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Google広告「新規顧客の獲得」目標とは?設定方法と注意点
Google広告
- 2023年3月26日
- 2023年3月26日
Google広告の「新規顧客の獲得」目標の設定について知っていますか?
広告を配信する目的として新規のお客さんを増やしていきたいか、それともリピーターを増やしていきたいかで広告の配信方法が異なってきます。
今回は、Google広告で新規顧客を増やすための施策として「新規顧客の獲得」目標についてご紹介します。
目次
Google広告「新規顧客の獲得」目標とは?
「新規顧客の獲得」目標は現在、Google広告のP-MAX(パフォーマンス)キャンペーンで設定することができます。
新規顧客の獲得を目標にすることで、Google広告のキャンペーンで新規顧客の獲得を最大化することができます。
新規顧客の獲得により高い入札単価を設定するか新規顧客のみに対して、重要視し広告の最適化するかを選ぶことができます。
「新規顧客の獲得」目標のメリットとは?
「新規顧客の獲得」目標を新規導入するメリットは以下の4つになります。
- 新規顧客のコンバージョン率が上がりやすくなる
- 新規顧客を常にアプローチすることで、長期的に売上げを伸ばしていきやすくなる
- 新規顧客の獲得を上げていくような設定のため、広告予算の配分が多くなり顧客獲得単価が低くなる
- 簡単に設定ができる
「新規顧客値」と「新規顧客のみ」の違い
新規獲得の目標には、「新規顧客値」と「新規顧客のみ」の2つに細分化されます。
広告の目的によって、目標を変える必要があります。
新規顧客値
新規顧客値を設定することで、既存顧客より新規顧客に対する入札単価を高くすることができ新規顧客のコンバージョンを増やすことができます。
新規顧客の初回コンバージョンの値を既存顧客のコンバージョン値よりも高く設定することで、コンバージョン値が高いコンバージョンアクションに学習が回ってくれるため新規顧客のコンバージョン獲得を増やすことができます。
新規顧客値を活用すると新規顧客と既存顧客の両方に広告配信することができます。ただし、新規顧客のコンバージョン獲得を増やすことができるように入札単価を調整することができます。
新規顧客のみ
新規顧客のみ獲得を増やすため、入札単価を調整することができます。
「新規顧客の獲得のみ予算を別で立てたい」という場合は、新規顧客のみの設定がおすすめです。
昨年アップデートされた、P-MAX(パフォーマンスマックス)では、オーディエンスを除外する機能がまだないため、新規顧客獲得の目標には不適切な広告キャンペーンという認識があった方も多いのではないでしょうか。P-MAXを活用しつつ、新規顧客の獲得を目標にしたい場合は新規顧客の獲得目標を設定することで、新規顧客のみに広告の配信ができます。
新規顧客の獲得目標を設定しないままだと新規顧客よりも既存顧客の獲得割合が多くなりがちです。そのため、新規顧客を獲得したい広告主で既存顧客に広告費用が偏っている場合は、新規顧客の獲得目標を設定して新規顧客を増やしていきましょう。
新規顧客の獲得目標の設定方法(P-MAX)
P-MAXキャンペーンを活用して、新規顧客の獲得目標を設定する方法をご紹介します。
・Google広告管理画面にログインし、既存のP-MAXキャンペーンを選択
・「設定」から「顧客の獲得」の項目を選択
・「新規顧客の獲得を重視してキャンペーンを最適化する」の左にある□にチャック
・「既存顧客より新規顧客に対する入札単価を高くする」か「新規顧客に対してのみ入札単価を設定する」どちらか選択
※「既存顧客より新規顧客に対する入札単価を高くする」の場合、新規顧客によるコンバージョン値の設定する必要があります。
※「新規顧客に対してのみ入札単価を設定する」の場合、新規顧客のみ広告配信されるので既存顧客にも広告を配信したい場合は注意が必要です。
「新規顧客の獲得」目標を利用する際の注意点
新規顧客の獲得目標を設定する際の注意点があります。
新規顧客のみ配信などしてしまうと広告配信のボリュームが下がってしまいます。その時は以下の対策をおこないましょう。
新規顧客の設定している「コンバージョン値」を下げる
新規顧客の入札単価が高すぎて配信ボリュームが下がってしまうケースがあります。コンバージョン値が高く設定しているため既存顧客への配信が限られている可能性があります。
そのため、新規顧客の設定しているコンバージョン値を下げてあげることによって、既存顧客への配信量が増えて費用対効果を改善することができます。
クリエイティブの改善をする
新規顧客の獲得目標の設定をする前に活用していたクリエイティブをそのままで広告配信していると成果が悪くなるケースがあります。
おおよそが既存顧客と新規顧客の両方に訴求できるようなクリエイティブを活用しているかと思います。その場合、新規顧客のみの配信にしてしまうと新規顧客への訴求としては少し弱いです。クリエイティブの訴求文や素材などを新規顧客のみ刺さるようなクリエイティブに変更すると良いでしょう。
まとめ
今回は、新規顧客の獲得目標についてご紹介しました。
新規顧客獲得目標は大きく2つの設定があり、「既存顧客より新規顧客の入札単価を上げる方法」と「新規顧客のみ入札単価を調整する方法」に分けられます。
上記2つの方法は広告主の目標によって異なってきます。広告の目的をはっきりさせてから設定をすると良いです。安易に始めてしまうと逆に機械学習が狂ってしまい、成果が急激に悪くなる場合もあります。
成果が悪くなった場合、新規顧客の獲得目標の設定した場合の注意点も書いています。まずはその2点を改善しておきましょう。
広告の目的を100%新規顧客獲得のために活用したい、既存顧客より新規顧客の割合を増やしたいけど、どのように設定をするといいのか悩んでいる方には、今回の記事を参考にしてGoogle広告で新規顧客の獲得を増やしていきましょう。
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。