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リスティング広告の検索語句(クエリ)とキーワードの違いや見方やレポートを解説!
リスティング広告
- 2023年1月29日
- 2023年1月29日
リスティング広告を運用しはじめると、検索キーワードや検索語句、検索クエリなど、似ている単語がたくさん出てきて混乱してしまうという人もいるのではないでしょうか。
実は検索キーワードと検索語句は一見似ているようで、全く異なるものになります。
同じ意味をもつ言葉と考えてしまうとリスティング広告がうまく運用できなくなるほど成果に直結する重要ワードなので、今回の記事で違いをチェックしましょう。
今回は「検索キーワードと検索語句(検索クエリ)の違いや検索語句の見方、検索語句レポート」などについて説明していきます。
目次
検索キーワードとは何か
まずはじめに「検索キーワードとは何か」という疑問について解説していきたいと思います。
検索キーワードとは、ユーザーが実際に検索している語句と設定している広告を一致させるために使用する単語(1語)やフレーズ(2語以上)を指します。
検索キーワードは管理画面上で登録するキーワードであり、登録キーワードとも呼ばれます。
検索キーワードは実際にユーザーが検索画面上で検索してクリックした語句ではなく、あらかじめ管理画面上でユーザーの語句に対して表示させたい登録キーワードを指します。
参照:Google広告「検索ネットワークキャンペーンのキーワードについて」
検索キーワードは3つのタイプで登録できる
検索キーワードはGoogle、Yahooの管理画面上から3つのマッチタイプで登録ができます。
3つのマッチタイプは下記の通りです。
- 完全一致
- フレーズ一致
- 部分一致
完全一致は登録したキーワードとユーザーが検索した検索語句(クエリ)が完全に一致した際に広告が表示されるマッチタイプです。
フレーズ一致は登録キーワードと同じ意味をもつ語句が一致した場合に広告が表示されるマッチタイプです。
部分一致は拡張性が高く登録キーワードの文言が含まれていなくても広告が表示されます。
検索語句(検索クエリ)とは何か
続いては「検索語句とは何か」について説明したいと思います。
検索語句とは、実際にユーザーが検索した単語やフレーズのことを指します。
検索語句は広告を配信しなければデータを確認することができません。
検索語句の情報はリスティング広告の改善に役立つ情報が詰まっているため、重要な情報となります。
検索語句(クエリ)の見方・確認方法について
検索キーワードと検索語句(検索クエリ)の違いが理解できたところで、管理画面上での検索語句の見方・確認方法について見ていきましょう。
Google広告の検索語句の見方・確認方法
まずはGoogle広告です。
管理画面を開き、検索語句を確認したいリスティングキャンペーンを指定します。
左側にある「キーワード」を選択し「検索語句」の項目をクリックします。
クリックすると検索語句レポートが表示されます。
Yahoo広告の検索クエリの見方・確認方法
続いてはYahoo広告です。
広告管理ツールから「検索広告」を選択し開きます。
続いて確認したいキャンペーンを選択します。
画面中央にある「表示内容選択」からキーワードを選択します。
検索キーワードの画面が表示されたら、再度画面中央にある「検索クエリを表示」をクリックします。
クリックすると検索語クエリのデータを見ることができるようになります。
検索語句レポートとは
リスティング広告における検索語句レポートについて説明します。
検索語句レポートとは多くのユーザーが使用し、広告の表示につながった検索語句のリストのことを指します。
検索語句レポートでは広告表示につながった検索語句が表示されるようになっています。
検索語句レポートを確認することで、登録したキーワードでどんな語句から表示・クリックされたのかを把握することができ、成果の高い検索語句や無駄コストにつながっている検索語句を詳細に調べることができます。
検索語句が表示されない現象について
近年、Google広告やYahoo広告では検索語句が全て表示されることがなくなりました。
例えばコンバージョンに至った検索語句が表示されていない場合もあります。
原因としては個人情報保護、プライバシー保護の観点からすべての検索語句が表示されないようになっています。この動きは2020年9月から、検索語句の表示方法が変わっています。
現状検索語句から表示されない語句は検索ボリュームが少なく重要度の低い語句が対象となっています。
今後もプライバシー保護の風潮はさらに高まっていくと想定され、さらに検索語句が確認できなくなる可能性は高いです。
検索語句レポートの活用方法
ここからは検索語句レポート活用方法について簡単に説明していきたいと思います。
検索語句レポートはリスティング広告改善に活かせる要素が詰まっているので、細かくチェックして分析を強化しましょう。
コンバージョンキーワードを把握する
まずは「コンバージョンキーワードを把握する」という点です。
実際に登録しているキーワードから、コンバージョンにつながった検索語句を確認し重要度の高い語句は検索キーワードとして追加登録をしましょう。
特に検索ボリュームが多く、目標のKPIをクリアしている検索クエリは重要です。
追加登録してコンバージョンが発生するかをテストマーケティングしていくのがおすすめです。
関連性の低い検索語句を除外する
続いては「関連性の低い検索語句を除外する」という点です。
ビジネスの拡大につながらない関連性の低い検索語句は無駄コストになってしまいます。
もし無駄な検索語句が流入している場合は、除外キーワードとして登録し、広告が表示されないよう対策を取りましょう。
検索キーワードをフィルタして検索語句を把握する
続いては「検索キーワードをフィルタして検索語句を把握する」という点です。
登録したキーワードの中で成果が出ているキーワードと出ていないキーワードがある場合は、成果が出ていないキーワードをフィルタして、そのキーワードで流入している検索語句を把握することで、最優先に進めるべき課題に対して語句を確認することができます。
もし除外キーワードを多数行っても流入する語句が無駄な語句ばかりという場合にはマッチタイプの変更やキーワードを停止する判断をしていくことも考えなければなりません。
このようにキーワードごとに検索語句を確認することも可能です。
リスティング広告の検索語句についてのまとめ
今回は「リスティング広告の検索語句」について検索キーワードとの違いや見方・確認方法、活用する際のポイントについて詳しく解説しました。
検索語句(検索クエリ)は、検索キーワードとは大きく異なります。
また検索語句から得られることは様々あります。
リスティング広告を改善する際には、検索語句の分析は日々実施する項目でもありますので、ぜひ今回の記事を参考に検索語句の分析を進めてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。