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検索広告型のリマーケティング(RLSA)とは?仕組みやリスト活用のメリット

リスティング広告

  • 2023年3月11日
  • 2023年3月11日

リマーケティング(リターゲティング)広告と聞くと、ディスプレイ広告を思い浮かべる方も多いかと思います。

ですが実は、リマーケティングは検索連動型広告(リスティング広告)でも配信することができます。

そこで今回は「検索広告型のリマーケティング広告(RASA)」について仕組みやリスト活用のメリットなどについて解説していきたいと思います。

リスティング広告でリマーケティング施策を行ったことがないから試してみたい、限られた予算の中でパフォーマンスを最大化させたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。

リマーケティング(リターゲティング)広告とは

まずは「リマーケティング(リターゲティング)広告」について簡単におさらいしていきます。

リマーケティング広告とは、一度WEBサイトに訪問したユーザーにあらゆる広告枠でテキストやバナー、動画などを使用して再訪問を促す広告です。

一度サイトにアクセスしたことがあるユーザーに広告配信ができるため、獲得が狙える広告として効果的です。

リマーケティング広告は、特定のオーディエンスリストを条件に配信でき、ターゲット設定をさまざま戦略立てて配信ができるのも魅力的です。

リマーケティングとリターゲティングの違い

リマーケティングとリターゲティングはどちらも同じ意味を持ち、違いは特にありません。

なのでどちらの言葉が正しくて、間違っていて、というようなことはありません。

Googleでは、リマーケティング(RMK)という言葉、Yahooではリターゲティング(RTG)という言葉で統一されているので、もしこだわるようであれば各媒体で用語を揃えて理解するのがベストです。

検索広告型のリマーケティング(RLSA)とは何か

続いては「検索広告型のリマーケティング(RLSA)」について話していきたいと思います。

RLSAはRemarketing Lists for Search Adsの略で、リマーケティングリストを活用した検索広告向けのターゲティング広告ということになります。

検索リマーケティングは検索結果の上部と下部に通常のリスティング広告と同じようにテキスト形式で広告が表示されます。

一度サイトに訪問したことのあるユーザーが再び検索エンジンで何か関連するキーワードを検索した際にリスティング広告を表示させることが可能です。

検索リマーケティングの仕組み

検索広告型のリマーケティングRLSAの仕組みについて解説します。

検索リマーケティングは通常のリスティング広告にオーディエンスリストをリンクさせて、リンクさせたターゲットのみにリスティング広告を配信できる仕組みです。

通常のリスティング広告よりも、更にターゲットとなるユーザーを絞り込み見込み顧客となりうる可能性の高いユーザーのみに配信できることから成果が出やすい手法となります。

検索リマーケティングを実施するためにはオーディエンスリストを事前に作成しておく必要がありますので、その点注意しましょう。

検索リマーケティングを使用することでCPAが下がりROASが高まったという事例も多数ありますので、未活用の場合は試してみることをおすすめします。

検索リマーケティング(RLSA)のメリット

検索リマーケティング(RLSA)を実施するメリットは様々あります。

ここでは検索リマーケティングを実施するメリットについていくつか解説していきたいと思います。

コンバージョン率(CVR)が高まる

検索リマーケティングを行うメリット、まずはコンバージョン率(CVR)が高まる」可能性があります。

検索リマーケティングは通常のリスティング広告とは異なり、特定のユーザーに絞り込み検索広告が掲載できるのが強みでありメリットです。

例えばターゲットを下記のようなユーザーのみに絞り込めるとしたらコンバージョン率が高まる可能性はどうでしょうか?

  • サイト内の滞在時間が長いユーザー
  • 平均ページ閲覧数が多いユーザー
  • カート離脱したユーザー
  • フォーム離脱したユーザー
  • 料金表をチェックしているユーザー
  • 直帰率が低いユーザー
  • 特定のイベントをクリアしたユーザー
  • 一度購入・利用したことがあるユーザー

上記はオーディエンスリストの一例ですが、検索リマーケティングではこのように特定の条件をクリアしているユーザーのみに絞り込めるメリットがあります。

そのためコンバージョンにつながりにくいユーザーの無駄コストを削減して、ある程度可能性のあるユーザーだけにリスティング広告が掲載できるメリットがあります。

限られた予算の中でも成果が出やすい

検索リマーケティングを行うメリット、続いては限られた予算の中でも成果が出やすい」という点です。

前述した通り、検索リマーケティングはコンバージョン目標に近づいているユーザーのみをターゲットとすることができるので、限られた予算の中でも比較的効果が出やすい戦略となります。

