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【化粧品・コスメ業界のリスティング広告】平均クリック単価や運用戦略を解説

リスティング広告

  • 2022年10月23日
  • 2022年10月23日

化粧品、コスメでWEB広告を活用して新規の購入者を獲得している企業は数多くあります。

今回はWEB広告の中でもGoogleやYahooの検索ユーザーに対してアプローチができる「リスティング広告」について解説していきたいと思います。

化粧品やコスメは女性の消費者が全体の大きな割合を占めていますが、現在では男性も化粧品、コスメを利用する流れが大きくなっており、メンズコスメ市場も拡大している状況です。

リスティング広告のクリック単価や検索ニーズ、戦略的な運用方法をいくつか紹介していますのでチェックしてみて下さい。

化粧品(コスメ)業界の市場の伸び率について

現在、化粧品(コスメ)業界の市場はどのような状況にあるのか、見ていきたいと思います。

化粧品(コスメ)業界は2020年の新型コロナウィルスの影響を受け、国内市場が縮小傾向にありましたが、その一方で「おうち美容」に取り組む消費者が増加、マスクや生活環境の変化による肌トラブルによるスキンケア市場の拡大などもあり、2021年では前年比(2020年)と比べると約103%まで伸びている状況です。

2022年はコロナウィルスの影響から徐々に需要が回復傾向をたどっており、前年比約102%と伸びている状況です。

今後はさらにメークアップ商品などの市場が伸びる予測がされており、市場としては上昇傾向にあると言えるでしょう。

化粧品(コスメ)を通販で購入するユーザーが急増

新型コロナウィルスの影響で店舗での消費需要は一時大きく縮小されましたが、一方で通販で化粧品、コスメを購入する消費者が2020年以降急増しており、化粧品(コスメ)業界はEC販売が重要となっています。

今後もネットでのコスメ購入は増加傾向をたどることから、リスティング広告などのWEB広告を活用した新規購入者の獲得が売上拡大の大きなカギとなっています。

化粧品(コスメ)業界の繁忙期、閑散期はいつ?

化粧品(コスメ)業界の繁忙期は12〜1月、4〜8月頃が繁忙時期になる傾向があります。

12〜1月にかけては、クリスマスコフレなどの需要で消費者ニーズが大きく上がります。

また1月新しい事や自分磨きのニーズが上がる為、美容に対する消費需要が高くなります。

4月新生活などが始まる方や新発売のコスメなどにも企業が力を入れる時期となり忙しくなる傾向があります。

7〜8月にかけては肌の露出が増え、日焼け止め紫外線対策コスメなどの需要が上がります。

化粧品業界は各季節やイベントに対して需要があるため、比較的年中ニーズがある業界と言えるでしょう。

化粧品(コスメ)の検索ボリュームどれくらい?

化粧品やコスメといったキーワードはWEB上で月間どれくらいの検索ボリュームがあるのか、説明したいと思います。

「化粧品」というキーワードは約74,000回、コスメは約165,000回ほど検索されるワードです。

その他、

  • 韓国コスメ 約50,000回
  • スキンケア 約33,000回
  • リップ 約50,000回
  • 美容液 約30,000回

と各用途別のキーワードでもかなりの検索ボリュームがあるといえます。

各カテゴリ別の検索ニーズの変動について

化粧品(コスメ)の各カテゴリですが、1年間の中で検索ボリュームにどのような変化があるのか見ていきたいと思います。

各カテゴリ別で検索ニーズが増加する時期は、それぞれ下記のような違いがあります。

  • 化粧品 4〜8月
  • スキンケア 12〜6月
  • リップ 12〜2月
  • 美白系 7〜8月
  • 美容液 12〜1月

上記は直近のデータとなり、あくまで参考値とはなりますが、各カテゴリによって検索ニーズが上がる時期は変わってくるようです。

化粧品(コスメ)業界のリスティング広告、平均クリック単価の相場は?

