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リスティング広告が何回もクリックされると費用はどうなる?多数クリックの際の仕組みを解説!

リスティング広告

  • 2022年1月29日
  • 2022年5月21日

リスティング広告は表示されただけではお金がかかりませんが、クリックされるとはじめてお金が発生します。

リスティング広告が配信され始めると指定した地域内の検索結果に広告が表示され、あらゆるユーザーにあなたの広告が見られるようになります。

配信した広告がユーザーの目に止まりクリックしてもらえれば、自社の商品やサービスを知ってもらえる機会を得ることができ、そのクリックに対して対価を払うという仕組みです。

ですがあなたの広告をクリックしているユーザーは真の見込み客だけではありません。意図的に費用を発生させようとするユーザーの無駄クリックが存在します。

今回はそんな無駄クリックを何度もされた場合に費用がかかるのか、について詳しく見ていきたいと思います。

リスティング広告の無駄クリックはどんなケースで発生する?

リスティング 無駄クリック

自社で配信しているリスティング広告が無駄にクリックされるケースは、一体どんなパターンがあるのでしょうか。

起こりえるケースをいくつか紹介していきます。

競合他社による意図的なクリック

まずは「競合他社による意図的にクリック」です。同じ広告枠で戦っている競合他社がライバル会社のリスティング広告を何度もクリックするというケースは多々あります。

これは意図的に無駄コストを増やそうとクリックしている場合もあれば、競合調査の一貫としてリンク先のLPなどを確認するためにクリックしているパターンもあります。

広告代理店がクリックしている

続いては「広告代理店がクリックしている」ケースです。広告代理店の営業マンが営業のためにあえてリスティング広告をクリックしている場合や、競合分析の際にクリックしている場合があります。

ロボット・スパムによるクリック

続いては「ロボット・スパムによるクリック」です。これは頻繁にあることではありませんが、1日に大量の無駄クリックがロボットなどによって発生するスパム行為です。

リスティング広告の不正クリックは全体の何%くらい?

リスティング 無駄クリック

ではリスティング広告を配信している際に発生する不正クリックは全体のどれくらいのパーセンテージを占めているのでしょうか。

実はリスティング広告配信時に発生する不正クリックは、全体の30%ほどだと言われています。

30%というとかなり大きく割合を占めていますよね。実はそれくらい不正クリックというのは発生しているのです。

リスティング広告は何度もクリックされるとどうなるの?

リスティング 削除

リスティング広告は同じユーザーに何度もクリックされるとどうなるのでしょうか?通常であればクリックされたら費用が発生するので、クリック数分のお金がかかってしまうと考えられますよね。

ですが実は同じユーザーに何度も広告をクリックされた場合には「無効なクリック」としてカウントされるようになります。

この無効なクリックにはGoogleYahooともに定義がありますので媒体ごとにいくつか説明していきたいと思います。

各媒体ごとの無効なクリックの定義

リスティング広告 掲載順位

リスティング広告は主にGoogleYahooがメインとなります。日本の検索エンジンのほぼ大半を占めていることもあり、全国のユーザーが日々リスティング広告に触れていると言っても過言ではありません。

そのGoogleYahooのリスティング広告で不正クリックがあった場合、各媒体側ではどんな対象が無効なクリックとしてカウントされるのかヘルプの内容を参考にまとめましたのでご覧ください。

Googleの無効なクリック対象

まずはGoogleのリスティング広告についてです。Googleのリスティング広告では以下のような対象が無効なクリックとしてカウントされます。

・広告主の費用や、広告を掲載するサイト運営者の収益を意図的に増やすために手動で行われるクリック

・自動化されたクリックツールや、ロボットなどの不正なソフトウェアによるクリック

・ダブルクリック時の 2 番目のクリックなど、広告主にとって価値のない余分なクリック

上記のようなクリックは、Googleでは「無効なクリック」として判定され、そのクリック分で発生した費用は返金がされます。

詳しくはGoogle広告ヘルプを確認してみてください。

参考「無効なクリック: 定義」_Google広告公式ヘルプ

Yahooの無効なクリック対象

続いてはYahooのリスティング広告に対しての無効なクリックについてです。Yahooのリスティング広告では以下のような対象が無効なクリックとしてカウントされます。

