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リマーケティングとは?ディスプレイ広告の効果的な設定方法
ディスプレイ広告
- 2022年3月27日
- 2022年5月20日
WEB広告の運用をしているとよく見たり聞いたりする「リマーケティング・リターゲティング」についてご紹介いたします。リマーケティングはどういった仕組みなのか、どういった設定をすると効果が出やすいかなど、詳しくご紹介いたします。
目次
リマーケティング・リターゲティングとは
リマーケティング・リターゲティングとは、ユーザーがWEBサイトの訪問、動画の視聴やチャンネルの登録など、自社サイトに興味があり利用したユーザーに対して、広告で後追いし再度の訪問を促す広告手法になります。リマーケティングとリターゲティングは、同じ意味を持っていて媒体ごとに言い方が変わります。Google広告がリマーケティングでYahoo!広告がリターゲティングになります。
その他、媒体ごとに「リターゲティング・リマーケティング」どう使い分けいるのか。
媒体名 | 名称 |
リターゲティング派 | |
Criteo | リターゲティング派 |
BLADE | リターゲティング派 |
※個人的に「リマーケティング」と言っているので、今回の記事では「リマーケティング」に統一したと思います。
リマーケティングの種類
リマーケティングを使った広告手法は、全部で7種類ございます。媒体ごとにリマーケティングでできる設定とできない設定があります。今回はGoogle広告とYahoo!広告の2大ネットワークで比較しながらご紹介いたします。
標準のリマーケティング
広告主のウェブサイトに訪問したことがあるユーザーに対して、ディスプレイ広告の配信枠内に広告配信することができます。
Google広告:〇(広告配信することができる)
Yahoo!広告:〇(広告配信することができる)
サイトの閲覧履歴によって、細分化してリマケティングリストを作成できるのがメリットになります。例えば、「商品をカートに追加したが、購入せずに離脱したユーザー」
や「サイトのお問い合わせフォームまで流入したが、そのまま離脱したユーザー」など購買意向が高く、もう一度アプローチすると成果につながりそうなユーザーに広告配信で切るので成果につながりやすいです。
アプリのリマーケティング
広告主が所有しているiosやAndroidのアプリ内での行動履歴を基にリマーケティングリストを作成し広告配信することができます。
Google広告:〇(広告配信することができる)
Yahoo!広告:〇(広告配信することができる)
例えば、アプリである一定期間アプリを利用しなくなったユーザーに対してアプリの起動を促すなど休眠顧客の呼び起こしに活用できます。また、SDK(※)をアプリに実装し、Google 広告またはYahoo!広告に連携することで、アプリのインストールや起動回数、購入などのアクションごとにリスト化したユーザーに広告を配信できます。
※SDKとは、ソフトウェアを開発するために必要なプログラムや技術文書などをひとまとめにしたものです。SDKをアプリに実装することで、アプリ内の行動履歴が測定可能になります。また、各広告媒体と連携可能なSDKを実装することで、広告配信に必要な設定もできるようになります。
動画リマーケティング
過去、広告主所有のYouTubeチャンネルの登録や動画の視聴をしたことあるユーザーに対して、広告配信することができます。
Google広告:〇(広告配信することができる)
Yahoo!広告:✕(広告配信することができない)
Google Analyticsのリマーケティング
Google Analyticsのリマーケティングとは、Google Analyticsの計測データを基にリマーケティングリストを作成することできます。Google AnalyticsとGoogle Adを連携する事で、「サイトの滞在時間」「セッション数」などGoogle広告のみでは、セグメントできない設定ができるようになります。
Google広告:〇(広告配信することができる)
Yahoo!広告:✕(広告配信することができない)
例えば、一度自社商品を購入していただいたユーザーに対して、新商品やリニューアル商品をアプローチすることで、顧客の維持と客単価を上げることができるので、ある程度ブランド力がある広告主には効果的です。
リスティング広告のマーケティングリスト
リスティング広告のキャンペーンや広告グループにリマーケティングを設定することができます。
Google広告:〇(広告配信することができる)
Yahoo!広告:〇(広告配信することができる)
例えば、自社サイトに訪問したユーザーに対し、入札単価や広告文など分けるカスタマイズすることができます。
サイトに訪問している見込み顧客になりますので、「価格で他社比較」「キャンペーン実施中」など、最終成果に持っていくためのクロージングとして使用すると効果的です。
動的リマーケティング
動的リマーケティングとは、広告主のウェブサイトやアプリの閲覧状況などのユーザー行動に合わせて、最適な広告クリエイティブを自動的に生成して表示する機能です。
ユーザー別に実際に閲覧した商品やサービスを広告のクリエイティブとして配信できます。
Google広告:〇(広告配信することができる)
Yahoo!広告:〇(広告配信することができる)
リマーケティングのメリット
リマーケティングのメリットは、コンバージョン率が高い点、他社との比較検討中のユーザーに強い点、入札単価(CPC)が比較的に低い点が上げられます。
コンバージョン率が高い
リマーケティングでは、一度自社サイトに訪問し他ユーザーに対して後追いで広告を配信するので、新規のユーザーに広告配信するよりコンバージョン率は高くなる傾向があります。
入札単価が比較的安い
新規でリスティング広告を配信するのとリマーケティング広告を配信するのでは、半分ほどクリック単価が安くなる傾向があります。ですので新規のユーザーに高いクリック単価を投資するより、リマーケティングで見込みがあるユーザーに安いクリック単価で広告配信すると自然とコンバージョン単価も下がります。
リマーケティングの始め方
Google広告のリマーケティング設定の方法をご紹介いたします。今回は、GTM(Googleタグマネージャー)での設定方法になります。
①ツールと設定の共有ライブラリから「オーディエンスマネージャー」をクリック
②「オーディエンスソース」からGoogle広告タグの「詳細」をクリック
③タグを設定するから「Googleタグマネージャーを使用する」をクリック
④記載されているコンバージョンIDをGTM(Googleタグマネージャー)に設定する。
まとめ
今回は「リマーケティング・リターゲティング」についてご紹介いたしました。リマーケティングは、標準リマーケティング・アプリリマーケティング・動画リマーケティング・アナリティクスリマーケティング・カスタマーマッチリマーケティング・動的リマーケティングなど媒体によって設定できるものとできないものがあります。
今後はcookieの廃止など、リマーケティングについて不安に思う方も多いと思いますが、Google、facebookなど各媒体が対策をおこなっており、今後もリマーケティングは重要となると思います。
当社では、ディスプレイ広告含めWEB広告全般運用代行を行っておりますので、お気軽にご相談・お見積りのお問い合わせを頂ければと思います。
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。