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【Facebook広告ライブラリとは?】使い方や競合調査方法を徹底解説
facebook広告
- 2022年10月30日
- 2022年10月30日
Meta社が提供する「Facebook広告ライブラリ」という機能。
Facebook広告やInstagram広告を頻繁に運用している方であれば、ほとんどの方が知っている機能かと思います。
ですが自社で運用している方や最近Metaの広告を運用し始めた方は「Facebook広告ライブラリ」というツールがどのように役立つのか知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はFacebook広告ライブラリについて、使い方やどんなデータが確認できるのか、競合調査方法について解説していきたいと思います。
目次
Facebook広告ライブラリとは?
Facebook広告ライブラリとは、Meta社が公式で用意している「Facebookが提供するアプリやサービス全体の広告を一覧で確認できる機能」です。
Meta社としては広告の透明性を保証する目的として、Facebook広告ライブラリの提供を行うことで、誰でも簡単に配信されている広告を確認することができるようにしています。
Facebook広告ライブラリを活用する事で競合他社やベンチマークしている企業の広告データが簡単に確認できるため、クリエイティブの改善などに役立つ便利なツールです。
Facebook広告ライブラリの特徴・メリット
Facebook広告ライブラリの主な特徴は、以下のような特徴があります。
自社の広告改善のヒントを得られるメリットが多くあります。
誰でも利用できるツール
Facebook広告ライブラリは「誰でも利用出来る」というメリットがあります。
ビジネスマネージャーの権限や広告アカウントがないとツールが利用できないというわけではなく、誰でも簡単に利用することができます。
ですのでMeta広告を配信する前に競合他社のクリエイティブチェックなどができます。
※アルコールやギャンブルなどの広告についてはFacebookにログインしていないユーザーや年齢制限がかかっているユーザーには表示されません。
特定の広告を調べる「検索機能」がある
Facebook広告ライブラリは、特定のビジネスページ内でアクティブになっている広告を調べることが出来る「検索機能」があります。
ですので、気になる企業のFacebookページ名などを入力して検索する事で、特定の企業の広告クリエイティブのみチェックをすることができる特徴・メリットがあります。
検索窓から調べる事ができ、サジェストでFacebookページの候補表示されるため、比較的簡単にチェックする事ができます。
Facebook広告ライブラリはキーワードベースでも検索できる
Facebook広告ライブラリはページ名による特定の広告主のクリエイティブだけではなく、キーワードベースでも一覧でチェックできるのが良い点です。
例えば「リフォーム」という検索キーワードを入力して検索すると、リフォーム関連で広告を配信している他社のクリエイティブを一覧でチェックすることができます。
特定の競合他社ではなく、業界やカテゴリ内でフィルターをかけて確認したいときに便利です。
Facebook広告ライブラリの使い方・競合調査方法
では実際にFacebook広告ライブラリを使用して競業他社の広告を調査するまでの使い方、利用方法について簡単に説明していきたいと思います。
Facebook広告ライブラリの使い方は、誰でも簡単に利用出来るため難しい操作はほとんどありません。
Facebook広告ライブラリの使い方・手順は下記の通りです。
- Facebook広告ライブラリを開きます
- ツール内検索窓近くの検索フィルタを「広告カテゴリ」→「すべての広告」に変更し適用します
- 検索窓をクリックし「キーワード」または「ページ名」で検索します
- 検索結果に表示された広告を確認します
上記のような手順に沿って検索していただくと他社の広告クリエイティブが一覧で月別に確認する事ができます。
Facebook広告ライブラリで調査出来る項目一覧
ではFacebook広告ライブラリでは広告のどんな項目が確認出来るのでしょうか。
広告ライブラリで調査・チェックできる項目を一覧で紹介していきたいと思います。
広告ライブラリで調査出来る項目一覧
- Facebookページ
- 広告の掲載開始日
- 広告の出稿先プラットフォーム(Facebook・Instagram・Audience Network・Messenger)
