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リスティング広告に向いている商品やサービスとは?向いている業種を紹介
リスティング広告
- 2022年5月5日
- 2022年5月20日
リスティング広告はキーワードや広告文を登録し、設定した広告がユーザーにクリックがされることで初めて費用が発生します。
このリスティングですが、業界によってクリック単価は大きく変動するため、自社の業界がリスティング広告で成果を出せる業界なのかどうかを事前に確認したいという方も多いことでしょう。
リスティング広告で本当に成果が出るかどうかは「実際にやってみないと分からない」というのが事実あります。
ですがリスティング広告には向き不向きの商品やサービス、業界があるというのもまた事実です。
今回はリスティング広告をこれから始める上で「リスティングに向いている商品やサービス、業界」と逆に「向いていない商品やサービス、業界」について見ていきたいと思います。
今回の記事の内容必ずしもそうであると断定するわけではございませんので、一つの参考に見ていただけると良いかと思います。
それではさっそく見ていきましょう。
リスティング広告に向いている商品やサービス、業界の特徴
まずはじめは「リスティング広告に向いている商品やサービス、業界の特徴」についてです。
リスティング広告には向いている商品やサービスがあります。リスティング広告を配信する前に、自社の商品やサービスがリスティングに向いているのかどうかチェックしてみましょう。
もし下記の向いているポイントに少しでもあてはまっていれば成果が見込めるかもしれません。
商品やサービスの客単価が高いもの
リスティング広告に向いているもの、はじめは「客単価が高い商品やサービス」を提供していることです。
リスティング広告はクリックされる毎に費用がかかる広告です。クリック単価は安いと5円くらいでも配信できる業界もあれば1クリック1000円以上かかる業界もあります。
客単価が高い=1件あたりで許容できる広告費用が大きい
場合が多いため、クリック費用がかかったとしても費用対効果が良く採算が合う場合が多いです。
そのため客単価が高いとリスティングでは向いている可能性が高いです。
商品やサービスの粗利が高いもの
リスティング広告に向いているもの、続いては「商品やサービスの粗利が高いもの」です。
商品やサービスの粗利金額が高ければ、広告費にお金がかかったとしてもプラスになる可能性が高いため向いていると言えます。
例えば注文住宅などの不動産販売などの業種は1件購入が決まるだけで数千万という売上が発生します。
そのため注文住宅のように粗利金額が高い業界であれば、1件購入が決まるまでに広告費用がたとえ100万円以上かかったとしても費用対効果が見合い、リスティング広告に向いていると言えます。
クリック単価が安く需要があるもの
リスティング広告に向いているもの、続いては「クリック単価が安く需要があるもの」です。
リスティング広告は配信による蓄積されたデータが多ければ多いほど改善できるスピードが上がり精度が増していく運用型の広告です。
そにためクリック単価が安ければ安いほど、少ない費用でもデータをたくさん得ることができます。
しかしクリック単価が安いだけではダメです。世の中で需要がある商品やサービスでなければ、広告を配信しても検索ニーズがありませんので、ニーズがあるものでクリック単価が安い業界を狙うと良いでしょう。
リピート率の高い商品やサービス
リスティング広告に向いているもの、続いては「リピート率の高い商品やサービス」です。
リピート率の高い商品とは、例えばサプリメントや化粧品、青汁や育毛剤など継続して利用することで効果を期待できるような商品、サービスです。
リピート率の高い商品やサービスは、初回の購入で費用対効果が見合わなくても、複数回購入をしてもらえる可能性が高いため、リスティング広告に向いているといえます。
リピート率の高い商品やサービスは、LTV(顧客生涯価値)で成果を見る場合が多いため、粗利金額も高くなる傾向が高いです。
サブスクリプションなどのサービス
リスティング広告に向いている商品やサービス、続いては「サブスクリプションのサービス」です。
サブスクリプションサービスとは、スクールや動画視聴サービス、漫画や定期便などの業界です。
サブスクリプションもリピート商材と同様、初回の費用対効果が合わなくてもLTVで粗利が取れるので向いているといえるでしょう。
競合他社と比較して明らかに優位性のある商品・サービス
リスティング広告に向いているもの、続いては「競合他社と比較して明らかに優位性のある商品・サービス」です。
自社の商品やサービスが他社と比較して優位性があり、強みがあるものであればリスティング広告で勝負した際に勝てる可能性が高くなります。
リスティング広告は競合他社と比較されるケースが高いため、明らかに優位性のある商品やサービスであれば向いていると考えられます。
SEOで対策することが困難な場合
リスティング広告に向いているもの、続いては「SEOで対策すること困難な商品やサービス」です。
SEO対策で他社が力を入れており、対策をしても上位表示が難しいような商品やサービスの場合、リスティング広告で上位掲載をして見込み客のアクセスを獲得することが効果的です。