化粧品(コスメ)業界のリスティング広告における平均クリック単価、CPCはどれくらいなのでしょうか。

化粧品、コスメ業界の平均クリック単価は約40円〜60円ほどとなります。

ですがキーワードによっては200〜400円ほど掛かってしまう場合もありますので、高いクリック単価の無駄クリックは避けたいところですね。

化粧品(コスメ)業界のリスティング広告運用ポイント

化粧品(コスメ)の業界でリスティング広告を運用したい、もしくは既に運用しているという方に役立つ運用ポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

化粧品(コスメ)はLPの訴求力が重要

化粧品(コスメ)の商品をリスティング広告で新規購入者を獲得するためにまずおさえておきたいポイントは「リンク先ページ(LP)の質が高いかどうか」という点です。

特に化粧品業界はリスティング広告を配信すると他社名や他社商品名、ブランド名の検索が非常に多いです。

そしてリスティング広告を配信している企業は、LPの訴求力を上げて購入率を高めています。

もし現状「LP自体を使用していない、LPに力を入れられていない、LPの改善をしていない」などの点が当てはまる場合は、まずは広告の最適化の前にLPを見直しましょう。

LPが弱い場合、化粧品で新規購入者を獲得することはかなり難しいです。

リスティング広告は本商品ではなくお試し販売による2ステップが鉄則

化粧品業界では、リスティング広告を含めるWEB広告で最初から本商品を購入させる戦略は、全体的にCPOが高くなる傾向があります。

その理由は、競合他社の多くがお試しを用意しているからです。

購入者の視点で考えた時、AとBの会社のコスメを検討しており、どちらの商品にも魅力を感じていた場合、まずはお試しができるかできないか選択肢があったとすると、どちらを選ぶでしょうか。

ユーザーは必ず「まずはお試しを購入して試してみよう」という選択肢を選ぶはずです。

そのため2ステップ戦略の中でリスティングの初回CPAをどれくらいにするか目標値を立てる必要があります。

年齢、性別を絞り込む

化粧品の商品は、明確なターゲット層が決まっている場合が多いです。

まずは女性用なのか男性用なのかで性別を絞り込みましょう。

また商品によって使用するであろう想定の年齢層も決まっているかと思います。

例えばエイジングケア商品であれば、年齢層の高いユーザーがメインターゲットとなるはずなので、年齢もある程度絞り込むことができます。

悩みや成分などのキーワードを登録

例えばスキンケア、美容液関連のキーワードでは「ニキビ、美白、シミ、シワ」など様々な肌トラブル・悩みのキーワードが多く検索されます。

またコスメ系でも「丸顔や肌荒れ、毛穴、化粧崩れ、マスクにつかない」などお悩み系の検索ニーズは購入率高いです。

その他成分を常にチェックしているユーザーは「ヒト幹細胞 マスクパック」など成分の掛け合わせを行う傾向がある為、成分を含めたキーワードを登録すると効果的です。

上記の部分も他社に負けない商品力とLPの訴求力が必要になりますので、キーワードを登録する前に他社分析が重要となります。

化粧品(コスメ)業界で効果的なその他のターゲティング

化粧品(コスメ)業界と相性のよいターゲティング方法についていくつか紹介していきたいと思います。

アフィリエイト広告

まずはアフィリエイト広告です。

アフィリエイトはブロガーに記事を書いてもらい、記事経由での新規購入を増やす広告手法となります。

化粧品業界はとにかく口コミやレビューをチェックするユーザーが多い為、アフィリエイト広告のような記事による「読ませる広告」が大きな成果につながってきます。

記事をライディングするアフィリエイターの数や質によって成果が大きく変動してくる為、より質の高いアフィリエイターへの依頼ができると費用対効果が大きく上がります。

SNS広告

化粧品(コスメ)業界はFacebookやInstagram広告などのMeta媒体との相性が良いです。

クリエイティブも画像や動画など様々な形式で新規ユーザーにアプローチができる為、SNS広告でのアプローチも効果的です。

インフルエンサー

インフルエンサー広告も化粧品業界はかなり効果的です。

インフルエンサーにも種類があり、大手所属の有名Youtuberやタレント、モデルなどのインフルエンサーもいれば、個人インスタグラマーなどマイクロインフルエンサーと呼ばれる方もいます。

インフルエンサーのレベルによって料金が大きく変動していきますので、様々テスト、検証を行い、相性の良いインフルエンサーを把握することが重要です。

化粧品(コスメ)業界のリスティング広告についてのまとめ

今回は「化粧品(コスメ)業界のリスティング広告」について解説しました。

コスメ業界は今後も市場が拡大傾向にあり、常にニーズが高い業界だと言えます。

また今までは化粧=女性というイメージがありましたが、現在では男性もスキンケアやコスメをする、購入する時代となってきました。

その為、男性市場も大幅な拡大が今後期待できるといっても過言ではありません。

どのように戦略立ててWEB広告を活用するかが、
これからのニーズに対して重要となってきますので、ぜひ今回の記事を参考に戦略を見直してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

西山 秀彦

西山 秀彦

Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。