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リスティング広告の変更履歴を確認する方法!Google広告、Yahoo広告の変更履歴の確認方法を解説。

リスティング広告

  • 2022年3月22日
  • 2022年5月21日

リスティング広告の運用は、キーワードのオンオフや入札調整、広告文の追加など細かい作業を多数精査してデータを改善していくこととなります。その際に自分自身が変更した内容を一つ一つ覚えておくのは至難の業です。

例えばリスティング広告を運用し続けていく中で突然成果が悪くなってしまった場合、どんな変更がその影響をもたらしてしまったのか過去の記憶を辿りながら探し出していかなければなりません。

そんな時に便利な機能が「変更履歴(操作履歴)」の機能です。GoogleやYahooでは、過去変更操作した履歴を確認できる機能があります。

Googleでは変更履歴、Yahooでは操作履歴という名称です。

今回はこの変更履歴(操作履歴)の確認方法を説明していきたいと思います。

リスティング広告の変更履歴(操作履歴)とは?

リスティング広告 1ヶ月

リスティング広告の変更履歴(操作履歴)とは、過去に変更した履歴を遡って確認できる機能です。

Googleの変更履歴は過去2年間まで遡ってデータを確認することが出来るため、前年比で設定していた履歴などももちろん確認が可能です。

また変更履歴は変更した担当者名(メールアドレス)まで確認をすることが出来るので、誰がどの作業をしていたかを細かく見ることができます。

対してYahooの操作履歴は最大でも過去3ヶ月以内、またダウンロードできる期間の幅は31日間の履歴しかダウンロードが出来ませんので、確認できる期間に注意して操作履歴をチェックしましょう。

リスティング広告の変更履歴(操作履歴)を確認するメリット

リスティング広告 指名キーワード

リスティング広告の変更履歴を確認するメリットはいくつかありますので、見ていきたいと思います。

成果の良し悪しの原因を探ることが出来る

リスティング広告を運用していると、前年度もしくは前月度よりも著しく成果が上がってきた、下がってきたという変動が起きる場合が多々あります。

その成果の原因が明らかになっている場合は、変更履歴を確認しなくてもどの部分で変動が起こったのかを理解して、次の改善施策を立案していくことができます。

しかし成果の変動の原因が分からずに、何故か成果が上がった、下がったという場合には、変更履歴と期間別の推移を確認することで、どの変更が影響を与えていたのかを分析することができます。この場合、変更履歴はとても役に立ちます。

トラブルを減らすことが出来る

リスティング広告を複数人で運用管理している場合には何か運用上での問題があった際に、どの担当者が設定変更したのかが分からないとトラブルになるケースが多いです。

特に広告代理店と依頼先の担当者がどちらもアカウントの内容を変更している場合には、このようなトラブルが起こりやすくなります。

もし仮に上記のような複数人は管理に携わっている場合にも変更履歴を確認することで、誰が何を設定したかを特定することが出来る為、大きなトラブルになることなく作業を進めていくことができます。

設定の漏れを再確認することができる

リスティングの変更履歴を確認することで、スケジュールや地域、イベント期間、自動ルールなど、設定しなければいけない項目がちゃんと設定しているかを変更履歴から確認をすることができます。

より漏れが出ないようにしていくことが出来るため便利です。

リスティング広告の変更履歴は元に戻せる?

リスティング bing

リスティング広告で変更操作をした内容を元に戻すことは出来るのでしょうか?

