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ディスプレイ広告のインプレッションシェアについて|インプレッションシェア改善方法
ディスプレイ広告
- 2022年2月7日
- 2022年5月20日
こんにちは、株式会社FORCLEの平井です。
ディスプレイ広告含めWEB広告の管理画面ではさまざまな設定ができるようになっております。知識がないと分からないような設定や項目があります。各広告媒体の管理画面では、細かい項目ごとに広告データを見て分析することもできます。しかし、項目の意味や改善方法の知識がないとうまく機能しません。そのため今回は管理画面の項目にある「インプレッションシェア」についてご紹介いたします。
インプレッションシェアとは
ディスプレイ広告のインプレッションシェアとは、広告が表示可能だった合計回数に対して、実際に広告表示された回数の割合の指標になります。
ディスプレイ広告のインプレッションシェアの計算方法
実際にディスプレイ広告枠に表示された回数 ÷ ディスプレイ広告が広告表示可能だった合計回数(推定値)
例えば、広告表示可能な合計回数が10000(推定値)だとして、そのうち実際に広告表示された回数が3000回だった場合、インプレッションシェアは30%となります。そのため70%広告表示できるチャンスを失っていることになります。
インプレッション損失率とは
インプレッション損失率とは、ディスプレイネットワークに広告が表示されなかった回数の割合です。インプレッションシェアとインプレッション損失率は一緒に見えて意味が全然違います。インプレッションシェアは「広告が表示された割合」に対してインプレッション損失率では「広告が表示されなかった割合」のことです。
インプレッションシェアの割合とインプレッション損失の割合を足すと数値が100%になる関係性です。
インプレッション損失率の中にも「予算」と「ランク」の数値に分けられます。
2つの分析方法については以下でご紹介いたします。
インプレッション損失率(予算)
インプレッション損失率(予算)は、「アカウントの予算設定が原因で、広告が配信されなかった割合」の指標です。もう少し予算を高く設定していれば、という予算の関係で表示できなかった損失を表します。
インプレッション損失率(ランク)
インプレッション損失率(ランク)は「広告ランクが低く、競合他社とのオークションに負けてしまったため広告が配信できなかった割合」の指標です。
※広告ランク=入札単価×広告の品質スコア
インプレッション損失率が悪くなる原因
インプレッション損失率が悪くなる原因としては、上記内容でご紹介した予算とランクの割合が高いと損失率が高くなってしまいます。
広告配信では設定した予算上限を超えることがないように自動的に配信が調整されるため、予算が不足していると広告表示できるチャンスはあったが予算が足りなくなり機会損失が起きていることになります。また、ディスプレイ広告ではリスティング広告と違い掲載順位一位のみ広告表示される仕組みになっています。掲載順位は広告ランクの高さで決まってきます。もし予算に余裕があったとしても広告ランクが低いと掲載順位も低下してしまい機会損失を起こしてしまいます。
インプレッション損失率の改善方法
インプレッション損失を改善するには、以下項目を確認することで改善することができます。
①キャンペーンの予算設定を確認
広告の表示回数は予算によって決まるため、予算を引き上げることで表示回数はかなり増えます。
②無駄コストを抑える(ターゲットを絞る)
予算を上げると広告の表示回数も自然に増えてくる傾向があります。しかしただ予算を上げるだけだと表示回数は増えてきますが、成果につながりづらくなります。なので、無駄なコストを抑えつつ予算を上げていきましょう。以下に確認すると良い項目を載せましたので確認しましょう。
※キーワード、配信地域、配信デバイス、曜日、時間、検索語句
③入札単価を上げる
入札単価を引き上げると、特手の広告オークションに対して広告が表示される可能性が高まります。また、入札単価を上げることで広告ランクを上げる役割をするため広告オークションで負けづらくなります。
④品質スコアの改善
入札単価の引き上げが難しい場合は、広告のクリエイティブを改善し品質スコアを上げることで広告ランクが上がりオークションで勝ちやすくなります。
確認方法
では、インプレッションシェアを確認するためにはどうすればいいのでしょうか。
まず始めにGoogle広告の管理画面を開きます。
こちらでは、表示画面に表示される項目を選択します。
競合指標で、知りたい「インプレッションシェア」を選択します。
まとめ
今回は、「ディスプレイ広告のインプレッションシェアについて」ご紹介いたしました。
ディスプレイ広告では、インプレッションシェアは運用改善にとても重要な材料となります。なぜインプレッション損失率が悪いのかインプレッション損失率の改善方法・確認方法などご紹介いたしましたので、運用改善として参考にしていただけると嬉しいです。
当社では、ディスプレイ広告含めWEB広告全般運用代行を行っておりますので、お気軽にご相談・お見積りのお問い合わせを頂ければと思います。
この記事を書いた人
平井 和貴
株式会社FORCLE 平井です。デジタルマーケティング業界5年以上。メインはリスティング広告、ディスプレイ広告、Google Analytics分析、MEO対策を担当しております。WEBデザインの勉強中。。。