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【最新】Google広告のデバイス別入札調整の設定方法|メリットと注意点について
ディスプレイ広告
リスティング広告
- 2023年3月5日
- 2024年11月13日
Google広告ではユーザー属性以外にもユーザーが利用しているデバイス別で配信の割合を変わることができます。とくにGoogleディスプレイ広告(GDN)では、ブランディングに強い分拡張的に配信してしまうデメリットがあります。ただし、Google広告のターゲティング設定を細かく設定し精度の高い配信をすることで、リーチ獲得を最大化することができます。
Google広告の「デバイス別入札調整」についてご紹介いたします。
Google広告のデバイス別入札調整とは
Google広告のデバイス別入札調整とは、「パソコン」「モバイル」「タブレット」「テレビ」の広告配信の比率を調整することができます。
上記4つの各デバイスで入札単価調整比を-100% ∼ +100%の幅で調整することができます。
自社の商材によって、ターゲットとなるユーザーが利用しているデバイスが偏ってくる場合がある際は、デバイス別入札調整を活用すると良いです。
例えば、BtoB商材の場合は、「パソコン」の入札価格調整を行うことで、会社でパソコンを利用しているユーザーに効率的にアプローチすることができます。
デバイス別入札調整を設定するメリット
デバイス別入札調整は、自社の商材によって配信するデバイスを調整することができます。
そのためメリットは「プロモーション商材に合わせたデバイスに重点的に広告を配信できる」ということです。
必要のないデバイスに関しては、配信を止めるっこともできるのはとてもメリットです。
デバイス別入札調整の確認・設定方法
デバイス別入札調整の確認と設定方法について以下にまとめました。
1.Google広告をログイン
2.キャンペーンを選択
3.「デバイス」を選択
※各デバイスのデータを分析する
4.調整したいデバイスの入札単価調整比の「鉛筆マーク」を選択
5.入札単価調整比を「-100%~+100%」に編集
6.「保存」
デバイス別入札調整の注意点
「パソコンの広告成果が悪いかったので、モバイルとタブレット、テレビの配信を止める」といったことをおこなっている運用担当者もいるのではないでしょうか。結論、こちらの運用は間違っています。
上記のようにデバイス別入札調整で間違った設定をしてしまうと機械学習が不安定になってしまい長期的に成果が悪くなってしまったりします。
広告期間が浅い場合は自動入札のまま
広告期間が浅いのにデバイス別入札調整をしてしまうと、データが不十分な状態で手動で設定してしまうため逆に効果が悪くなってしまうケースがあります。広告期間が浅い場合はデータが溜まるまでは自動入札で配信しても良いでしょう。
広告期間は1年以上運用データがあるとデバイス別入札調整を活用しても良いでしょう。
デバイス別入札単価の最適解
★「各デバイスのCVR(コンバージョン率)」÷「全デバイスの合計CVR(コンバージョン率)」×100
上記の計算で出た数値をデバイス別入札単価に設定すると良いです。
入札戦略によって入札調整設定の有無
Google広告で自動入札機能を活用している場合、デバイス別入札調整に利用制限がかかります。
以下にまとめているのでご確認ください。
入札戦略 | デバイス別入札調整 |
クリック数の最大化 | 利用可能 |
コンバージョン数の最大化 | -100%の調整のみ可能 |
目標コンバージョン単価 | 利用可能 |
目標インプレッションシェア | -100%の調整のみ可能 |
目標費用対効果 | -100%の調整のみ可能 |
拡張クリック単価 | 利用可能 |
デバイス別入札単価の変更頻度の目安
一度、デバイス別入札単価を変更してどのくらいデータを見てから再度入札単価の検討をしたらよいのでしょうか。
デバイス別の入札単価は、機械学習に大きくかかわる設定で何回も変更をするのもふさわしくないです。
Google広告のデバイス別入札調整は設定してから2~3カ月データを見てから運用を変更しましょう。
まとめ
今回はGoogle広告のデバイス別入札調整の確認と調整方法についてご紹介いたしました。
デバイス別の入札調整は、自動学習ではなく手動で設定するため注意して設定する必要があります。
プロモーション商材がデバイスに大きく関わる場合、今回の記事を参考に入札単価調整を設定してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。