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リスティング広告の直帰率を下げる方法を解説!直帰率を改善してCVRを上げよう。

リスティング広告

  • 2022年3月26日
  • 2022年5月21日

「リスティング広告の成果が悪くて、Googleアナリティクスをチェックしてみたら直帰率がすごく高かった」なんて事はよくありますよね。ですが直帰率の改善方法がよく分からなくて、そのままにしてしまっているいう方も多いかと思います。

リスティング広告の成果に直帰率が必ず関係しているというわけではありませんが、直帰率の値を下げることで成果を改善することが出来る可能性が上がります。

今回はリスティング広告の直帰率を下げるために出来る改善方法について詳しく説明していきたいと思います。

直帰率が高くて悩まれている方はぜひこの記事を参考にしてみて下さい。

そもそも直帰率とは何?

リスティング 表示されない

リスティング広告の直帰率の改善方法を見ていく前に、そもそも直帰率とは何か?について、まずは見ていきましょう。

直帰率とは、Webサイトにアクセスしたセッションのうち、最初のページだけを閲覧して離脱したセッションの割合を指します。つまり1ページのみ閲覧して離脱した率ということになります。計算式は下記の通りです。

直帰率=直帰数 ÷ セッション数

例えばAというページに下記の3つのセッションがあったとします。

①A→直帰

②A→B→C→直帰

③A→C→直帰

この場合、Aの直帰率は33%となります。

直帰数1÷セッション数3=33%といった計算式です。

ですので、直帰率の値が下がれば下がるほどユーザーがWebページを回遊し興味を示しているということになります。様々なページを閲覧することでユーザーのモチベーションが上がり最終ゴールへのアクションを起こす可能性が高くなる為、売上が上昇していくということになります。

ですが、直帰率はどんな業種やページも数値が同じというわけではありません。次の項目でサイト別やメディア別の平均直帰率について見ていきましょう。

サイト別の平均直帰率

リスティング広告 直帰率

まずは、サイト別の平均直帰率について説明していきます。直帰率はどんなWEBサイトでも平均の比率が同じになるというわけではありません。例えばリスティング広告用のLPを活用してアクセスをさせた場合、そもそもLPは1枚ページの訴求となるため当然直帰率は高くなります。

下記はサイト別の平均直帰率についてまとめた表になります。

ランディングページ(LP)

60~90%

辞書・ポータルサイト

65~90%

コンテンツサイト

35~60%

リードジェネレーションサイト

30~55%

B2B

25~55%

EC

20~45%

1枚のページで訴求するランディングページや、辞書のようなその言葉の意味だけを調べたいサイトなどは平均直帰率が高い傾向にあります。この場合は直帰率が高い=成果が悪いという判断にはなりません。ユーザーの検索意図を解決できるようなページであれば直帰率が高かったとしてもユーザーにとっての価値は高いと判断できます。

ECサイトの場合は、ユーザーが複数の商品詳細ページを回遊する傾向がある為、一般のWEBサイトよりも直帰率が低い傾向にあります。もしECサイトを運営している中で直帰率が高いということであればユーザーに商品の魅力を感じてもらえていなかったり、誘導線が悪い可能性があるため改善が必要と判断できるでしょう。

メディア別の直帰率

リスティング広告 直帰率

続いてはメディア別の直帰率についてです。メディアとはリスティング広告やSNS、オーガニック検索といった参照元のメディアになります。

下記はメディア別の平均直帰率のデータとなります。

バナー広告(ディスプレイ広告)

56.50%

SNS

54%

直接流入

49.90%

リスティング広告

44.10%

オーガニック検索

43.60%

リファラル

37.50%

Eメール

35.20%

各メディアの平均直帰率を見てみると、ディスプレイ広告のバナーの平均直帰率が高い傾向にあります。ディスプレイは認知施策などで活用される場合が多く、マーケティングファネルの上流フェーズにいる潜在層などにも多くクリックされるため、他のメディアとは比較すると直帰される率が高めになります。

Eメールのような顧客へアプローチする施策は、すでにファンとなっているユーザーのアクセスも多い為、直帰率が低い傾向にあります。

ですがこれはあくまで平均直帰率の参考データにしかならない為、値が高いからといって慌てる必要はありません。直帰率がビジネスに取って大きな影響を与えるかどうかを全体的に判断し、1つの参考データとしてなるべく値を下げられるように努力していきましょう。

リスティング広告の直帰率が高くなる原因

リスティング広告 直帰率

さてここからは、リスティング広告の直帰率が高くなる原因についていくつか説明していきたいと思います。

現状、リスティング広告の直帰率が異常に高いということであれば、原因についてまずはチェックをしてみてください。

キーワードとLPがマッチしていない

リスティング広告の直帰率が高くなる原因、まずは「キーワードとLPがマッチしていない」という点です。

ユーザーは何か商品やサービスを探したり検討する際、その情報を収集する為、検索行動に移ります。その際に実際にユーザーが検索したキーワードに対してLPの内容がマッチしていない場合、ユーザーは検索意図を解決できないコンテンツと判断しサイトを離脱します。

