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ディスプレイ広告で重要な指標『KPI』とは

Google広告

ディスプレイ広告

  • 2022年8月1日
  • 2022年8月1日

広告の運用改善をおこなう上で、担当者様はどのように目標を立てていますでしょうか。広告の成果を上げるためには広告の目標(会社の目標)を立てることが最重要です。

そこで今回は、ディスプレイ広告の目標指標として重要な【KPI】についてご紹介いたします。

KPIとは

まずは、『KPI』とは何でしょうか。
マーケテイングの業界でよく聞く言葉として、KPI、KGI、OKRになります。マーケティングの戦略を立てる際にKPIなどがかなり重要になってきます。そこで、それぞれどんな意味があるのでしょうか。

KPI

KPI(Key Performance Indicator)の頭文字を取った言葉となっており、日本語訳で『重要業績評価指標』です。会社によっては、中間目標とも言われております。

簡単に説明すると、会社目標を達成するために行う必要があるプロセスが適切に実行されているかどうかを数値化して判断するための指標です。

【KPIの例】
営業実績を上げるために…
●電話営業の件数
●訪問の件数
●来店の件数

KGI

KGI(Key Goal Indicator)の頭文字を取った言葉となっており、『最終目標』という意味です。

KGIは、会社の最終的な目標数値を評価基準としています。

上記でご説明した「KPI」を決める前に「KGI」(最終目標)を決めるのが基本となります。

OKR

OKR(Objectives and Key Results)の頭文字を取った言葉となっており、上記のKPIとKGIに比べると認知度は低いかと思います。OKRの日本語訳は「目標と主要な結果」となっており、目標の設定・管理方法の一つです。

近年では、GoogleやFacebook、インテル社で取り入れられています。

OKRは主な特徴は、従来の計画方法と比べて高い頻度で設定と追跡、再評価することです。

【OKRの例】
▼シンプルな目標
●定期的な目標
●1~3カ月で達成できる目標
●チームのモチベーションが上がる目標

▼具体的な結果・数値
●定量的な指標で、数値で測れる
●ストレッチ目標
●自信度50%の難易度目標

KPIとKGIの違いとは

ところでKPIとKGIは何が違うのでしょうか。

簡単にまとめるとKPIが「中間目標」KGIが「最終目標」とイメージしていくと良いでしょう。

【KPI・KGIの決める流れ】
1.KGI「最終目標」を決める

2.KPI「中間目標」を決める
※KPIが達成できないとKGIが達成できないことになります。

KPIとKGIは兄弟と思って、2つセットで覚えていくと良いでしょう。

KPIを決めるメリット

なぜKPIを決めると良いのでしょうか。疑問に思う方も多いと思います。

KPIを決める主なメリットは4つあります。

●評価基準を統一になる
●会社目標の指標が明確になる
●PDCAが効率よく回る
●会社全体のモチベーション向上に繋がる

評価基準を統一になる

KPIを設定する際は、定量的な数値が出てくるため、社員の評価基準が統一できるという点がメリットです。

例えば、売上を上げるためにテレアポ件数を20件以上と目標設定した場合、20件以上アポイントを取ったら目標達成で、20件以上であれば未達成と評価されます。

会社目標の指標が明確になる

KPI設定をすると会社の目標が明確になります。会社の目標を達成するために何をやるべきか明確になり、社員が目標達成に向けて動きやすくなる。

例えば新人社員に1、2年後の目標を立ててしまうとその目標の難易度が高くてモチベーションが下がる可能性があります。KPI目標として1、2年後このくらい結果を出してほしいから1カ月もしくは1週間と細かく目標を決めることができます。

PDCAが効率よく回る

KPIの設定をすると、最終目標ゴールの為のPDCAが効率よく回るようになります。上記で説明した通り、KPIとKGIは兄弟みたいな関連性を持っているため、最終目標が未達成の場合は、KPIが未達成となります。

そのためKPIが未達成の時点で、KPIの目標達成に向けて行動力の改善などの計画が必要となります。KPIを設定することでPDCAを効率回すことができます。

会社全体のモチベーション向上に繋がる

KPIを設定することで、会社全体のモチベーションを上げることができます。KPIを設定するとKGIの目標を達成するためにまず何をすると良いか明確になるため、そこに向かって会社全体が動くことができるためモチベーション向上に繋がるはずです。

会社全体だけではなく、会社全体がそこの目標に向かうため個々のモチベーション向上にもつながります。

KPIの基本的な決め方

KPIを設定する際は、「何をすべきか」を明確に数値化する必要があります。

▼KPIを設定する基本的な手順をご紹介いたします。

  1. KGI(最終目標)を設定する。
  2. KGIから逆算して必要なプロセスを考える。
  3. プロセスを細分化する。
  4. 細分化したプロセスを数値化する。
  5. 数値化したプロセスを業務内容とリンクしてKPIを設定する。

KPIを設定する際の注意点

●KGIの目標に合わせたKPIを設定
●KPIの数値は最低限に設定
●KPIには期限を設定
●責任者を明確設定

KGIの目標に合わせたKPIを設定

KPIはKGIの目標を達成するためのものです。

このプロセスがブレてしまうとKGIの目標達成になる可能性が低くなるのと、社員のモチベーション低下にもつながります。

KPIの数値は最低限に設定

KPIの設定をすると、プロセスが多くなってしまうケースがあります。プロセスが多いと業務に集中できなくなり、管理が難しくなります。そのため、重要な目標に対するプロセスを選び、KPIを設定しましょう。

KPIには期限を設定

KPIには期限を必ず設定しましょう。特にKPIは進捗を確認する必要があります。「~(目標)を~(いつ)までに達成する必要があるか明確に設定しましょう。

責任者を明確設定

KPIの数値を誰が確認するか責任者を正確設定しましょう。KPIを設定しても管理ができないと意味がありません。KPIを管理する「責任者」を決めて目標達成に向けて計画をおこなう必要があります。

この記事を書いた人

平井 和貴

平井 和貴

株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。