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Google広告の検索パートナーとは?
Google広告の検索パートナーとは、Googleの検索ネットワークに掲載する他に、Google検索結果以外のサイトにも広告を表示する仕組みを指します。
検索ネットワークには、Google以外の検索エンジン、ディレクトリサイト、ポータルサイトなどが含まれます。検索パートナーへの広告掲載を行うことで、広告の表示機会が増え、より広範な受け手にリーチすることが可能になるメリットがあります。
Google検索ネットワークの構成
Google検索ネットワークは以下の2つの主要な構成要素から成り立っています。
- Google 検索:Googleのメイン検索エンジンで表示される広告。
- 検索パートナー:第三者サイト(検索エンジンやディレクトリサイトなど)で表示される広告。
Google広告の検索パートナーの動作原理
検索パートナーサイト上でユーザーが検索を行うと、その検索クエリがGoogleに送信され、その検索クエリに適した広告がGoogle広告システムを経由して表示されます。検索パートナーは、広告の露出を最大化するために効果的です。
Google広告の検索パートナーを選択する理由
Google検索だけに依存することなく、多様な検索パートナーを利用することで、下記のようなメリットがあります。
- ターゲットオーディエンスの拡大
- 競争力の強化
- 広告費用対効果の向上
Google広告の検索パートナーの仕組みを理解し、適切に活用することでリーチを効果的に拡大できます。広告のパフォーマンスを最大限に引き出すためには、上記のようなポイントをおさえ戦略的に運用することが重要です。
Google広告の検索パートナーエンジンの一覧
Google広告の検索パートナーエンジンは、Googleの検索結果以外にも広告を表示するためのパートナーサイトです。
検索パートナーとはどんなエンジンに掲載されるのか、疑問をお持ちの方もいるかと思います。
ここではGoogle広告で配信できる検索パートナーを一覧で紹介します。
Google検索パートナーエンジンの種類一覧
Google広告が表示される検索パートナーエンジン一覧は、下記の通りです。
サイト名 | URL | Google検索ネットワーク (※2024年時点) |
goo | https://www.goo.ne.jp/ | 〇 |
dmenu | https://smt.docomo.ne.jp/ | 〇 |
BIGLOBE | https://www.biglobe.ne.jp/ | 〇 |
excite | https://www.excite.co.jp/ | 〇 |
Infoseek | https://www.infoseek.co.jp/ | 〇 |
Nifty | https://www.nifty.com/ | 〇 |
OCN | https://www.ocn.ne.jp/ | 〇 |
Mapion | https://www.mapion.co.jp/ | 〇 |
Fooooo | http://www.fooooo.com/ | 〇 |
All About | https://allabout.co.jp/ | 〇 |
au Webポータル | https://sp-web.search.auone.jp/ | 〇 |
Rakuten Web検索 | https://websearch.rakuten.co.jp/ | 〇 |
Youtube | https://www.youtube.com/ | 〇 |
パートナーエンジンによる効果の違い
すべての検索パートナーエンジンは独自のユーザーベースや検索トラフィックを持つため、それぞれのメリットがあります。特定のターゲット層へのリーチを考慮し、効果的に活用していくことがポイントです。
確認すべきポイント
Google広告を利用する上で、検索パートナーエンジンによる広告配信の成果を確認するために以下のポイントに注意しましょう。
- パートナーごとのクリック数やコンバージョン率を分析する
- 各パートナーサイトの特性を理解し、適切なターゲティングを行う
各パートナーエンジンの特性を理解し、そのメリットを最大限に活かすことで、広告キャンペーンの成果を改善していくことができます。
Google広告の検索パートナーに掲載するメリット
Google広告を利用する際、検索パートナーに広告を掲載することには多くのメリットがあります。