・正常なサイト訪問、購買につながらないクリック

・ユーザーによる誤クリック

・悪意があると判断されるクリック

Yahooでは無効なクリックに対しての表記が少し曖昧ではありますが、記載されている意味はGoogleと同じ項目であるといえます。

無効なクリックであるかどうかは各媒体側の判断基準となるため、明確にどのような基準で確定するかは媒体側でしか分かりません。

参考「広告トラフィックに関するポリシー」_Yahoo! JAPAN広告公式ヘルプ

各媒体ごとの無効なクリックの確認方法

リスティング 無駄クリック

さてここからは各媒体の無効なクリックを確認する方法について説明していきます。

GoogleYahooでは管理画面上からどれくらい無効なクリックが発生しているかを確認することができます。

1ヶ月の広告配信で毎月多数の無効クリックが発生している場合は、対策をとって無駄なアクセスを防ぐようにしましょう。

Google広告での無効なクリックの確認方法

まずはGoogle広告での無効なクリックの確認方法についてです。下記の手順で確認をしていきましょう。

1. Google広告管理画面上の右真ん中あたりにある「表示項目」をクリックして、「表示項目の変更」を選択。

2.「掲載結果」をクリックし、「無効なクリック」「無効なクリックの割合」という項目にチェックを入れて、「適用」を選択。

Google広告で配信した費用に対してどれくらい無効なクリックが発生しているのか、その数と割合をチェックすることができますので、ぜひご確認ください。

Yahoo広告での無効なクリックの確認方法

続いてはYahoo広告での無効なクリックの確認方法についてです。下記の手順で確認をしていきましょう。

1. Yahoo広告管理ツールの「検索広告」をクリック

2.「キャンペーン管理」をクリック

3. 管理画面画面中央の「表示内容選択」から「キャンペーン」をクリック

4.「表示」をクリックし、「表示項目の編集」をクリック

5.「表示項目の編集」内で「無効なクリック数」「無効なクリック率」にチェック

6. 追加後、「適用」ボタンを押す

Yahoo広告で配信した費用に対してどれくらい無効なクリックが発生しているのか、その数とクリック率をチェックすることができますので、ぜひご確認ください。

それでも発生する競合他社の意図的なクリック!対策できる?

リスティング広告の費用

リスティング広告の無効なクリックはGoogleYahooの媒体側である程度抑えることは出来ますが、実際に発生している不正クリックはそれ以上に多く実際には費用に含まれてしまうクリックもたくさんあります。

その場合には不正クリックをブロックできる専用のツールを使用すると良いでしょう。

不正クリックツールいくつかありますが、xlogなどのツールが有名です。xlogの不正クリックツールについて知りたい方は、下記のリンクより確認してみて下さい。

参考:xーlog公式サイト

その他よくある不正クリックについてのQ&A

リスティング 無駄クリック

ここではその他リスティング広告の不正クリックについてよくある質問をいくつかまとめました。

Qリスティング広告で何度もクリックされた不正クリックは、費用を払わなければいけないの?

A.費用を払う必要がなく、媒体側から返金されます。

媒体基準で不正なクリックとして判断され算出されたクリックは、翌月初に確定されます。そのクリック分の金額は返金され相殺された分が請求額となります。

しかし前述した通り、媒体側では不正クリックと判断されなかった不正クリックも実際には数多くあるため、対象外クリックについては発生した費用として支払う必要があります。

Qリスティング広告の不正クリックは法律的に違法行為?

A.不正クリック自体は法律的には問題ありません。なので意図的に不正なクリックをされたとしても法律で訴えることも難しいです。

不正クリックが気になってしょうがないという方はツールなどを活用し、できるだけ無駄コストを防ぐような対策をしましょう。特にクリック単価が高い業界には非常に効果的です。

まとめ

リスティング広告において、競合他社や代理店、意図しないユーザーからの無駄クリックはクリック単価が高い業界であればあるほど影響度が大きくなります。

配信しているキーワードやLPを最適化して、商品やサービスも負けていないのに費用対効果が悪いという場合には、不正クリックツールなどを検討するのも1つの手です。

また無効なクリック数は管理画面を定期的に確認して、毎月どれくらいの数が発生しているのか影響度を分析していくのもおすすめです。

この記事を書いた人

西山 秀彦

西山 秀彦

Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。