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Meta広告(FB・IG)ダイナミッククリエイティブとは?特徴やサイズ、入稿規定を解説
facebook広告
Instagram広告
- 2022年11月21日
- 2022年11月21日
FacebookやInstagram広告のクリエイティブには色々な形式がありますが、Metaの中でより推奨とされている「ダイナミッククリエイティブ」
Meta独自が持つ人工知能を活用した機械学習で目的に合わせた成果の出るクリエイティブパターンを探し出せます。
今回はそんな「ダイナミッククリエイティブ」について特徴や強み、注意点などについて解説していきたいと思います。
目次
Meta広告(Facebook広告・Instagram広告)のダイナミッククリエイティブとは何か
そもそもダイナミッククリエイティブとはどんな広告なのでしょうか。
まずはダイナミッククリエイティブについて簡単に説明していきます。
Facebook広告のダイナミッククリエイティブとは、複数のコンポーネント(画像や動画、テキストなど)を1つのクリエイティブの中に設定し、Metaの機械学習によって自動的に組み合わさり広告配信ができる機能です。
Meta広告ではこれまでクリエイティブを各それぞれ設定し効果検証する必要がありましたが、ダイナミッククリエイティブが利用できるようになったことで複数の訴求を同時に設定して最大のパフォーマンスを出せるようなクリエイティブを優先して配信することができるようになりました。
Metaではダイナミッククリエイティブをおすすめしているため今後、ダイナミッククリエイティブはさらにバージョンアップされ進化を続けていくと考えられる重要なクリエイティブです。
ダイナミッククリエイティブの特徴・メリット
FacebookやInstagram広告で配信できるダイナミッククリエイティブの特徴・メリットは以下のようなポイントがあります。
最大30個のアセットを設定できる
ダイナミッククリエイティブでは、画像や動画など最大30個のアセットを設定することができます。
通常であれば1つのクリエイティブでしか広告設定はできませんが、ダイナミッククリエイティブでは30個も画像や動画などのアセットが設定できるので、効果にも大きく影響が出てきます。
クリエイティブが複数ある場合にはダイナミックで設定してパフォーマンスを自動最適化するのもおすすめです。
機械学習で最大のパフォーマンスを発揮できる
ダイナミッククリエイティブの大きな特徴、メリットとして「機械学習で最大のパフォーマンスを発揮できる」という点があります。
ダイナミッククリエイティブは1つの箱に沢山のクリエイティブを詰めこんで、自動で最良の素材を発見し、より多く配信できるようにする事ができます。
その為自分で細かく設定して分析を行うよりも、より早く的確にパフォーマンスを上げていく事ができる可能性が高いメリットがあります。
設定が簡単で管理の手間が減る
ダイナミッククリエイティブはアセットカスタマイズのように一つ一つ変更して各テキストやコールトゥアクションを設定する必要がなく、設定にしたい素材をつめこむだけなので「簡単で管理がしやすい」というメリットがあります。
広告内に多数のクリエイティブが入っている状態だとデータ分析にも手間がかかったりオンオフの切り替えも一つ一つ行わなければなりません。
その点ダイナミッククリエイティブであれば比較的簡単に設定ができるのでおすすめです。
ダイナミッククリエイティブの入稿規定
FacebookやInstagram広告でダイナミッククリエイティブを使用したい場合の入稿規定についてみていきたいと思います。
ダイナミッククリエイティブを入稿できる広告の目的は下記の項目となります。
- 認知度アップ
- エンゲージメント
- トラフィック
- アプリの宣伝
- リード
- 売上
またダイナミッククリエイティブを使用する場合には、ダイナミッククリエイティブの切り替えを有効にする必要がありますのでご注意ください。
ダイナミッククリエイティブのサイズ
ダイナミッククリエイティブではFacebook、Instagramなどできるだけ多くの配置に適切に配信できる、1.91:1(1200×628)や1:1(1080×1080)などのサイズがおすすめです。
1つの素材で配置枠にうまくリサイズされて組み合わさるようにする事で、各配置枠の成果を向上させる事ができます。
