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リスティング広告で絞り込めるユーザー属性を徹底解説。属性ターゲティングで精度向上を
リスティング広告
- 2022年5月4日
- 2022年5月21日
日本国内で配信できるリスティング広告といえばGoogle、Yahooが主流です。
そのリスティング広告のターゲティングの種類として「ユーザー属性」をセグメントしたターゲティングがあります。
GoogleやYahooでは、ユーザー属性を基にした配信ができる為、より自社の見込みユーザーにあった属性のみに広告を配信することができます。
今回はリスティング広告でセグメントできるユーザー属性について、Google・Yahooでそれぞれどんな設定ができるのか説明していきたいと思います。
それでは早速ですが見ていきましょう。
目次
リスティング広告で設定できるユーザー属性
リスティング広告を配信する際に、
「自社のターゲットは男性のみなので、女性には配信したくないな」「若い年代のみ配信したい」
のようなユーザー属性に対して「このユーザーだけに広告を配信したいのに」と感じることはあると思います。
実は現在のリスティング広告は「そんなかゆいところに手が届く詳細なユーザー属性ターゲティングが可能」となっています。
では実際にどんなセグメントができるのか媒体別に見ていきましょう。
Google広告で設定できるユーザー属性
まずはGoogle広告におけるセグメントが可能なユーザー属性について説明していきたいと思います。
Google広告では以下のような属性で切り分けてターゲティングすることができます。
年齢
Google広告ではまず「年齢」のユーザー属性を指定して広告配信が可能です。
年齢別にセグメントする場合には「18〜24歳」「25〜34歳」「35〜44歳」「45〜54歳」「55〜64歳」「65歳〜」「不明」という区分けで設定が可能です。
なお1歳単位で設定することは出来ず、10歳単位でのセグメントで設定が可能です。
自社の商品やサービスが全く対象にならない年齢層を除外してリスティング広告を配信することができる為、非常に効果的です。
年齢を絞り込んで配信がしたい場合には、事前にセグメントをかけて配信を行うようにしましょう。
性別
Google広告で設定できるユーザー属性ターゲティング、続いては「性別」です。
性別については「男性」「女性」「不明」という区分けで設定が可能です。
商品やサービスによっては男性しかターゲットにならないもの、女性にしかターゲットにならないものを販売していることもあるかと思います。
もし自社の商品やサービスがどちらかの性別にしか必要とされないものであれば、性別を絞り込んでリスティング広告を配信することで精度が上がりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
世帯年収
Google広告で設定できるユーザー属性ターゲティング、続いては「世帯収入」です。
世帯収入については「上位10%」「11〜20%」「21〜30%」「31〜40%」「41〜50%」「下位50%」「不明」という区分けで設定が可能です。
世帯収入のユーザー属性で指定できるのはすごいですよね。
例えば投資関連や注文住宅、高級車、高級時計などの業界で事業を展開している会社であれば、ターゲットはやはり年収が高い層を狙いたいところです。
Googleのリスティング広告では世帯年収でセグメントして広告配信が可能な為、効果的です。
逆に生活保護や高所得へのキャリアアップ求人など低所得者に向けたリスティング広告を配信したい場合には「下位50%」などに指定して広告配信でのアプローチが可能です。
所得に対してセグメントしたい場合には「世帯年収」で設定してリスティング広告を配信しましょう。
ユーザー属性の不明の項目について
ユーザー属性でセグメントできる「不明」という項目について、不明とは何?と感じた方も多いかと思います。
実はGoogle広告では、すべてのユーザー属性を完璧に特定出来る訳ではありません。
特定出来るユーザーの属性は、不明以外のカテゴリに振り分けられますが、Google側で特定できないユーザー属性は「不明」という項目に入ります。
不明の項目は、年齢や性別、世帯年収なども全て特定できない為、全てのユーザー属性において「不明」という項目に振り分けられます。
Google広告はどのようにユーザー属性を識別している?
Google広告で年齢や性別、世帯収入など様々なユーザー属性を取得することができますが、一体どんな方法で識別しているのでしょうか。
Googleは、Googleのアカウントでログインしている場合に、そのアカウントの状況に応じて設定や行動に基づくユーザー属性を使用して識別を行います。
また一部のソーシャルネットワークサービスなどで入力したユーザーの情報を取得して識別もしています。
ですので属性データは様々な識別情報に基づいて特定されている為、精度が高いと判断できます。
ですが、完璧にユーザー属性が一致しているという訳ではありませんのでセグメントしてリスティング広告の配信をすることで、成果が向上するかをテストしてみましょう。
その他にGoogle広告のユーザー属性ターゲティングについてさらに詳しく確認したい方は、Google公式ヘルプをチェックしてみてください。
https://support.google.com/google-ads/answer/2580383?hl=ja
Yahoo広告で設定できるユーザー属性
続いてはYahoo広告におけるセグメントが可能なユーザー属性について説明していきたいと思います。
Yahoo広告では以下のような属性で切り分けてターゲティングすることができます。
・地域
・曜日、時間帯
・デバイス
Yahoo検索広告では、ユーザーの年齢や性別、世帯年収などの属性に対してターゲティングをすることは現状できません。
Yahooのリスティング広告で設定できるターゲティングは地域や曜日時間帯、デバイスとなります。
地域
Yahooのリスティング広告では「地域」を指定して広告を配信することができます。
地域ですが、日本以外の海外にはリスティング広告を配信することは出来ません。
設定できる地域は「都道府県」「市区町村」レベルで日本国内を地域別にターゲティングすることができます。
特定の地域のユーザーにしか検索広告を配信したくないというときには地域を絞り込んで配信をすると良いでしょう。
デバイス
続いてはデバイス別にターゲティングする方法です。
Yahoo検索広告ではデバイス別に広告を配信することができます。
セグメントできるデバイスは「PC」「SP」「TB」です。
しっかりとPCで検討してもらいたいという場合にはPCのみに、スマートフォンにサイトを最適化しているという場合には「SP」のみに設定するということも可能です。
デバイスを絞り込んで広告を出したい時には、ぜひ活用してみると良いでしょう。
曜日・時間帯
続いては「曜日・時間帯」です。
Yahoo検索広告では曜日や時間帯を絞り込んで配信することができます。
例えば平日のこの時間のみに広告を配信したい、といった場合にもしっかりと絞り込むことができます。
時間帯については1時間単位で絞り込むことができます。
深夜帯の時間は効果が悪いので停止するということもできますので、配信後のデータをチェックして不要な時間帯を除外して精度を上げていきましょう。
その他にYahooリスティング広告のターゲティング方法についてさらに詳しく確認したい方は、Yahoo!公式ヘルプをチェックしてみてください。
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=48001
ユーザー属性ターゲティングでリスティング広告の精度を上げよう
今回はリスティング広告で設定できるユーザー属性について詳しく説明してきました。
リスティング広告の成果をあげる上で、ユーザー属性をセグメントしたターゲティングはすぐに精度が上がる重要なポイントとなります。
もし自社のビジネスでターゲットが対象にはなるが除外して絞り込むかを決めかねる場合には、一度全ターゲットに広告配信を行いデータを蓄積するのがおすすめです。
一定期間データを確認しながらも蓄積したデータをもとにどのユーザー属性を除外するか判断すると良いでしょう。
また属性に合わせた広告文やバナー、サイトやLPで訴求に違いをつけることも重要です。
今回の記事で「まだターゲティングを細かく分析できていなかった」という方はぜひ参考にチェックしてみて下さい。
この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。