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【リスティング広告の除外キーワードを完全攻略】無駄コストを徹底的に抑える方法

リスティング広告

  • 2024年8月24日
  • 2024年8月24日

リスティング広告を運用していると、意図しないキーワードで無駄なコストが発生することがあります。

この時、実施したいのが「除外キーワード」設定です。

ですが、除外キーワードと簡単に言っても、実はとても奥が深く「除外キーワードを制すものがリスティングを制す」と言っても過言ではないほど、重要な機能です。

特に除外キーワードのマッチタイプが登録キーワードのマッチタイプの概念と同様と考えられている運用者の方も多い状況ですが、実は概念自体が異なります。

そこで今回は、リスティング広告における除外キーワードの重要性とその具体的な設定方法を詳しく紹介します。除外キーワードを適切に活用することで、広告の効果を最大化し、無駄なクリックを減らす方法についても解説していますので、除外キーワードの正しい設定を行い、リスティング広告のパフォーマンスの向上を目指していきましょう。

▼無駄コストをなくすリスティング広告運用▼

リスティング広告における除外キーワードの役割

そもそも、リスティング広告における除外キーワードの目的・役割とは一体どんな点にあるのでしょうか。

除外キーワードが果たす役割について、いくつか紹介していきます。

無駄コストを削減できる

一番要となるポイントとして「無駄コストの削減」があげられます。

リスティング広告において除外キーワードを適切に設定することで、無駄なコストを削減することができます。

除外キーワードを設定することにより、不適切な検索クエリに対する広告の表示を避けることができ、その結果、広告費の最適化を図ることができるようになり、より高い投資対効果(ROI)を実現できるメリットがあります。

ブランドイメージの損失を防ぐ

特定の検索クエリに広告が表示されると、ブランドイメージに悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、望ましくない検索クエリを除外キーワードに設定することが重要です。

例えば、ネガティブなコンテキストで言及されるキーワードや、ブランドと関連性の低いキーワード、競合他社キーワードなどを除外することで、広告が不適切な文脈・意図しない形で表示されるのを防ぎ、ブランドの信頼性を保つことができます。

リスティング広告の除外キーワード設定の種類

リスティング広告では、除外キーワードをあらゆる形で設定することができます。

ここでは、リスティング広告で設定できる除外キーワードの種類について紹介します。

アカウント単位でのキーワード除外

アカウント全体で特定のキーワードを除外することができます。この設定は、すべてのキャンペーンおよび広告グループに適用されるので、共通して除外したいキーワードがある場合に非常に有効です。

アカウント単位でキーワードを除外することで、全体の無駄な広告クリックを削減し、コスト効果の高い運用を実現します。

 

メリットデメリット
全体的な効率化が図れる細かい調整が難しい
重複した作業の削減誤って重要なキーワードを除外するリスクがある

キャンペーン単位でのキーワード除外

特定のキャンペーン内で除外キーワードを設定する方法です。

この方法は、特定のキャンペーンでだけ無駄なクリックを除外したい場合に有効です。

キャンペーン単位での除外は、各キャンペーンごとの戦略に合わせて柔軟にキーワードを管理することができます。

 

メリットデメリット
特定のキャンペーンのみを対象に調整が可能複数キャンペーンで同じ設定をする場合は手間がかかる
キャンペーンごとのパフォーマンス向上手動での管理が必要になる

広告グループ単位でのキーワード除外

さらに細かい設定を希望する場合は、広告グループ単位で除外キーワードを設定することも可能です。

この設定は特定の広告グループのみを対象にしたい場合に使用されます。

例えば、同一キャンペーン内でも、異なるターゲット群によって除外キーワードを変えることができ、より細かいターゲティングが可能になります。

 

メリットデメリット
非常に細かいターゲティングが可能設定が増えると管理が煩雑になる
各広告グループのパフォーマンスを最大化手動での管理が必要になりやすい

除外キーワードリストで複数のキャンペーンに除外適用で効率化

複数のキャンペーンに一括で除外したい、そんな気持ちになったことはないでしょうか。

そんな悩みを解決できる機能が「除外キーワードリスト」です。

除外キーワードリストとは

除外キーワードリストは、特定のキーワードをまとめたリストで、複数のキャンペーンや広告グループに適用できる機能です。

一度設定すれば、同じ除外キーワードを何度も入力する手間を省け、運用が効率化されます。

除外キーワードリストの作成手順

  1. Google広告の管理画面にログインします。
  2. 左側のメニューから「キーワード」を選び、「除外キーワードリスト」をクリックします。
  3. 「+ 新しいリスト」をクリックし、リストに名前を付けます。
  4. 除外したいキーワードを入力し、リストに追加します。
  5. 入力が完了したら「保存」をクリックします。

除外キーワードリストの適用手順

既に作成した除外キーワードリストを各キャンペーンや広告グループに適用する手順も簡単です。

  1. 再びGoogle広告の管理画面にログインします。
  2. 対象とするキャンペーンや広告グループを選びます。
  3. 「キーワード」タブを選択し、「除外キーワード」をクリックします。
  4. 「除外キーワードリストを適用」をクリックし、適用するリストを選択します。
  5. 「保存」をクリックして適用完了です。

