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【リスティング広告の代理店の選び方】失敗しないための選定方法とは

リスティング広告

  • 2025年5月7日
  • 2025年4月30日

リスティング広告で成果を出すには、信頼できる代理店選びが欠かせません。

しかし、数多くの代理店の中から自社に最適なパートナーを見つけるのは容易ではなく、選び方を間違えると期待した効果が得られないこともあります。

この記事を読むことで、リスティング広告の代理店選びでよくある失敗例と、成功するために必ず確認すべきポイントが分かります。

自社に合った代理店を見極め、広告運用の成果を最大化するための具体的な判断基準を理解できると思いますので、現在広告代理店を検討されている事業者の方は、ぜひチェックしてみてください。

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【失敗しやすい】リスティング広告の代理店の選び方

リスティング広告の運用を代理店に依頼する際、適切なパートナーを見つけることが成功の鍵となります。

しかし、代理店選びにはいくつかの落とし穴が存在します。

ここでは、契約後に後悔しないために、避けるべき代理店の特徴について具体的に解説します。

1.総額費用が安すぎるor高すぎる代理店は危ない

リスティング広告代理店の費用は、主に「初期費用」「広告費」「運用手数料」で構成されます。

特に運用手数料の相場は広告費の20〜25%程度と言われていますが、この費用感が極端に安い、あるいは高い代理店には注意が必要です。

安すぎる代理店は管理体制が脆弱

運用手数料が相場よりも著しく安い場合、十分な運用工数を確保できない可能性があります。具体的には、一人の担当者が多数の案件を抱えていたり、経験の浅い担当者が割り当てられたりするケースが考えられます。その結果、アカウントの分析や改善提案、レポート作成などが不十分になり、広告効果が頭打ちになるリスクが高まります。

安さには必ず理由があります。なぜその価格で運用できるのか、具体的な運用体制やサポート内容を確認することが重要です。

 

費用感が安すぎる場合の主なリスク
  • 運用にかけられる時間が短い(詳細な分析や改善が行われない)
  • 経験の浅い担当者がつく可能性がある
  • レポートが定型的で、具体的な改善策が見えない
  • コミュニケーションが取りにくい、レスポンスが遅い
  • 最新の広告手法への対応が遅れる

高すぎる代理店は下請けに運用を流すorぼったくり会社

一方で、費用が相場よりも大幅に高い代理店にも注意が必要です。高額な理由としては、ブランド力や実績を背景にした価格設定の場合もありますが、実際の運用を下請け会社に再委託しているケースも少なくありません。この場合、中間マージンが発生するため費用が高くなるだけでなく、運用状況が見えにくくなったり、指示が的確に伝わらなかったりするリスクがあります。

また、残念ながら不当に高い手数料を設定している、いわゆる「ぼったくり」のような会社も存在します。提示された費用に見合ったサービス内容・運用体制であるか、複数の代理店から相見積もりを取って比較検討することが賢明です。

2.契約期間が長すぎる(1年以上の契約はNG)

多くの代理店では最低契約期間が設けられていますが、1年以上の長期契約を求めてくる代理店は避けるべきです。リスティング広告を取り巻く市場環境やアルゴリズムは常に変化しており、長期契約はリスクを伴います。

もし運用成果が出なかった場合でも、契約期間中は解約できない、あるいは高額な違約金が発生する可能性があります。また、ビジネスの状況変化に応じて広告戦略を見直したい場合にも、長期契約が足かせとなることがあります。一般的には3ヶ月から6ヶ月程度の契約期間が適切とされています。契約前には、最低契約期間と更新条件、中途解約の可否とその条件を必ず確認しましょう。

3.営業と運用が兼任の代理店はリソース過多で成果が出にくい

代理店の体制として、営業担当と広告運用担当が分かれている場合と、一人の担当者が兼任している場合があります。営業担当と運用担当が兼任している代理店は、注意が必要です。

兼任体制の場合、担当者は新規顧客獲得のための営業活動にも時間を割く必要があり、既存顧客の広告運用に十分なリソースを割けない可能性があります。特に複雑なアカウントや多額の予算を扱う場合、分析や改善施策の実行に時間がかかり、成果につながりにくくなる恐れがあります。専門性の高い運用担当者が専任でつく体制の方が、より質の高い運用を期待できるでしょう。提案時や契約前に、どのような体制で運用されるのかを確認することが大切です。

4.業務委託・フリーランスは時間給管理の為、低予算は優先度を下げられる

近年、業務委託やフリーランスの広告運用者に依頼するケースも増えています。高い専門性を持つ人材もいますが、注意点もあります。多くの場合、時間単価での契約となるため、予算が少ない案件は作業時間が限られ、結果的に優先度が低くなる可能性があります。

限られた時間内では、日々のモニタリングや基本的な調整作業が中心となり、詳細な分析や積極的な改善提案まで手が回らないことも考えられます。もちろん、予算規模に関わらず熱心に対応してくれる方もいますが、契約形態による特性は理解しておくべきでしょう。月額の広告予算が数十万円以下の場合は、特に注意が必要です。