Google広告では過去30日の変更履歴であれば元に戻すことが出来る場合があります。元に戻したい箇所を「元に戻す」ボタンを押すことで、以前の設定に戻すことが可能です。

変更を元に戻せない場合は「変更を元に戻せませんでした」というアラートが出てきます。この場合、起こり得ることとして関連している項目が既に削除されてしまっているケースです。

Yahoo広告では現状、操作履歴を「元に戻す」という項目が無いため元に戻すことができない仕様になっているので注意です。変更前と変更後の履歴は確認することが出来るため、手作業で元に戻すことは可能です。

リスティング広告の変更履歴を確認する方法

リスティング 表示されない

続いては「リスティング広告の変更履歴を管理画面上で実際に確認する方法」について説明していきたいと思います。

変更履歴の確認方法が分からなくて困っているという方は、下記の内容をチェックしてみてください。Google、Yahooによって確認できる場所が異なりますので、媒体ごとに説明します。

Google広告の変更履歴を確認する方法

まずはGoogle広告の変更履歴を確認する方法です。Google考古機では下記の手順で変更履歴を確認できます。

まずはGoogle広告にログインします

管理画面右上の期間をクリックし、確認したい期間を指定します。

次に左側のメニュー画面の下部にある「変更履歴」をクリックします。

変更履歴はアカウント全体、キャンペーン別、広告グループ別などでそれぞれ確認が出来ますので、どの範囲で変更履歴を確認したいかを決めて、それぞれに変更履歴をクリックしましょう。

Google広告で確認できる変更履歴

Google広告では以下の項目に対しての変更履歴が確認できます。

広告: 広告の作成、編集、一時停止、再開、削除
予算: キャンペーンの予算の調整(共有予算を除く)
入札単価: 広告グループやキーワードの入札単価の調整
コンバージョン: コンバージョン アクションの作成、編集、削除
ネットワーク: キャンペーンのターゲットとする広告ネットワークの変更
キーワード: キーワードの追加、一時停止、再開、削除や、キーワード単位の上限クリック単価、ランディング ページの変更
ステータス: キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告の一時停止、再開、削除
ターゲット: ターゲット言語やターゲット地域の変更

さらに詳しく確認したい方は、Google公式ヘルプを確認してみてください。

引用元;Google公式ヘルプ「変更履歴を確認する」

Yahoo広告の操作履歴を確認する方法

続いてはYahoo広告の操作履歴を確認する方法についてです。Yahooの捜査履歴の確認はダウンロードが必要なため、その方法について説明していきます。

Yahoo広告管理ツールにログインします。

Yahoo広告管理ツールの「検索広告」タブをクリックします。

検索広告の画面上右上の「ツール」タブをクリックして「操作履歴」をクリックしましょう。もしくは矢印(▼)をクリックしてプルダウンメニューから「操作履歴」をクリックしても大丈夫です。

次に操作履歴の画面上にある「新規ダウンロードファイル作成」のボタンを押します。

新規ダウンロードファイル作成画面が開いたら、下記の必要情報を選択の上、「作成」ボタンを押しファイルをダウンロードします。

対象アカウント
対象のアカウントを選択します

取得期間
過去3カ月以内からカスタムして選択ができます。
検索広告は最大31日間、ディスプレイ広告は最大2週間の幅でしかダウンロードが出来ません。

処理名
ダウンロードするファイル名をつけられます(全角50文字以内)

操作履歴の種類
キャンペーンや広告の作成、削除などは「通常の操作履歴」を選択。
データ自動挿入リストに関する操作は「データ自動挿入リストの操作履歴」を選択

Yahoo広告に関してもGoogleと同様、キャンペーン、広告グループ単位に絞り込んでデータを確認することが出来ます。しかしいちいちダウンロードしなくてはならないというのが少し手間となるでしょう。

さらに詳しく確認したい方は、Yahoo公式ヘルプを確認してみてください。

引用元:Yahoo!公式ヘルプ

リスティング広告の変更履歴についてのまとめ

今回はリスティング広告の変更履歴について説明しました。リスティング広告の運用において、実は意外と変更履歴、操作履歴は便利で役に立ちます。

特に前年対比・前月対比で成果が著しく下がっているアカウントなどは、前年度の設定を遡って確認することが出来るため、運用方法がどれくらい変わったのか違いを比較しながら確認することができます。

また変更履歴は定期的にチェックをしておくことで、自分自身がどんな運用改善を実施したか見直す役目にもなるので、活用することでより運用改善の精度を上げることが出来るかと思います。

この記事を書いた人

西山 秀彦

西山 秀彦

Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。