BLOGFORCLEのブログ
リスティング広告で重要なグルーピングとは?効果的なグルーピングの戦略を紹介
リスティング広告
- 2022年5月15日
- 2022年5月20日
現在、GoogleやYahooのリスティング広告は、各媒体における人工知能、AIを活用した広告運用が主流となっています。
リスティング広告の構成は主に
キャンペーン
広告グループ
キーワード、広告文
といった構成になっています。
リスティングといえばやはりキーワードが重要だ!という考え方は一般的ですが、実はそのキーワードをどうやって束ねるかを設定する広告グループによるグルーピングもかなり重要です。
でもそうはいってもどうやって広告グループをグルーピングすればいいの?
と疑問に感じている方も多いかと思います。
今回の記事では「リスティング広告における効果的なグルーピング方法」について説明していきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
リスティング広告の広告グループとは
グルーピングの話をする前に、まずはリスティング広告における広告グループとは何か?役割などについて説明していきたいと思います。
リスティング広告にはキャンペーンの中に「広告グループ」という設定があります。
広告グループとは、リスティング広告でキーワードを登録する際に、関連するキーワードごとにまとめる箱のような役割があります。
例えば服を通販で販売しているアパレル会社さんがあったとします。
主力商品として、アウターのダウンジャケットとカッコいいジーンズを販売したいと考えてリスティング広告を配信する事になりました。
この場合登録するキーワードは、
ダウンジャケット 通販
ジーンズ 通販
のようなキーワードを登録することになるかと思います。
しかしこの2つのキーワードは同じアパレルに関連していますが、ニーズがそれぞれ全く異なります。
なぜかというと「ダウンジャケット 通販」と検索するユーザーはダウンジャケットが欲しいと考えているので、ジーンズが欲しいとは考えていない可能性が高いからです。
このような場合、ダウンジャケットを検索するユーザにはダウンジャケットの広告を、ジーンズを検索しているユーザーにはジーンズの広告を用意することで、的確なユーザーに的確な広告を配信することが出来るのです。
この各カテゴリやニーズごとにキーワードを束ねることが出来る機能が、広告グループです。
広告グループはリスティング広告の構成を最適化していく上でも非常に重要な役割をしめていますので、広告グループは適当に振り分けをせず、しっかりと考えた上で構成を作っていくと良いでしょう。
広告グループにおけるグルーピングの必要性とは?
リスティング広告において広告グループをどのようにグルーピングして広告配信をするか、このグルーピング方法は成果に大きく関わってくるため重要です。
広告グループでグルーピングする必要性としては、各キーワードをより的確なユーザーに広告配信するために必要となってきます。
グルーピングをしない場合はキーワードと配信される広告文がマッチせず広告が配信されてしまうため、クリック率や品質スコアなどに影響が出てしまい、広告の質が低くなり成果が悪くなる可能性があります。
そういった意味でもリスティング広告をグルーピングする必要性は大いにあります。
リスティング広告での効果的なグルーピング方法
さてここからはリスティング広告における効果的なグルーピングの方法について紹介したいと思います。
うまくグルーピングをすることで、より成果のでやすい広告を配信することができますので、ぜひ参考にしてみてください。
キーワードのカテゴリやジャンルを考えて構成する
効果的なグルーピング方法、まずは「キーワードのカテゴリやジャンルを考えて構成する」という点です。
配信するWebサイトの内容を確認し、キーワードプランナーを活用してカテゴリの分けるべきかどうかを考えましょう。
キーワードのジャンルが全く違うもの同士を同じ広告グループでグルーピングしてしまうと、キーワードと広告文の関連性が悪くなり、CV数が下がる場合があります。
ですのでグルーピングする際にはキーワードを検索するユーザーのニーズが同じもの同士をまとめていくのが良いでしょう。
配信する広告予算に合ったグループ数にする
効果的なグルーピング方法、続いては「配信する広告予算に合ったグループ数にする」という点です。
配信する広告費に対して広告グループ数が多すぎると各広告グループに配分できる広告費が限られてしまい、全てのグループに必要な広告予算がわたらず、1日中広告が表示できなくなってしまいます。
広告が表示できない時間帯が増えれば増えるほど機会損失が発生し、クリック離脱で最終CVを獲得できない可能性が出てきます。
ですので配信する予算に合った広告グループ数を設定し、予算に制限がかからないようにしましょう。
予算が足りない場合には「予算に制限がかかっています」とのアラートが表示されますので、アラートが出てしまった場合はグループ数を減らすかキーワード数を減らすことで予算の最適化につながります。
ぜひご自身のアカウントを確認して、広告の状態をチェックしてみると良いでしょう。
各広告グループで一定数のCVデータを蓄積させる
効果的なグルーピング方法、続いては「各広告グループで一定数のCVデータを蓄積させる」という点です。
現在GoogleやYhaooでは、機械学習をもとにした広告運用が重要となっており、グルーピングの最適化も機械学習を考えた設計方法が重要となります。
機械学習の最適化のカギとなるのは「コンバージョンのデータ」です。
機械学習はコンバージョンのデータをもとに、獲得ができるユーザーやキーワード、広告文を探していきます。
そのため広告グループをたくさん増やしすぎてしまうとコンバージョンのデータが分散し、広告グループ自体を停止するかどうかの判断が難しくなります。
もちろん広告予算がたくさんあれば、広告グループを多数作成したとしても、それぞれの広告グループに必要なコンバージョン数が蓄積される為、問題ないかと考えられますが、予算が限られている場合には、ある程度コンバージョンが取れるグループをメインとして、コンバージョン数が増やしにくいカテゴリは設定しないようにする事で管理の部分でも、機械学習の部分でも成果が向上しやすくなります。
商品やサービスが多い場合は動的検索広告を活用する
効果的なグルーピング方法、続いては「商品やサービスが多い場合は動的検索広告を活用する」という点です。
商品数やサービス数が多い場合は、しっかりとキーワードを指定して配信したい売れ筋や強化したいカテゴリをリスティング広告で設定し、獲得ができるかわからないカテゴリ群については、まずは動的検索広告を活用して、動的に広告を配信するようにすると良いでしょう。
動的検索広告はキーワードを使用せず、LPのテキストを読み込んで広告を動的に配信するため、グループをわざわざ振り分ける必要がなく、成果のでそうなカテゴリのデータを確認することができます。
グループを細分化させすぎない
効果的なグルーピング方法、続いては「グループを細分化させすぎない」という点です。
配信したい商品やサービスのカテゴリがたくさんあると、ついついたくさんのグループを作ってしまいたいと思いがちですよね。
ですが広告グループを細分化させすぎると各グループの管理や精査が大変になったり、予算が足りない場合は広告がうまく回らなくなってしまうリスクがあります。
ですので広告グループは細かく細分化させすぎないようにグルーピングしていくと良いでしょう。
リスティング広告のグルーピングについてのまとめ
今回は「リスティング広告のグルーピングの方法」について説明しました。
リスティング広告はキーワードや広告文は重要ですが、それをどのように束ねるかのグルーピングがとても重要になります。
グルーピングの仕方次第で広告の成果が大きく変動しますので、リスティング広告を設定する際には、あらかじめ配信するキーワードを分析した上でグルーピングすることが推奨です。
グルーピングする際には、効果的なグルーピングの方法を参考にしていただいて戦略を立てて設定をすると良いでしょう。
これからリスティング広告のグルーピングを考えるという方はぜひ参考にして設定をしてみていただけると良いでしょう。
この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。