通う人も増えています。
まだまだ社会状況に左右される可能性はありますが、市場推移は好調になってきていると言えるかもしれません。
整体(整骨院・接骨院)業界の検索ボリュームが上がる時期はいつ?
整体(整骨院・接骨院)関連の検索ボリュームが上昇傾向にある時期ですが、整体の場合は通年検索があまり大きく変動していない業界です。
ですが整体の繁忙期という部分では6〜8月の夏にかけての時期は新規顧客の獲得がしやすい時期となります。
逆の冬の寒い時期では、整体業界閑散になりやすく、新規の顧客獲得が少し難しくなってくるという傾向もあります。
一概には言えませんが多くの整体ではこのような流れとなっているため、いかに繁忙期で新規顧客の獲得が出来るか、またリピートにつなげられるかがカギとなってくるでしょう。
整体(整骨院・接骨院)業界の平均クリック単価の相場
さて整体、鍼灸マッサージ業界でリスティング広告を活用していく上で気になるのが「1クリックあたりの平均クリック単価」です。
整体、鍼灸マッサージ業界ではどれくらいのクリック単価でリスティング広告を運用出来るのでしょうか。
整体、マッサージ系の平均クリック単価の相場は、約50〜300円前後となります。
整体の場合は地域やキーワードの絞り方によってクリック単価は多少変動しますが、安くても約50円前後、高い場合は300円前後クリック単価がかかります。
そのためリスティング広告でいかに少ないクリック数で予約を取れるかはキーワード選定もそうですが、ランディングページの訴求力を他社よりも高めるという点も重要となってきます。
ターゲットとするユーザーに合わせたお店の強みを打ち出し広告ポリシーに準拠したLPを作ることで安く予約を獲得することが出来ます。
整体(整骨院・接骨院)業界のリスティング広告運用のポイント
ここからは整体業界のリスティング広告で成果を上げていくための広告運用ポイントについて、簡単にいくつか紹介していきたいと思います。
地域を絞り込む
まず最初のポイントは「地域を絞り込む」という点です。
リスティング広告は地域を絞り込んで配信することが出来ますが、よく見かける無駄コストにつながる例として対象外のエリアに広告が表示されてしまっているケースが多くあります。
例えば大阪に整体を開いているお店の広告が、北海道で検索しても出てきてしまうという事がよくあります。
ブランディングであれば問題はないですが、新規獲得に向けた獲得目的の広告であれば、対象外エリアはほぼ無駄コストとして消化されてしまいます。
またGoogle広告では単純に地域設定した場合でも、それだけで対象エリアのみにいるユーザーに配信される訳ではないため、「地域の設定」項目からさらに追加で設定をする必要があります。
年齢や性別を絞り込む
続いては「年齢や性別」を絞り込む方法です。
年齢や性別に関しては、店舗来院者の傾向によって絞り込んだ方が効率が良い場合に予め設定しておくと良いでしょう。
例えばお店に来院される方の年代が高齢層が圧倒的に多く、リピート率の高いようであれば、高齢者層に向けて広告を配信する事でコンバージョン率を上げる事ができます。
時間帯を絞り込む
続いては「時間帯を絞り込む」という点です。
整体等の来院型の集客では、電話による予約も非常に多いです。
そのため営業時間外で広告を配信しても電話等が受付できないといったデメリットも発生します。
時間帯については、ターゲットが活発に検索する時間帯などによっても成果が変わってくる場合も多くありますので、配信データの傾向を見て効率が悪い時間帯を絞り込むのも良いでしょう。
広告表示オプションを設定する
続いては「広告表示オプションを設定する」という点です。
広告表示オプションというのは、基本で設定できる広告文に追加して文言やリンクなどを追加できるオプションを指します。
整体業界で特に使えるオプションとしては「電話番号表示オプション」や「住所表示オプション」等は優先的に設定しておくと良いでしょう。
電話番号表示オプションは、広告文に電話発信できるボタンを追加できるオプションです。ワンタップで発信のポップアップが表示されるので予約につながりやすくなります。
住所表示オプションは、広告文に住所を表示できるオプションです。ひと目で住所が確認できるだけでなく、GoogleMAPなどにも広告を表示できるようになります。
近くの整骨院、接骨院をGoogleMAPで検索して調べるユーザーも多いため上位表示が出来れば新規予約も獲得しやすくなるでしょう。
広告文のインサーション機能を活用する
続いては「広告文のインサーション機能を活用する」という点です。
インサーション機能とは、検索するユーザーの地域やキーワードによって、動的に広告文を関連する文言に変換できる機能です。
インサーション機能の中にはロケーションとして地域設定ができる機能があり、検索するユーザーの所在地を動的に広告文に組み込む事ができます。
整体は地域訴求が成果に大きく関わってくるため、市区町村等をユーザーベースで動的変換できるインサーション機能は効果的ですクリック率も高くなります。
エリア検索キーワードを活用する
続いては「エリア検索キーワードを活用する」という点です。
エリア検索キーワードとは例えば「整骨院 横浜」や「接骨院 渋谷」などといったエリアの掛け合わせキーワードです。
検索ニーズ限られてくるため、あまりニーズのない検索キーワードは活用しにくいですが、ニーズのあるエリアキーワードは効果的です。
整体(整骨院・接骨院)業界で効果的なその他のターゲティング
整体業界でリスティング広告の他に活用できる、その他のターゲティングについていくつか解説したいと思います。
リマーケティング、リターゲティング広告
まずは「リマーケティング・リターゲティング広告」です。
リマーケティング広告とは、一度サイトにアクセスしたユーザーをバナーや動画などで追いかける広告を指します。
整体業界は1クリックの単価が高騰する場合もあるため、一度サイトにアクセスしたユーザーは離脱して終わる前に予約につなげる必要があります。
リマーケティング広告を活用する事で比較的クリック単価を安く、何度も接触して検討してもらう事でコンバージョンにつなげることでトータルCPAを下げる事が可能です。
オーディエンスターゲティング
続いては「オーディエンスターゲティング」です。
Google広告の場合はカスタムセグメントによるターゲティング、Yahooの場合はサーチターゲティングなどが効果的です。
過去直近で整体関連の検索を頻繁に行なっていたユーザーや競合他社のサイトを閲覧したユーザーなどに広告配信が可能です。
顧客リストへの広告配信
続いては「顧客リストへの広告配信」です。
もし施術1回で終わってしまっている来院者が多ければ、リストをアップロードしリピートを促す広告も効果的です。
リストのユーザーのみに広告配信ができる為、クーポンやキャンペーンの告知などを実施する広告を配信することで予約の獲得増加につながります。
また閑散期などに対してもリストターゲティングは効果的だと言えるでしょう。
整体(整骨院・接骨院)業界のリスティング広告についてのまとめ
今回は「整体(整骨院・接骨院)業界のリスティング広告」について解説しました。
整体業界はコロナ禍による特有のお悩みから来院患者も増加傾向にあり、新規顧客獲得のチャンスは大いにあります。
リスティング広告での集客も効果的であり、ターゲティングの精度を上げることで予約を効率的に増やしていく事が可能です。
またリンク先のランディングページの質もコンバージョン率に大きく関わってきますので、質の高いLPの用意も必須となります。
ぜひ今回の記事を参考にリスティング広告の効果検証をしてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。