- 広告クリエイティブ(テキスト・画像・動画・CTA)
- 広告フォーマット
- 広告のリンク先ページURL
広告ライブラリで確認出来る項目が上記のような点が全て確認できます。
Facebookページ内の投稿内容や更新頻度、広告がいつ掲載されたか、どんなプラットフォームで配信しているかなどが全て閲覧できるため、他社のクリエイティブ戦略を詳細にチェックできます。
Facebook広告ライブラリの注意点
Facebook広告ライブラリは便利な点が多いですが、注意点もいくつかあります。
下記のような注意点がある事を事前に頭に入れた上でライブラリを利用しましょう。
閲覧できるのはアクティブな広告のみ
広告ライブラリで閲覧できるのは基本的に「アクティブな広告のみ」です。
すでに掲載が何かしらの理由で停止された広告をチェックする事はできません。
その為、現在進行形で掲載されている広告のみしか結果に表示されないということを注意しておきましょう。
広告が過去は見れたけど現在は見れなくなるということは多くありますのでキャプチャなどで保存しておくのも一つの手です。
※社会問題・選挙または政治に関わる広告は7年間保存されて確認が出来るようになっています。
成人向け、ギャンブル、アルコールなどはログインが必要
アルコールやギャンブルなどの成人向け広告は事前にFacebookにログインしている状態でなければ広告を確認する事が出来ません。
またFacebookの登録情報で年齢制限がある年齢層はログインしても広告を確認することは出来ません。
実際の表示と異なる場合がある
広告ライブラリで表示された広告と実際に配信されている広告が異なる場合があります。
例えばクーポン付きの広告などの場合は、ライブラリでは無効化されてしまったりします。
また動的クリエイティブなどをフォーマットとして使用されている場合はオーディエンスベースで表示が変わる為、クリエイティブに違いが発生します。
検索できないケースもある
実際に広告を配信していても広告ライブラリで検索できないケースも多々あります。
原因はどのような理由で発生しているかは不明ですが、配信量が少ない広告はフィルターがかかり表示されなくなっているのではないかと考えられます。
一定量の配信量がないクリエイティブは確認出来ないケースが多いので、ボリュームによっても検索できない広告はあると考えられます。
Facebook広告ライブラリの活用方法
Facebook広告ライブラリを使用して、自社の広告改善に実際にどのように役立てる事ができるのか、活用方法について簡単に解説します。
特定の企業ページ名から広告データを分析する
すでに競合他社として意識している企業があれば「企業ページ名」で検索してどんな広告訴求をしているのかをチェックし、自社の広告の出し方を改善していくのが手です。
全くターゲットが同じで販売している商品やサービスを類ししている場合は、広告が表示されているユーザーが同一ということになりますので、他社よりも勝てる訴求で差をつけていく事でコンバージョンを増加させる事ができる可能性が高くなります。
業界・カテゴリキーワード検索で全体を把握する
広告ライブラリではキーワードベースでも検索が可能です。
そのため自社に関連するキーワードでの検索結果に表示された他社の広告を分析し、訴求している内容の傾向を把握することもポイントです。
業界的にさまざまな会社がどんな広告で勝負しているのかを把握することでMeta社のプラットフォーム上でどんな広告が主流となって流れているのかをつかむことができます。
量・頻度・形式・訴求内容をチェックして改善を
広告ライブラリで確認出来る項目はたくさんの情報がある訳ではありません。
基本的には「量・頻度・形式・訴求内容」をおさえて分析していくと良いでしょう。
クリエイティブの数、クリエイティブの更新頻度、クリエイティブの形式(フォーマット)、訴求している内容を確認して、自社がどの部分で劣ってしまっているのかを把握し、課題点を補っていくとコンバージョンの数が増える可能性が高いです。
上記のように実際の広告改善に活かせるポイントはありますので、ぜひ参考にしてみてください。
Facebook広告ライブラリについてのまとめ
今回は「Facebook広告ライブラリの概要・使い方・活用方法」などについて解説しました。
Instagram広告も同様、広告ライブラリで分析をする事で改善をしていく事ができますので、まだ利用した事がない方は、是非この機会に分析ツールの一つとして活用してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。