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Googleリスティング広告で拡張テキストは作成不可?拡張テキストからレスポンシブへ

リスティング広告

  • 2022年2月23日
  • 2022年5月21日

Googleのリスティング広告でも非常に効果の高かった拡張テキスト広告が使えなくなるというお知らせがGoogle公式サイトから告知がありました。

どの運用者も拡張テキストをフル活用していた事だと思いますので、リスティング広告運用者側では一時この話題で盛り上がりを見せていました。

今回はGoogleのリスティング広告で使用できなくなる拡張テキストについてと、これからの対策について紹介していきたいと思います。

拡張テキストとは?

リスティング 拡張テキスト

そもそも拡張テキストって何?という方もいるかと思いますので、拡張テキスト広告について簡単に触れていきたいと思います。

拡張テキスト広告とは、それまで主流となっていたテキスト広告よりもさらに訴求できる広告文の量を増やして訴求できる広告文の事を指します。

通常のテキスト広告は見出し2つ、説明文1つで1セットという組み合わせでしたが、拡張テキストでは下記のように文章を増やすことができるようになっています。

・表示URLの後ろにパスを2つ追加
・3 つ目の広告見出しを追加
・2 つ目の説明文を追加
・説明文は 90 文字(全角では 45 文字)まで使用可能

拡張テキストが開始されたことにより、クリックが発生する前により多くの情報をユーザーに見せることができるようになりました。

拡張テキストはいつ使えなくなる?

リスティング 拡張テキスト

さてこんな便利な拡張テキスト広告ですが、Google公式から作成および編集が出来なくなるというお知らせが発表されました。

作成および編集が出来なくなる日は2022年6月30日です。それ以降は完全に作成および編集が出来なくなります。

ですが6月30日までに作成した拡張テキストは配信自体は可能であり、レポートでもデータを確認する事ができるのでご安心ください。

拡張テキスト広告が使えなくなる理由

リスティング広告の費用

ではこんなに便利な拡張テキスト広告が使えなくなる理由はどんな理由からなのでしょうか。

それはさらに新たに「レスポンシブ検索広告」という広告文がリリースされた為です。

レスポンシブ検索広告は、拡張テキストよりもさらにアップデートされた機能が備わっている広告文です。拡張テキスト広告でできる事は全てレスポンシブ検索広告でも可能です。

またGoogle広告はオートメーション化に向かっており、人工知能の力でより最適で的確な広告文を組み合わせて配信できるようレスポンシブ検索広告の精度を高めていくと考えられます。

そのためには拡張テキストの使用を停止し、レスポンシブ検索広告によりデータを集めていく必要が出てきます。

おそらく次のフェーズではレスポンシブ広告のさらなるアップデートが予想されており、広告の自動化が進んでいくと考えられます。

レスポンシブ検索広告でリスティングを最適化しよう

リスティング広告 掲載順位

拡張テキストが2022年6月30日に停止される事となった現在、Googleではレスポンシブ検索広告への移行を強く推奨しています。

レスポンシブ検索広告では見出し15つ、説明文4つと1つの広告文に設定できる文章量が大幅にアップされていますので、見出しや説明文の設定の仕方がカギとなってきます。

同じような文言を多数見出しに入れてしまうとバリエーション組み合わせが悪くCTR、CVRが落ちる可能性が高いです。

レスポンシブ検索広告では、最適化の一つの指標として「広告の有効性」という指標がありますので、まずはこの部分を最適な状態にするよう心がけましょう。

またレスポンシブ検索広告には組み合わせの実績データを見る事ができます。現状ではインプレッションデータのみしか見れませんが、インプレッションが少ない見出しや説明文の変更を実施したり、レスポンシブのCVRが悪い場合には逆にインプレッションの多い文章を変える事で大きな改善につながる場合があります。

また拡張テキスト広告のように文章を固定したいという場合にはピン留め機能を活用して見出しを固定しましょう。

ピン留めすることで、見出しを1、2に固定するなど、表示する場所をコントロールする事ができます。

まとめ

今回は拡張テキストの停止について詳しく説明しました。拡張テキストは2022年6月30日で作成および編集はできなくなりますが、レスポンシブ検索広告で全て補完できるため特に大きな影響はないでしょう。

またGoogle広告のさらなる自動最適化が進むと考えると、もっと簡単にリスティング広告運用の成果向上につながりやすくなり、多くの人にとって効果の高い広告を配信できるようになっていくでしょう。

この記事を書いた人

西山 秀彦

西山 秀彦

Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。