5.コンサルティング会社は基本外注の為、高額な上にリスクが高い

Webマーケティング全般の戦略立案を行うコンサルティング会社の中にも、リスティング広告運用を請け負う企業があります。しかし、コンサルティング会社自身が運用部隊を持たず、実際の運用は別の代理店や下請けに外注しているケースが多い点に注意が必要です。

この場合、コンサルティングフィーに加えて運用手数料が発生するため、総額費用が高額になりがちです。また、間にコンサルタントが入ることで、運用現場とのコミュニケーションに齟齬が生じたり、改善のスピードが遅れたりするリスクも考えられます。戦略立案だけでなく、実際の運用まで責任を持って自社で行う代理店を選ぶ方が、費用対効果や運用の質においてメリットが大きい場合があります。

6.運用担当者が頻繁に変わる代理店は失敗しやすい

広告運用は、担当者がアカウントの特性やビジネスの状況を深く理解することで、より効果的な施策を実行できます。しかし、運用担当者が短期間で頻繁に変わる代理店では、ノウハウの蓄積や一貫した戦略の実行が難しくなります

担当者が変わるたびに引継ぎが行われますが、情報が完全には伝わらなかったり、新しい担当者がアカウントを理解するまでに時間がかかったりすることで、運用が停滞するリスクがあります。また、広告主側もその都度コミュニケーションを取り直す必要があり、負担が増えます。契約前に担当者の変更頻度や、可能であれば担当者の定着率について質問してみるのも良いでしょう。

「LP無料」など本質改善からずれたオファーを出している代理店は危ない

「LP(ランディングページ)制作無料」といった魅力的なオファーを前面に出している代理店にも注意が必要です。これらのオファーは、一見お得に見えますが、その分他の費用が高かったり、契約期間が長かったり、提供されるLPの質が低かったりする可能性があります。

特にLPは、リスティング広告の成果を左右する重要な要素です。テンプレートを使い回しただけのLPでは、コンバージョン率の改善は期待できません。広告運用だけでなく、ビジネスの成果に直結するLPの分析や改善提案まで含めて、本質的なサポートをしてくれる代理店を選ぶことが重要です。目先の無料オファーに惑わされず、提供されるサービスの質や内容をしっかりと見極めましょう。

【リスティング広告の代理店の選び方】成功するために覚えておくべきこと

リスティング広告の代理店選びで失敗しないためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

前の章で挙げた「失敗しやすい選び方」を避けるだけでなく、積極的に確認すべき項目を理解し、自社に最適なパートナーを見つけ出すことが成功への鍵となります。

ここでは、代理店選定において特に重視すべき3つのポイントを解説します。

総額費用・契約期間など条件は必ず確認する

代理店との契約において、費用と契約期間は最も基本的な確認事項であり、後のトラブルを避けるためにも契約前に詳細までしっかりと確認する必要があります。曖昧な理解のまま契約を進めると、想定外の費用が発生したり、解約したくてもできなかったりする可能性があります。

費用体系の確認ポイント

リスティング広告運用にかかる費用は、主に「初期費用」「月額手数料」「広告費」で構成されます。代理店によって費用体系は様々ですので、以下の点を明確にしましょう。

 

確認項目主な種類・注意点
初期費用アカウント開設や初期設定にかかる費用です。無料の場合もあれば、数万円から十数万円程度かかる場合もあります。具体的な作業内容を確認しましょう。
月額手数料運用代行の手数料です。主な体系として、「広告費の〇%(一般的に20%前後)」「月額固定」「成果報酬型」などがあります。自社の広告予算や目標に合わせて、どの体系が適しているか検討が必要です。手数料に含まれるサービス範囲(レポート作成、定例会の有無など)も確認しましょう。
広告費の扱い広告費を代理店に預けるのか、自社で直接媒体(GoogleやYahoo!など)に支払うのかを確認します。代理店によっては、広告費の最低出稿額を設定している場合もあります。
その他費用レポート作成費用、LP(ランディングページ)改善提案費用、ツール利用料などが別途発生しないか確認しましょう。

特に手数料体系は、代理店の利益構造と運用方針に直結します。

例えば、広告費の割合で手数料が決まる場合、代理店は広告費を増やそうとするインセンティブが働く可能性があります。

自社の目標達成と代理店の利益が一致するような、納得のいく料金体系かを見極めることが大切です。

契約期間と解約条件の確認ポイント

契約期間も重要な確認事項です。安易な長期契約はリスクを伴うため、慎重に判断しましょう。

 

確認項目注意点
最低契約期間多くの代理店では、3ヶ月〜6ヶ月程度の最低契約期間を設けています。1年以上の長期契約を提示された場合は、その理由とリスクを十分に確認しましょう。
自動更新契約が自動更新されるのか、更新前に意思確認があるのかを確認します。自動更新の場合、解約申し出の期限も把握しておきましょう。
中途解約時の違約金最低契約期間内に解約する場合、違約金が発生するかどうか、発生する場合はその金額や計算方法を確認します。