リスティング広告で直帰率が高い場合には登録しているキーワードや検索語句と、リンク先LPのコンテンツがマッチしているかを再度見直しましょう。

またキーワードだけではなく広告グループに対するキーワードの振り分けなども確認し、グループをどのように分けるかも重要となってきますのでチェックが必要です。

LPの読み込み速度が遅い

リスティング広告の直帰率が高くなる原因、続いては「LPの読み込み速度が遅い」という点です。

読み込み速度の遅延は直帰率と大きく関わってきます。ユーザーがリスティング広告をクリックしてからLPが読み込まれるまでに時間がかかればかかるほどユーザーの直帰率は高くなります。1秒の差でも変動は大きいです。

そのためリンク先のページの読み込み速度が遅いかどうかをあらかじめチェックしておくと良いでしょう。速度チェックツールとしてGoogleのページスピードインサイトを活用すると速度の速さとその改善方法について詳しく知ることができます。

ページスピードインサイト

ユーザービリティが悪い

リスティング広告の直帰率が高くなる原因、続いては「ユーザービリティが悪い」という点です。

ユーザーがリスティング広告をクリックしてサイトにアクセスした際に、サイトが見にくい・使いにくい・分かりにくいサイトになっている場合、ユーザビリティが悪く直帰率が高くなります。

何か商品やサービスを探している際に、ボタンがタップしにくかったり、どこに何があるか分かりにくかったり、文章の説明の不足や分かりづらさを感じた時は誰しもが違うサイトにしようと思うはずです。

ですのでユーザビリティは直帰率に影響を与えやすいと言えるでしょう。

商品やサービス自体の魅力が弱い

リスティング広告の直帰率が高くなる原因、続いては「商品やサービス自体の魅力が弱い」という点です。

クリックしてみたら自分が思っていた内容と全く違っていた、商品やサービスに良さを感じなかったという場合にもユーザーはすぐにサイトを離脱してしまいます。

特にリスティング広告では、広告文を過剰表現しすぎてしまう場合が多数ある為、実際の商品やサービスとのギャップを感じやすく、直帰されやすいというパターンもあります。

この場合には運用者がしっかりと自社、他社、ペルソナ分析をした上で再度広告文を考え、的確に訴求を合わせていく、差別化していくということが重要となります。

もし全体的に商品やサービスの魅力が他社と比較して劣っている場合は、商品やサービス自体から考え直していかなければならないということもあります。

リスティング広告の直帰率を改善する方法

リスティング広告 指名キーワード

ではリスティング広告の直帰率はどのような方法で改善していけば良いのでしょうか。すでに原因の部分で触れた内容もあるかと思いますがまとめていきたいと思います。

ターゲットを見直す

まずは自社、他社、市場、ペルソナをしっかりと分析し直しましょう。商品やサービスを知ってもらいたいターゲットはどんな人なのか、またそれに対して自社がアピールできる強みはなんであるかなどを見直して整理をすると良いでしょう。

この部分が見えていないと結局商品やサービスが売れていきませんので、直帰率という部分だけではなく広告の成果をあげる上でも非常に重要です。

登録キーワードを見直す

続いては登録しているキーワードを見直しましょう。キーワード別に直帰率などを確認しマッチしていないキーワードの停止やグループ分けを改善し精度を上げて直帰率を改善しましょう。

除外キーワードを精査する

実際にユーザーが検索してクリックした語句を確認し、ビジネスと関連性の低い検索語句の除外を強化しましょう。

登録したキーワードはマッチしていても、実際にユーザー検索されてクリックされた語句が関連していないといないと直帰率は高くなります。ですので検索語句をこまめにチェックして不要な語句は除外しましょう。

広告文を見直す

広告文章が過剰表現になっていないか、事実と異なっていないかをチェックしユーザーに適切に情報を与えられるように広告文を改善・見直しましょう。

広告文章を見てユーザーは興味を示すため、文章の表現はその先のアクセスとの関連につながります。

リンク先ページを見直す

リンク先のページがキーワードとマッチしていない、適切なページに遷移していないなどといった場合に直帰率が高くなります。そのためリンク先ページはABテストをしてよる適切なページを見つけられるよう改善をしましょう。

読み込み速度を速くする

リンク先ページの読み込み速度を改善して速くしましょう。速さは速ければ速いほど良いです。速度の改善には前述したページスピードインサイトを活用して、画像の圧縮やスクロール遅延などの対策を取りましょう。

ユーザビリティを改善する

リンク先ページのボタンや配置、誘導線などを改善しましょう。ユーザーがアクセスした際によりストレスを感じることなくページを閲覧・回遊できるようなUl・UXの改善を行なっていきましょう。

まとめ

リスティング広告の直帰率を改善することで、広告の成果を上げることにつながる可能性があります。

もし現在、リスティング考古機の直帰率が非常に高いという場合には、今回の記事を参考に改善を実施してみてはいかがでしょうか。

また直帰率はあくまでリスティング広告を改善するポイントの一部分である為、直帰率だけで良し悪しを判断する事は出来ません。その他の指標を合わせて分析した上で、直帰率がコンバージョンに大きな影響を与えていると判断できる場合は優先的の改善施策を実施すると良いでしょう。

リスティング広告を運用している代理店に依頼をお考えの方へ、FORCLEでは事前に無料ご相談を設けております。

リスティング広告を始める上でどんなお悩み事でも丁寧にお時間をかけて無料でサポートさせていただきます。

またFORCLEの料金プランや契約形態については当社の「料金プラン」をご確認下さいませ。

この記事を書いた人

西山 秀彦

西山 秀彦

Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。