SEO対策は時間やリソースが必要なため、すでにしっかりと他社が対策を実施している場合、同じ対策をしても成果が見込めない可能性が高いです。
そのような場合にはリスティング広告に向いているといえるでしょう。
市場規模が拡大しており新規見込み客が多い業界
リスティング広告に向いている業界、続いては「市場規模が拡大しており新規見込み客が多い業界」です。
市場自体の規模が大きく拡大している業界では、需要が供給を上回るため、リスティング広告を配信することで新規のお客さんを獲得できる可能性が高く向いていると言えます。
アメリカなど海外で市場が伸びている商品やサービスは、日本国内でも市場が伸びる傾向にあるため、自社の商品やサービスの市場分析をしてみるのも良いかもしれません。
競合他社が少なくニーズがある業界
リスティング広告に向いている業界、続いては「競合他社が少なくニーズがある業界」です。
競合他社がまだまだ少ない状況でありながら、世の中のニーズが高い商品やサービスは先行者利益を獲得できる可能性が高いです。
リスティング広告を配信しても競合他社が少ないため、見込み客を自社に促すことが可能で売上を上げやすくなります。
そのため競合他社が少なくニーズがある業界はリスティング広告の配信に向いていると言えます。
特殊で緊急性が高い業界
リスティング広告に向いている業界、続いては「特殊で緊急性が高い業界」です。
緊急性が高い業界では、ユーザーはとにかく早く問題を解決したいと考えているため、アクセスさえできれば問い合わせを獲得できる可能性が高い業界です。
例えば鍵や水道のトラブル、葬儀や特殊清掃、修理など今すぐに解決しなければならない緊急性のあるものであればリスティング広告に向いていると考えられます。
リスティング広告に向いていない業界とは
さてここからは「リスティング広告に向いていない商品やサービス、業界」について説明していきたいと思います。
リスティング広告には向いている業界もあれば、向いていない業界もあります。
向いていない業界といっても、リスティング広告の配信が全く意味がないというわけではありません。
実際にリスティング広告を配信して成果が出る場合もありますので、あくまで参考にチェックしてみてください。
全く検索がされない商品やサービス・業界
リスティング広告に向いていない商品・サービス、まずは「全く検索がされていない商品やサービス、業界」です。
全く検索がされていない商品やサービスはリスティング広告を配信しても新規ユーザーが少ない為、効果が期待できない場合が高いです。
潜在ニーズがある場合でも認知がされておらず、大手が参入していない場合、認知施策から始めなければいけないため、顕在層へのアプローチが強いリスティング広告には不向きと言えるかもしれません。
客単価や粗利が低く、リピートも見込めない商品やサービス
リスティング広告に向いていないもの、続いては「客単価や粗利が低く、リピートも見込めない商品やサービス」です。
例えば1000円のお弁当箱などをリスティング広告で販売しようとしたとします。
1個あたりの利益が50%(500円)だったとした際には、500円以内の広告費で購入させなければなりません。
また500円以内で購入させられたとしても、最大の利益は500円であり粗利を少なく売上が上がりにくいと判断できます。
お弁当箱は1度購入してしまえば、そう簡単に再度購入するという物でもないためリピート率も悪いと言えます。
Amazonや楽天などのモールでは価格や品揃えも良いため、他社に負ける可能性も高いです。
このような商品またはサービスでリスティング広告を配信して勝負をしても難しい場合が多いので、向いていないといえるのです。
他社と比較して優位性のある点がない
リスティング広告に向いていないもの、続いては「他社と比較して優位性のある点がない」です。
他社と比較して優位性のあるポイントが一つもない場合、リスティング広告だけではなくその業界で勝負すること自体難しいでしょう。
他社と比較した際に、1つでも優位性のあるポイントを作ることでユーザーがリスティング広告で認知した際の選択肢に入れるようにする事で、獲得できる可能性が上がります。
WEB上でゴールを設定できない業界
リスティング広告に向いていない業界、続いては「WEB上でゴールを設定できない業界」です。
WEB上でゴールを設定できない業界とは例えば飲食店などの来店をコンバージョンとするような業界です。
正確にいうとオフラインコンバージョンという機能で計測することもできますが、大きな広告費が必要となるため一般的な小中規模の広告費を使用する飲食店等にはできない機能です。
また飲食店などは、食べログやホットペッパー予約等がメインとなるため、自社HPでリスティング広告を配信しても費用対効果が見えない場合高いです。
リスティング広告で向いている商品やサービスを事前に確認しよう
今回は「リスティング広告に向いている商品やサービス、業界」について説明しました。
リスティング広告は業界によっては成果が出にくいという場合もあります。
ですので、もしリスティング広告をこれから配信しようと考えている場合には自社の商品やサービス、業界が向いているのかどうかを事前にチェックしておくと良いでしょう。
この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。