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ディスプレイ広告のビュースルーコンバージョン(VCV)測定とは?

ディスプレイ広告

  • 2022年3月5日
  • 2022年5月20日

ディスプレイ広告とは、リスティング広告と違って配信方法が変わってきます。一番大きな違いはリスティング広告ではテキストのみの表示になりますが、ディスプレイ広告はテキストのみではなく画像や動画を使って訴求ができます。

広告運用を効果的にするためには、機械学習を上手に回すことがとても大切です。機械学習を上手く回すコツとしてコンバージョンデータの蓄積して、コンバージョンデータを機械学習させる必要があります。今回は、コンバージョンを測定する方法の一つとして「ビュースルーコンバージョン測定」についてご紹介いたします。

ビュースルーコンバージョン(VCV)とは

ビュースルーコンバージョンとは

まずはビュースルーコンバージョンとはなんでしょうか。

ビュースルーコンバージョンとは、広告表示されたときにクリックしなかったユーザーが、別ルートを通ってコンバージョンに至った数のことをいいます。略してVCVと呼びます。

通常のコンバージョン測定では、広告表示をクリックしてそのまま最終コンバージョンまで連れていくことでコンバージョンと測定するケースが多いのですが、ディスプレイ広告や動画広告に間接的な効果を把握する際の参考になります。

例えば、ユーザーが見ているサイトにディスプレイ広告が表示されて、その場ではクリックしませんでしたが、翌日広告を経由しなく別ルートでお問合せなどコンバージョンに至った場合、ビュースルーコンバージョンで測定されます。

ビュースルーコンバージョンの重要性について

ビュースルーコンバージョンでは直接のコンバージョンではなく、間接的なコンバージョンになりますので、評価が非常に難しい指標になります。

ビュースルーコンバージョンを重要視することで、細かいコンバージョンを測定できるという点と広告の間接効果を考慮しながら広告配信ができるようになります。他媒体のコンバージョン数にどのくらいアシストしているかが数値で明確になります。

測定基準条件について

ビュースルーコンバージョンの測定条件は広告媒体ごとに異なります。今回は、2大ネットワークのGoogle広告とYahoo!広告についてご紹介いたします。

広告媒体 広告表示されたと判断される条件 計測期間
Google広告 広告表示範囲が50%以上であれば1秒以上広告が表示された場合 1.3.7.14.21.30日間で選択が可能です。
Yahoo!広告 広告表示範囲が50%以上であれば1秒以上連続して広告が表示された場合 1日間

例えば、計測期間が3日間に設定した場合、ユーザーに広告表示されてから3日以内のビュースルーコンバージョンを計測します。計測期間はディスプレイ広告が表示されてから、何日間ビュースルーコンバージョンを計測するか指定できます。

計測期間を長くすることで数値上ではいいように感じますが、期間が長いと広告表示されてから色々なサイトを通ってコンバージョンになっている可能性があるので、果たして広告の効果なのかと考えると分かりづらくなってしまいます。推奨は、計測期間1日にすると広告の効果が分かりやすいかと思います。

商材・サービスによっては、検討段階が長いものもありますのでその際は、計測期間を長くすると良いでしょう。

ビュースルーコンバージョンの設定方法と測定確認方法

ビュースルーコンバージョンの設定方法と測定方法についてご紹介いたします。

広告媒体によって方法が異なりますので、上記内容同様Google広告とYahoo!広告の方法をご紹介いたします。

Google広告のビュースルーコンバージョン設定方法

①Google広告管理画面右上にある「🔧」ツールと設定を開きます。

②「測定」カテゴリーから「コンバージョン」を選択する。

③ビュースルーコンバージョン測定を設定したいコンバージョンを選択する。

④設定の「設定編集」をクリックする。

⑤「ビュースルーコンバージョンを計測期間」を設定し、「完了」をクリックすることで設定完了。

Yahoo!広告のビュースルーコンバージョン設定方法

Yahoo!広告のビュースルーコンバージョン設定では、Google広告のように直接設定することができません。ビュースルーコンバージョンを設定するには、他のツールを使用して設定する必要があります。

ツール導入することにより別途コストがかかってしまうので、ビュースルーコンバージョン測定の重要度を決めて、ツール導入を検討することが必要です。

まとめ

今回の記事では、「ディスプレイ広告のビュースルーコンバージョン(VCV)」についてご紹介いたしました。

ディスプレイ広告を配信するためには、ただコンバージョンのみ測ってしまうとディスプレイ広告のアシスト効果が測れていないので高度な分析ができていないことになります。

ビュースルーコンバージョンを測りどのくらいディスプレイ広告を見てコンバージョンになっているかを分析して、クリエイティブの変更や広告文の変更とPDCAを回していければよいかと思います。

当社ではディスプレイ広告・リスティング広告などデジタルマーケティング専門で事業を展開しております。今回の記事でご質問その他ご相談がございましたらお気軽にご連絡くださ。。

この記事を書いた人

平井 和貴

平井 和貴

株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。