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リスティング広告で1ヶ月の予算の決め方を解説!予算設定がわからない方必見。

リスティング広告

  • 2022年2月28日
  • 2022年5月21日

リスティング広告をいざ運用、もしくは代理店に依頼しようと思った時に「月予算ってどれくらいが適正なの?」と疑問に感じている方も多いかと思います。

リスティング広告を配信する際、1ヶ月の予算の決め方をなんとなく設定してしまうと費用対効果も計測しにくくなってしまいます。

今回はリスティングの1ヶ月の予算の決め方が肌感覚にならないために、リスティング広告の予算の決め方について詳しく説明していきたいと思います。

リスティング広告で1ヶ月にかかる費用とは

リスティング広告 1ヶ月

まずはリスティングにかかる諸々の費用についてみていきましょう。

リスティング広告を配信した場合には、下記の費用が発生します。

① 媒体(Google・Yahoo)に支払う広告費
② 媒体(Google・Yahoo)に支払う消費税10%
③ 広告代理店に支払う手数料○○%
④ 広告代理店に支払う手数料に対しての消費税
⑤ その為初期費用・月額費用

もし自社で運用をする場合には①〜②番までの費用が発生します。

広告代理店に全て依頼する場合には、最高で①〜⑤番までの全て費用がかかります。また代理店によって運用代行手数料率が変わってきますので料率によって全体の費用は変わってきます。

まずはリスティング広告にかかる費用を計算しておきましょう。

リスティング広告の1ヶ月の予算の決め方

リスティング広告 1ヶ月

さてここからは本題「リスティング広告の1ヶ月の予算の決め方」について説明します。

予算と同時に決めるべきポイントがありますので記載します。

・広告経由での目標の売上金額
・必要なCV数(購入数・受注数など)
・許容できる1件あたりの最大のCPA・ROAS
・1ヶ月に必要な広告費を算出

広告経由での目標売上金額

まずは目標の売上金額を決めましょう。

例えばTOBの場合、1件の受注で100万円の売上が上がるビジネスがあったとします。

広告経由で500万円の売上を上げたいとなった場合、5件の受注が必要であることが見えてきます。

仮に500万円と目標売上金額を仮定してみましょう。

目標売上金額:500万円
受注件数:5件

必要なCV数

次に1件の受注を決める確率が5人に1人、20%だと仮定します。

この場合5件の受注を上げるためには25件の問い合わせが必要であることが見えてきます。

広告経由で必要なCV数:25件

許容できる1件あたりの最大CPA

1件受注で100万円の売上が上がるとした場合、ここから原価や人件費などかかる費用を差し引き、損益分岐点である最大のCPAを算出します。

例えば原価30万円、諸費用が20万円かかるとすると最大の許容CPOは50万円ということになります。

そしてお問い合わせ件数が1件受注させるために5件必要であることから、最大の許容CPAは10万円ということになります。

1件受注に対しての許容CPA:10万円

1ヶ月に必要な広告費を算出

続いて1ヶ月に必要な広告費を算出します。目標受注件数は5件、1件あたりの許容CPAが2万円まで出てくれば、あとは予算の算出です。

10万円×目標獲得件数25件で250万円

月の予算は最高で250万円まで許容できるということになります。

※代理店手数料がかかる場合は手数料込みでの計算が必要となります。

予算の決め方が分からないという時はツールを活用するのもおすすめ

リスティング広告 1ヶ月

リスティング広告の1ヶ月の予算を決めるにあたって、具体的な自社の参考データがない場合には「Googleのキーワードアドバイスツール」や「パフォーマンスプランナー」などを活用して予算の見積もりをするのもおすすめです。

キーワードアドバイスツールで1ヶ月の予算を考える

キーワードアドバイスツールでは配信したいキーワードを設定した場合の予算を推定で算出してくれるツールです。

キーワードアドバイスツールを活用することで、どれくらいの予算が必要なのかが分かり1ヶ月の予算を決める上での指標が作れます。

パフォーマンスプランナーで1ヶ月の予算を考える

すでに広告を配信している場合で、予算の増額をしたいけれどどれくらい上げれば良いか分からないといった場合にはパフォーマンスプランナーを活用すると便利です。

パフォーマンスプランナーでは目標のCPAなどに合わせてどれくらいまで予算を増額できるかなどを現状のアカウントのパフォーマンスをもとに計算してくれる機能です。

当社でもよく活用しているツールで、予測の精度も高い為予算増額を検討している方はおすすめのツールです。

まとめ

今回はリスティング広告の1ヶ月の予算の決め方について説明してきました。

今回紹介した予算の決め方はあくまで例となりますので、異なるやり方で予算を決めてももちろん問題はありません。

予算の決め方として意識したいしたいポイントは。目標値をしっかりと決めた上で予算を算出するということです。

目標に対しての予算組みをしていない場合、費用対効果の計測が曖昧となり広告の価値が正確に判断できなくなってしまうので注意しましょう。

この記事を書いた人

西山 秀彦

西山 秀彦

Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。