※ダイナミッククリエイティブではアセットカスタマイズができないので注意です。
ダイナミッククリエイティブ運用・設定のコツ
さてここからはMeta広告のダイナミッククリエイティブをうまく活用して運用する上で効果的な設定のコツについていくつか説明していきたいと思います。
画像や動画素材は量よりも質
ダイナミッククリエイティブというとたくさんのクリエイティブをつめこむメリットがありますが、なんでもかんでも沢山の素材をただ入れて組み合わせれば成果が上がるというわけではありません。
クリエイティブの選定は通常のようにより質の高いクリエイティブを用意して入稿をする必要があります。
量を意識するあまり、クリエイティブの質が落ちてしまうと全体の広告パフォーマンスも上昇しません。
ですので量よりも質を重視した上で、入稿できる最大数を設定できるようにするのがベストです。
画像内にテキストは入れない
ダイナミッククリエイティブの場合、画像や動画素材と合わせてテキストやコールトゥアクションが組み合わされ1つの素材となります。
その為、画像内にもテキストが含まれてしまうと伝えたい訴求量が多く、逆に伝わらなくなってしまう点や、設定できるテキストと噛み合わない不一致な文章となってしまったりします。
テキスト文章の改善もしにくくなってしまう為、基本的に画像内にテキストを入れるのは避けた方が良いでしょう。
音声がなくても伝わるクリエイティブにする
ユーザーが広告に接触する場所や状況は、ユーザーごとに異なります。
ダイナミッククリエイティブでは、どんな状況にいたとしてもしっかりと訴求したい内容が伝わるように音声なしでも理解できるクリエイティブを用意する事がベストです。
また音声が不要ということではなく、音声を設定した方が効果は上昇する傾向にありますので、必ず音声をセットしておきましょう。
最適なアスペクト比を選択して配置する
ダイナミッククリエイティブでは入稿する素材のアスペクト比も効果に影響されます。
FacebookやInstagramを利用するユーザーはYoutubeなどとは違ってスマホを縦型の状態で閲覧するユーザが多い為、ストーリーズ、発見タブなどの配置枠では縦向きのアスペクト比を選択するのがおすすめです。
Meta広告(Facebook広告・Instagram広告)ダイナミッククリエイティブの注意点
ダイナミッククリエイティブには注意したい点もいくつかあります。
開始する前に一度チェックをして注意点を頭に入れておきましょう。
ダイナミッククリエイティブはABテストに不向き
Meta広告で使用できるダイナミッククリエイティブですが「ABテストをしたい時には不向き」です。
なぜかというとダイナミッククリエイティブは、配信された全てのバリエーションを集計した値しかデータを確認する事ができない為です。
素材をたくさん入れられるとあって、各組み合わせのテストを実施できると思いがちですが注意です。
ですのでABテストを考えている時にはダイナミッククリエイティブを使用しない方法でテストを行い、効果検証しましょう。
言語の最適化設定ができない
現在Meta広告では、あらゆる言語に対応した広告を配信する事ができるようになっています。
ダイナミック言語最適化では各言語に対応したクリエイティブを作る必要がなく、自動で言語が変換され表示される仕組みとなります。
ですがダイナミッククリエイティブでは、この言語最適化が利用できない為注意が必要です。
アセットカスタマイズができない
ダイナミッククリエイティブでは「アセットのカスタマイズ」ができません。
そのためアセットごとの細かい設定ができない点注意しましょう。
Meta広告(Facebook広告・Instagram広告)ダイナミッククリエイティブについてのまとめ
今回は「Facebook広告ダイナミッククリエイティブ」について特徴やメリット、入稿規定やサイズ、運用のコツなどについて解説しました。
ダイナミッククリエイティブはMetaの中で力を入れているクリエイティブフォーマットとなり、今後もあらたに機能が追加され、アップデートされていくと考えられます。
またクリエイティブパターンも今までの形式と比べて、1つで多数のパターンを作る事ができます。
メリットも多くあるため、まだダイナミッククリエイティブを開始していない方はぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。