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リスティング広告で同じキーワードは設定可能?同一キーワードの考え方を解説
リスティング広告
- 2023年1月17日
- 2023年1月17日
リスティング広告を運用する際に「同じキーワードは登録できるのか?」について疑問に感じている方もいるかと思います。
そもそも同じキーワードなんて登録する意味があるのか、その点も気になるところですよね。
Google広告やYahoo広告など媒体によっても基準が変わるのか、この点も知っておくべき情報です。
今回の記事では「リスティング広告では同じキーワードは設定可能なのかどうか」について解説していきます。
現在アカウントの中に同じキーワードが含まれている場合や、これからキーワード選定を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
目次
リスティング広告は同じキーワードを登録できるのか
リスティング広告を運用する際にそもそも「同じキーワードを登録しよう」などといった発想をする方も少ないかと思いますが、リスティング広告では同じキーワードが登録できるのかどうかという事実は知っておきたいポイントです。
結論から言いますと同じキーワードの登録は条件によって設定ができるかどうかが変わってきます。
以下でその条件について説明していきたいと思います。
同じ広告グループ内は不可
まず設定ができない条件として、リスティング広告では同じ広告グループ内で同じキーワードを登録する事は出来ません。
広告グループはアカウント、キャンペーンの配下にあり広告文やキーワードをまとめている袋のようなものです。
そのグループ内で同じキーワードを登録しようとした場合、Google広告やYahoo広告でも入稿はできません。
別広告グループであれば可能
続いては、同じキーワードを登録できる条件についてです。
リスティング広告では別広告グループで分離されている場合、同じキーワードを登録する事ができます。
つまりキーワードをまとめている袋が分かれている場合には同じキーワードを入れる事ができるのです。
マッチタイプを変更した同一キーワードは可能
続いても登録できる条件になります。
リスティング広告ではマッチタイプを変更し別のタイプにする事で同じキーワードを登録する事ができます。
現在ではGoogle、Yahooともに下記の種類のマッチタイプが存在します。
- ・完全一致
- ・フレーズ一致
- ・部分一致
- ※絞り込み部分一致は提供終了
3種類のマッチタイプがあるためタイプを変更すれば最大で同じキーワードを3つまで登録する事ができます。
リスティング広告で同じキーワードを登録するメリット
設定条件を合わせれば同一のキーワードでも登録できる事が分かりました。
ではリスティング広告で同じキーワードを登録するメリットは果たしてあるのでしょうか。
別広告グループの場合
まず別広告グループで同一のキーワードを登録する方法は、ほぼメリットがありません。
理由としてはデメリットの項目でも説明しますがアカウント内で競合しあってしまう事が言えます。
競合性については下記デメリットの項目で説明しています。
マッチタイプ別の場合
続いてマッチタイプを別とした同一キーワードの登録についてです。
マッチタイプを別とした同一キーワードの登録はメリットがあると考えています。
理由は検索最上部、上部のインプレッションシェア率が獲得しやすいという点があげられます。
検索最上部、上部のインプレッションシェアはコンバージョンの獲得に大きく関わってきますので重要です。
マッチタイプ別の同一キーワード設定は部分一致を軸とした運用に対して特にメリットがあります。
例えば「肉 通販」というキーワードを部分一致で登録しても検索上部になかなか出てこないという事はないでしょうか。
それは部分一致によって他の検索語句で予算が取られてしまっているためです。
本来一番出したいと考えていたキーワードで広告のインプレッションが取れない、これは部分一致運用によくある事です。
そのため獲得が見込めるキーワードに関しては完全一致の同一キーワードを登録する事で検索インプレッションシェア率を高める事が可能となります。
リスティング広告で同じキーワードを登録するデメリット
続いてはリスティング広告で同じキーワードを登録するデメリットについて説明していきたいと思います。
同一キーワードを登録するデメリットは下記のような点が挙げられます。
キーワード同士のコンフリクト(競り合い)が発生してしまう
同一キーワードを登録するデメリット、まずは「キーワード同士のコンフリクト(競り合い)が発生してしまう」という点です。
リスティング広告はユーザーが検索する度に常に裏側でオークションが行われており、最終的に掲載される広告が決定します。
オークションとは入札単価の競り合いとなりますのでオークションに参加する数が多ければ多いほど競り合いの金額は上がる傾向にあります。
広告アカウント内に同一のキーワードが登録されていた場合、どちらのキーワードもオークションへ参加することになり、入札単価を競り合うことになりますので、クリック単価を無駄に上げてしまう原因となってしまうのです。
そのため同一キーワードを登録する運用はクリック単価の高騰という部分でデメリットになる可能性が高いと考えられます。
アカウントの運用管理が大変になる
続いてのデメリットは「アカウントの運用管理が大変になる」という点です。
同じキーワードを登録するという事は、キーワードの数が2倍、3倍と増える計算になります。
キーワードの数が増えると各キーワードの効果測定・分岐にも時間がかかり、運用管理が大変になります。
分析の意図が明確でなければ意味がない
続いてのデメリットは「分析の意図が明確でなければ意味がない」という点です。
同一キーワードを登録して運用する場合には、分析の意図を明確にしなければなりません。
やみくもに「なんとなく効果が出るかもしれない」という考えでキーワード登録してしまうと手間が増えて管理ができなくなってしまうので注意しましょう。
同じキーワードを登録する運用方法についてのまとめ
今回の記事では「リスティング広告で同じキーワードは登録できるのか」について解説しました。
リスティング広告で同一キーワードを登録して運用する方法についてはデメリットであるという考え方が多いですが、マッチタイプを変更した同一キーワードの運用は比較的メリットがあると考えています。
ですがこちらも運用する予算や業種などによっても考え方は大きく変わってきますので、分析をした上で検討すると良いでしょう。
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この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。