ここでは、検索パートナーに掲載するメリットについて詳しく解説します。
広告の配信範囲が広がる
Google検索パートナーはGoogle以外の検索エンジンや関連サイトも含んでいます。
そのため検索パートナーに掲載することで広告を表示できる範囲が広がり、より多くのユーザーにアプローチすることが可能です。
広告インプレッション数が増加する
Google検索パートナーに広告を掲載することで、検索ネットワーク全体での広告インプレッション数が増加します。
広告の露出回数が増え、潜在顧客へのリーチを強化できます。
新しい顧客層へのアプローチ
Google検索パートナーには多様なサイトが含まれているため、Google検索以外のプラットフォームでも新しい顧客層にアプローチすることができ、ターゲットとする市場を広げる機会が生まれます。
クリック単価(CPC)の最適化
検索パートナーに広告を掲載することで、全体のクリック単価(CPC)を最適化することができます。競争が少ないプラットフォームでの広告掲載によって、コストを抑えることが可能です。
詳細なパフォーマンス分析が可能
Google広告の管理画面から、検索パートナーごとの広告パフォーマンスを確認できます。詳細な分析により、どのパートナーが効果的であるかを把握し、最適な広告戦略を立てるサポートとなります。
季節や時間帯に合わせた効果的な配信
特定の季節や時間帯に効果が高い検索パートナーを選定することで、広告効果を最大化することができ、広告予算の有効活用が期待されます。
デバイス別の最適化
検索パートナーによっては、特定のデバイスに強みを持っていることがあります。
デバイス別に最適な広告配信を行うことで、利用ユーザーのアクションを促進することができます。
メリット | 詳細 |
---|---|
広告の配信範囲が広がる | Google以外の検索エンジンや関連サイトにも広告が表示される |
高い広告インプレッション数 | 検索ネットワーク全体での広告インプレッション数の増加 |
新しい顧客層へのアプローチ | Google検索以外のプラットフォームで新しい顧客層にアプローチ |
クリック単価(CPC)の最適化 | 競争が少ないプラットフォームでクリック単価が抑えられる |
詳細なパフォーマンス分析が可能 | 検索パートナーごとの広告パフォーマンスの確認と分析ができる |
季節や時間帯に合わせた効果的な配信 | 特定の季節や時間帯に効果が高い検索パートナーを選定 |
デバイス別の最適化 | デバイス別に最適な広告配信を行うことでユーザーアクションを促進 |
Google広告の検索パートナーに掲載する際の注意点
ここからはGoogle広告の検索パートナーに掲載する際の注意点について、いくつか説明していきたいと思います。
検索パートナーのみに配信することはできない
Google広告を利用する際、検索ネットワーク全体に広告を配信することはできますが、検索パートナーのみに広告を配信することはできません。
そのため、ターゲットを検索パートナーに限定した広告キャンペーンを実行することができない点に注意が必要です。
検索パートナーのクリック率は品質スコアの対象とならない
Google広告の品質スコアは広告の成果を評価する重要な指標ですが、検索パートナーのクリック率はこの品質スコアの対象外です。
検索パートナーからのクリックが広告のパフォーマンスに与える影響を正確に把握することが難しい場合があります。
広告掲載の一貫性が欠ける場合がある
検索パートナーのウェブサイトや検索エンジンは、Googleとは異なるインターフェイスや検索アルゴリズムを使用していることがあります。
ユーザー体験が一貫しない場合があり、広告の成果にもばらつきが生じることがあります。
検索パートナーのサイト品質のばらつき
検索パートナーとして採用されているサイトの品質や内容にはばらつきがあります。
特定のパートナーサイトでは広告のパフォーマンスが低くなりやすい可能性があります。
広告の効果を最大限に引き出すためには、綿密な成果分析と最適化が必要です。
予算管理の難しさ
検索パートナーからのトラフィックが予期せぬ形で増加することがあり、予算の消化速度が速くなる可能性があります。
こうしたケースを適切に管理するためには、定期的なモニタリングが重要です。
対策方法
- 詳細なパフォーマンスレポートの確認
- 予算のリアルタイム管理
- 必要に応じた配信設定の調整
Google広告の検索パートナーを停止・配信除外する方法
続いては「Google広告の検索パートナーを停止・配信除外する方法」を解説していきます。