リスティング広告でキーワードを絞り込むだけではなく、配信するターゲット自体を思うようにコントロールして絞り込めるため少額運用でもメリットがあります。

少ない予算でまずは成果を出したい、費用対効果を上げたいという場合には試してみる価値があるかもしれません。

認知度が向上する

検索リマーケティングを行うメリット、続いては認知度が向上する」という点です。

検索リマーケティングは特定のユーザーに絞り込むことで、リーチ数は下がりますが1人あたりのインプレッション数は上昇します。

ターゲット設定されたユーザーへの認知度は通常の広告よりも上昇する傾向があり、ブランド認知度が向上します。

商品やサービスの良さは一度では伝わらない部分もありますので、何度か視認してもらうことで魅力的に感じてもらえる可能性もあります。

検索リマーケティングでは、その点商品やサービスをじっくりみてもらえる可能性がありますので認知という部分でもメリットがあります。

検索上部インプレッションシェア率が高まる

続いてのメリットは検索上部インプレッションシェア率が高まる」という点です。

通常のリスティング広告ではターゲットの範囲は広すぎる場合もあり、予算が限られている場合は検索上部インプレッションシェア率が競合他社と比較して下がります。

特に部分一致のマッチタイプを使用している場合は予算がないと検索上部インプレッションシェア率はかなり低い状態になると思います。

検索リマーケティングではその点、ターゲット自体が絞り込まれる為、同じ予算でも検索上部インプレッションシェア率が高まる傾向があります。

検索最上部・上部をシェアすることはコンバージョンの数や率に大きく影響しますので、メリットがあると言えるでしょう。

特定のオファーを掲載できる

続いてのメリットは「特定のオファーを掲載できる」という点です。

例えば一度商品やサービスを購入、利用したことがある休眠ユーザーをターゲットに設定し、そのユーザー限定のオファー訴求をした広告文やランディングページを用意してリスティング広告を掲載するということも可能です。

またもう少しでコンバージョンしそうな新規ユーザーには、あと一押しするための期間限定クーポンや付加価値などをつけることによって効率よくコンバージョンへとつなげることも可能です。

ですので、検索リマーケティングはオファー訴求がしやすいメリットがあります。

検索リマーケティングのデメリット

続いては検索リマーケティングのデメリットについてです。

デメリットについてもいくつかありますので、説明します。

リストサイズが小さいと成果が出ない

検索リマーケティングのデメリット、まずはリストサイズが小さいと成果が出ない」という点です。

オーディエンスリストを作成する際に、リストサイズがある程度チェックできますがサイズが小さいと経験上成果が出ないケースが多いです。

リストサイズの推奨としては10,000以上のリストサイズが最低でも欲しいところです。

アナリティクスなどでもオーディエンスリストを作成できますので特定の条件指定をした場合にどれくらいのリストサイズになるのかチェックした後で作成すると良いでしょう。

ターゲットの重複が発生する可能性がある

検索リマーケティングのデメリット、続いてはターゲットの重複が発生する可能性がある」という点です。

通常のリスティング広告と併用して検索リマーケティングキャンペーンを配信する場合には、キーワードが同じ場合や部分一致などのタイプで運用するとターゲットが重複する場合があります。

オークションでも同じアカウント内で競合してしまう為、デメリットとなりうる可能性もあります。

検索リマーケティングを開始する際には、あらかじめ全体のアカウント構成、配信設計を整理した上で開始することをおすすめします。

検索リマーケティング(RLSA)の注意点

検索リマーケティングはメリットが多い機能ですが、いくつか注意点があります。

始める前に注意点をしっかりとチェックしておきましょう。

事前にオーディエンスリストを作成しておく必要がある

検索リマーケティングの注意点、まずは事前にオーディエンスリストを作成しておく必要がある」という点です。

検索リマーケティングはリストが自動的に生成されて自動でできる機能ではありません。

現在Google広告では自動的にリスト生成されるものもあります。

ですので基本的には自らリストを作成してデータを蓄積させておく必要があります。

リスト作成後にオーディエンスデータが蓄積されますので、場合によってはリストが溜まらず、すぐに開始できない可能性もありますので注意しましょう。

リストのサイズが1,000以上必要

続いての注意点は「リストのサイズが1,000以上必要」という点です。

検索リマーケティングはオーディエンスのリストサイズが最低でも1,000以上必要で、1,000以下のリストは使用できません。

リストを作ったは良いもののリンク設定ができないということも多々ありますのでリストサイズには注意しましょう。

特にサイトのアクセス数が少ないホームページやLPでは検索リマーケティング自体ができないという可能性もあります。

その場合にはまずはアクセス数を増やす改善施策を行っていきましょう。

Yahoo広告の場合専用タグの設置が必要

続いての注意点は「Yahoo広告の場合専用タグの設置が必要」という点です。

Yahoo広告ではオーディエンスリストを作成するために専用のタグをサイト上に設置する必要があります。

管理画面上から利用規約に同意した上でタグが発行できます。

タグを設置後、オーディエンスリストを作成しリンクして広告掲載ができるようになります。

Yahoo広告の場合は専用のタグを別途設定しなければいけないという点あらかじめ注意しておきましょう。

検索リマーケティング広告についてのまとめ

今回は「検索広告型のリマーケティング(RLSA)広告」について、仕組みやリスト活用のメリット、考えられるデメリットや注意点などについて解説しました。

検索リマーケティングは現在の自動化、機械学習による広告運用の中でもまだまだ効果を発揮できる優れたターゲティング方法です。

アカウントの構成やキャンペーン設計、目標・目的を整理した上で実装することでより効果的な広告運用が実現できます。

もしまだ始められたことがないという方は、ぜひこの機会に検索型のリマーケティング広告を導入してテストしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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