これらの条件は、必ず契約書に明記されているかを確認し、不明な点は遠慮なく質問しましょう。

誰がどのような運用体制で実施するのか確認する

リスティング広告の成果は、実際に運用を担当する人材のスキルや経験、そして運用体制に大きく左右されます。

営業担当者の説明だけでなく、実際に運用を行う担当者やチームについて詳しく確認することが重要です。

担当者のスキルと経験

どのような担当者が自社の広告運用に携わるのか、具体的に確認しましょう。

  • 専任担当者か兼任か: 一人の担当者が何社くらいの案件を担当しているのか。あまりに多くの案件を抱えている場合、自社への対応が手薄になる可能性があります。
  • 経験年数と実績: リスティング広告の運用経験年数や、過去に担当した業種・業界、成功事例などを確認します。自社のビジネスに近い実績があれば、よりスムーズな運用が期待できます。
  • 保有資格: Google広告認定資格やYahoo!広告プロフェッショナル認定資格など、関連資格の保有状況もスキルレベルを測る一つの指標になります。
  • 担当者との相性: 可能であれば、契約前に実際の運用担当者と面談し、コミュニケーションが円滑に取れそうか、信頼できそうかを確認できると理想的です。

運用体制とコミュニケーション

担当者個人のスキルだけでなく、組織としてどのような体制で運用を進めるのかも確認が必要です。

 

確認項目チェックポイント
運用チーム担当者一人に任せきりではなく、チームで分析や戦略立案を行っているか。担当者が不在の場合のバックアップ体制はあるか。
レポートレポートの頻度(月次、週次など)、報告内容(主要指標、分析、改善策など)、形式(フォーマット、分かりやすさ)を確認します。形式的なレポートだけでなく、具体的な考察や次のアクションプランが示されているかが重要です。
コミュニケーション定例ミーティングの有無や頻度、主な連絡手段(メール、電話、チャットツールなど)、レスポンスの速さなどを確認します。疑問点や要望を気軽に相談できる関係性を築けるかが、運用をスムーズに進める上で大切です。
アカウント権限自社でも広告アカウントの状況をリアルタイムで確認できるよう、閲覧権限を付与してもらえるか確認しましょう。透明性の高い代理店であれば、アカウント共有に積極的です。

これらの運用体制に関する情報は、提案資料やヒアリングを通じて具体的に確認し、自社の求めるサポートレベルと合致するかを見極めましょう。

現状分析ができるなら事前に無料分析を依頼する

多くの代理店では、契約前に既存の広告アカウントの状況を分析し、改善提案を行う「無料アカウント診断」や「無料分析」を実施しています。

これは代理店の分析力、提案力、そして自社ビジネスへの理解度を見極める絶好の機会です。

無料分析で確認すべきこと

無料分析を依頼する際には、単にレポートを受け取るだけでなく、以下の点に注目しましょう。

  • 分析の質: データに基づいた客観的な分析が行われているか。課題点の指摘だけでなく、その原因まで踏み込んで分析されているか。
  • 提案の具体性: 抽象的な改善方針だけでなく、具体的な施策や期待される効果が示されているか。実現可能性の高い提案か。
  • 自社ビジネスへの理解: 自社の商材やターゲット顧客、ビジネス目標を理解した上で分析・提案が行われているか。
  • コミュニケーション: 分析結果の説明は分かりやすいか。質問に対して的確に回答してくれるか。

無料分析を通じて、その代理店がデータに基づいた論理的な思考ができ、かつ自社の状況に合わせた柔軟な対応ができるかを確認できます。

無料分析依頼時の注意点

無料分析は有益ですが、いくつか注意点もあります。

  • 情報開示の範囲: 分析には広告アカウントへのアクセス権限が必要になる場合があります。どこまでの情報を開示するかは慎重に判断しましょう。秘密保持契約(NDA)の締結も検討します。
  • 分析結果の過信は禁物: 無料分析はあくまで契約獲得のための一環である場合もあります。提案内容が魅力的であっても、それだけで契約を決めるのではなく、費用、契約期間、運用体制など、他の要素と合わせて総合的に判断することが重要です。
  • 複数社に依頼する: 可能であれば、複数の代理店に無料分析を依頼し、比較検討することをおすすめします。各社の強みや特徴が見えてきます。

無料分析を有効活用し、代理店の「実力」を見極める判断材料の一つとしましょう。

【まとめ】最後は代理店担当者の熱意と信頼、任せたいと思える担当者選びを!

リスティング広告の代理店選びでは、安すぎる・高すぎる費用、長期契約、不明瞭な運用体制は避けるべきです。

費用や契約期間、運用体制の確認は当然重要ですが、条件だけで判断せず、しっかりと担当者が信頼できるかもご自身の目で確認しましょう。

最終的に成果を左右するのは、運用を担当する「人」です。

自社のビジネスを深く理解し、熱意を持って改善に取り組んでくれる、信頼できる担当者を見つけることが成功への鍵となります。

「この人になら任せたい」そう思えるパートナーを選ぶことで、長期的な信頼できる担当者と気持ちよくビジネスを拡大できる道ができます。

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この記事を書いた人

FC編集部

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