除外キーワードリストのメリット

  • 管理の効率化: 一度設定すれば、複数のキャンペーンや広告グループに同時に適用できるため、効率的に運用できます。
  • 誤りの削減: 何度も同じキーワードを入力する手間がなくなるので、入力ミスを減らすことができます。
  • 迅速な対応: 効果がないキーワードを迅速に除外できるため、コスト削減にもつながります。

除外キーワードリストを活用することで、管理者の負担が軽減されるとともに、広告のパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です

除外キーワードの設定の手間を省き、その分他の戦略に集中できるようになります。

除外キーワードリストの管理と更新

除外キーワードリスト自体も時折見直し、更新することが重要です。

市場の変化や新しいトレンドに速やかに対応するため、定期的にリストをチェックし、不要なキーワードや新たに除外する必要があるキーワードを適宜追加するようにしましょう。

リスティング広告の除外キーワードを適切に登録する方法

リスティング広告で設定できる除外キーワードにはマッチタイプがあります。

マッチタイプの違いで、除外の範囲も変わりますので要チェックです。

検索フレーズ・語句単体を除外したい場合は「完全一致」

リスティング広告において、特定の検索フレーズや語句を完全に除外するには「完全一致」を使用します

。「完全一致」を設定すると、その特定のフレーズや語句に対してのみ広告が表示されません。

例えば、「安いリスティング広告 会社」と設定すると、そのフレーズでの検索結果に広告が表示されることはありません。

検索フレーズ・語句関連を拡張除外したい場合は「フレーズ・部分一致」

一方で、より広範な検索フレーズや語句に対して広告を表示させたくない場合、「フレーズ・部分一致」を用います。

設定したキーワードや関連する語句全体が除外されます。

例えば、「安い」をフレーズ・部分一致で除外設定することで、「安いリスティング広告」や「安いGoogle広告」など、関連する検索フレーズが除外対象となります。

除外キーワードの場合、類語への拡張はされないので要注意

リスティング広告の除外設定では、登録したキーワードがそのままの形でしか除外されません。つまり、類語や関連語へは拡張されないため、商材やサービスに影響を与える可能性のあるすべてのキーワードを詳細に検討し、手動で追加登録する必要があります。

例えば、「安価」、「お得」、「割引」など類似するフレーズも対象にする場合、それぞれを個別に設定しなければなりません。

リスティング広告の除外キーワード設定で大切なこと

リスティング広告で除外キーワードを設定する際におさえておきたいポイントはいくつかあります。

除外キーワードは言葉の通り、除外するという機能を持っていますので何となく実施していると、気がついたらとんでもない失敗につながる可能性もあります。決して軽視せず重要な設定であることを理解し、下記のような点を心がけておきましょう。

除外キーワードの登録は定期的に行う

リスティング広告の中で無駄なコストを削減するためには、除外キーワードの登録を定期的に行うことが極めて重要です。市場の変化やユーザーの検索行動の変化に対応するために、除外キーワードリストを定期的に更新し、新しい無駄なキーワードを追加する必要があります。

具体的には、毎月またはキャンペーン期間中の一定期間ごとに、効果測定と合わせてリストの見直しを行うことがおすすめです。

誤った除外キーワードの登録には注意

除外キーワードの登録は非常に有効な手段ですが、誤ったキーワードを除外してしまうと、広告の配信機会を損失するリスクがあります。たとえば、関連する語句を過剰に除外してしまうと、潜在的に価値のあるトラフィックを逃してしまう可能性があります。

そのため、除外キーワードの選定は慎重に作業を進めましょう。具体的に以下のようなステップを踏むと良いでしょう。

  • ターゲットキーワードとの関連性を見極める
  • 市場調査や競合分析を活用する
  • ユーザーの意図を深掘りする

「登録キーワード」と「除外キーワード」ではマッチタイプの概念が違うので注意

リスティング広告における「登録キーワード」と「除外キーワード」にはそれぞれ異なるマッチタイプの概念があります

例えば、登録キーワードに対しては「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」がありますが、除外キーワードの場合は前述した通り、同じように機能するわけではありません。

除外キーワードにおけるマッチタイプの理解をしっかりと確認しましょう。

参考:除外キーワードについて Google広告ヘルプ

自動適用「競合する除外キーワード削除」で誤った除外を解除

リスティング広告の運用において、適切な除外キーワード設定が必要ですが、時には誤った除外キーワードが影響を与えることがあります。

こうした場合、最適化案の自動適用「競合する除外キーワードを削除する」機能を活用することで、誤った除外設定を解除し、広告の成果を最大化することができます。

登録したキーワードの中に、除外されたフレーズ・語句が含まれている場合に、GoogleのAIが自動検知し除外登録を解除してくれる機能です。

誤った除外を防ぎたい場合には、このような自動化設定をしておくこともおすすめです。

リスティング広告の除外キーワードについてのまとめ

リスティング広告において、除外キーワードは効果的な広告運用の鍵です。

無駄なコストを削減し、ターゲットとする顧客層に確実に広告を配信するためには、除外キーワードの定期的な見直しと適切な設定が必要です。

完全一致を使用して特定の語句を除外し、フレーズ・部分一致で関連語句も広範囲に除外することで、無駄な広告表示を減らせます。

また、誤った除外キーワードは逆効果を招くため、慎重に設定しましょう。

 

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この記事を書いた人

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