検索パートナーへの広告配信を停止されたい場合は、停止方法についてチェックしてみてください。
手順1: Google広告アカウントにログイン
まず、Google広告のアカウントにログインします。
ログインしたら、メインメニューから「キャンペーン」を選択します。
手順2: キャンペーンの選択
次に、広告配信を停止・除外したいキャンペーンを選びます。
キャンペーン名をクリックして「設定(歯車マーク)」をクリックします。
手順3: 設定の編集
キャンペーン詳細ページで「設定」をクリックします。
「設定」タブを開いたら、「ネットワーク」セクションにスクロールします。
手順4: 検索ネットワークの選択
「ネットワーク」セクション内で、「Google検索ネットワーク」オプションを確認します。
この設定でGoogle検索と検索パートナーに広告を配信できますが、「Google検索ネットワーク」を選択肢のみのチェックボックスを外すことで、検索パートナーへの広告配信を停止できます。
手順5: 変更の保存
最後に、設定の変更を保存します。「保存」ボタンをクリックして設定を適用します。
これで、Google広告の検索パートナーへの配信が停止されます。
手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | Google広告アカウントにログイン |
2 | キャンペーンを選択 |
3 | 設定を編集 |
4 | 検索ネットワークの選択 |
5 | 変更を保存 |
上記の手順を踏むことで、検索パートナーに対する広告配信を手軽に管理することができます。
広告効果を最適化するためには、定期的に配信先の見直しを行うことが推奨です。
Google広告の検索パートナーの成果を確認する方法
Google広告の検索パートナーに掲載後、どのような成果が出ているか確認したいという方も多いかと思います。
ここでは検索パートナーの成果を簡単に確認する方法を解説します。
Google広告アカウントにログインする方法
まず、Google広告アカウントにログインします。
- Google広告の公式サイトにアクセスします。
- ログイン情報を入力し、アカウントにアクセスします。
検索キャンペーンのパフォーマンスを確認
検索キャンペーンのパフォーマンスを確認するためには、次の手順を行います。
- アカウントダッシュボードから「キャンペーン」タブをクリックします。
- 「すべてのキャンペーン」を選択し、「検索キャンペーン」をクリックします。
- パフォーマンスデータを確認できるダッシュボードが表示されます。
検索パートナーネットワークのパフォーマンスデータの取得
検索パートナーネットワークのパフォーマンスデータは、「分類」機能を使えば、簡単に確認できます。
- キャンペーン中央の「分類」ドロップダウンメニューをクリックします。
- 「ネットワーク(検索パートナー含む)」を選択します。
- キャンペーンのパフォーマンスがネットワーク別に分かれて表示されます。
利用できる指標
このセグメントを使用することで、以下の指標を確認できます。
- インプレッション数
- クリック数
- クリック率(CTR)
- 平均クリック単価(CPC)
- コンバージョン数
- コンバージョン率など
データの精査と施策提案
データを細かく分析し、どの検索パートナーが最もパフォーマンスが高いかを評価します。
- パフォーマンスが低いパートナーを特定し、配信調整や除外を検討します。
- パフォーマンスが高いパートナーに対して予算配分を最適化します。
データの視覚化
データの視覚化を行うためには、Google広告レポート機能や、BigQuery、Googleデータポータルなどの外部ツールを用いると効果測定がしやすいです。
成果レポートの作成
定期的にパフォーマンスのレポートを作成し、結果をチームやクライアントに共有します。
- 全体のパフォーマンス概況
- 検索パートナーネットワークごとの詳細なデータ
- 今後の施策提案とその理由
Google広告の検索パートナーについてのまとめ
Google広告の検索パートナーは、Google検索以外のウェブサイトで広告を表示し、より広いユーザー層にアプローチできる仕組みです。
主要な検索パートナーエンジンにはBingやYoutubeなどが含まれ、Google広告の配信範囲が広がります。
検索パートナーの利用にはメリットが多いですが、注意点もありますので事前に理解しておくと良いでしょう。
成果確認のための適切な設定を行った上で、パフォーマンス分析を行い、Google広告の検索パートナーが効果的なのかどうかを判断すると良いでしょう。