Pinterest(ピンタレスト)広告とは？配信枠やターゲティング方法を徹底解説！

GoogleやYahooのディスプレイ広告、FacebookやInstagramなどのSNS広告を運用している企業の方は多いかと思いますが「Pinterest広告」についてはまだ広告配信をした事がないという方も多いのではないでしょうか。

実はPinterest広告は日本国内で2022年から広告配信が出来るようになった事もあり、これから急速に広告媒体として参入企業が増えてくる注目度の高い媒体なのです。

そこで今回は「Pinterest広告」について配信できる枠やターゲティング方法などについて詳しく解説していきたいと思います。

Pinterest(ピンタレスト)とは？

参考：pinterest.jp

そもそもPinterest(ピンタレスト)とは何か、よく分からないという方もいるかと思います。

当社でもPinterestについてのご提案をさせていただく際に「Pinterest自体を知らなかった」という企業の方も多数いらっしゃいます。

Pinterestとは、2010年3月にアメリカ、カリフォルニア州で開始された写真共有が出来る独自のブックマークツールおよび検索サービスです。

Pinterestではユーザーがイベントや興味・趣味などをテーマ別にカテゴライズできる機能があり、他人が作成したカテゴリのコレクションを閲覧や保存したりする事ができる機能があります。

自分自身が興味のある画像や購入を検討している商品ページのURLを画像ベースでブックマークしておく事で、いつでもすぐにチェックできる便利なビジュアル検索ツールです。

アメリカから始まったサービスですが、現在ではブラジル・メキシコ・ドイツも1500〜2700万人以上のユーザが利用しており日本でも利用者数が増えている今後も注目のサービスとなっています。

Pinterest(ピンタレスト)の特徴・強み

Pinterestには、他のサービスにはない特徴・強みがあります。

Pinterestの特徴や強みは下記のような点があげられます。

早期に潜在顧客へアプローチできる

Pinterestの大きな特徴、それは「早期に潜在顧客へアプローチできる」という点です。

PinterestはGoogleやYahooの検索、投稿やシェア・共有を目的とするSNSよりも早い段階で利用・アプローチできるサービスです。

直感・瞬間的なひらめきや思いつきで利用される事が多いPinterestは、アイディアが固まった段階で利用される検索行動、その後の投稿・シェアを目的としたSNSよりも早い段階でユーザーと接触ができる強みがあるのです。

そのためまだ認知していない潜在層へのユーザーへアプローチができます。

Pinterestは未来にフォーカスしたプラットフォーム

Pinterestの強み、続いては「未来にフォーカスしたプラットフォームである」という点です。

どういうことか説明をしていきます。

現在日本国内で利用されている主要なSNSやアプリサービスと比較してみましょう。

例えば、Facebook、Instagram、TikTokのようなサービスは「過去のイベントを共有・または現在進行中のイベントを共有する」ことに長けているSNSと言えます。

フィード投稿やストーリー、リール、ライブ配信などは過去あるいは現在の位置にある情報の共有です。

ですがPinterestでは過去・現在ではなく「未来の予定・未来の理想・想像をビジュアル化して保存しておくことに利用されるサービスである」という点が他のサービスとの大きな違いです。

その為Pinterestは未来型のプラットフォームと考えられています。

Pinterest (ピンタレスト)の月間アクティブユーザー

現在、Pinterestがどれくらいの利用ユーザーがいるのでしょうか。

月間のアクティブユーザーについて説明していきます。

Pinterestは全世界で約4億人以上のアクティブユーザーが存在しています。

• アメリカ：9,680万人
• インド：8,030万人
• ブラジル：4,250万人
• イタリア：2,080万人
• メキシコ：2,080万人
• フランス：1,970万人
• ドイツ：1,930万人
• ※2022年時点

Pinterestの日本国内ユーザーはどれくらいか

日本国内でPinterestを利用しているユーザはどれくらいの数がいるのかというと、約870万人が月間利用している状況です。

FacebookやInstagramと比較すると、その数は少し少ないですが利用しているユーザーはよりヘビーな利用をしていることもあり、アクティブ率も高い媒体となります。

Pinterest (ピンタレスト)のオーディエンス層

Pinterestを利用しているユーザー層は下記のような割合となっています。

男性：43%

女性：57%

※女性のユーザーが増えており60%ほどとなってきています。

ミレニアル世代・Z世代：全体の55%

子育て中のユーザー：全体の36%

Pinterestでは利用ユーザーの約60%の方が女性です。そのため男性よりも女性によく利用され相性の良いサービスとなっています。

また全体の55%がミレニアル世代35%(1981〜1996年生まれ)、Z世代25%(1996〜2015年生まれ)のユーザーとなっています。そのため約45歳以下のユーザーで半数以上を占めているということになり、比較的若いユーザーが利用しているサービスです。

Pinterest(ピンタレスト)広告とは？

Pinterest広告とは、Pinterest内で配信できる広告です。

Meta社のFacebookやInstagram広告と管理画面や機能が少し類似しており、すでにSNS広告の運用に従事している方にとっては比較的簡単に設定する事が可能です。

専用のビジネスアカウントにログインして解説・作成が可能です。

アカウント構成

Pinterest広告のアカウント構成は、下記のような構成でできています。

• キャンペーン
• 広告グループ
• 広告

キャンペーン

広告グループ

広告

アカウント構成についてもGoogleやYahoo、SNS広告など、他の媒体と同様の構成となっています。

課金方式

Pinterestの課金方式は配信する広告の目的によって変わります。

ブランド認知度：CPM(表示課金)

動画視聴回数：CPV(視聴課金)

検討促進：CPC(クリック課金)

コンバージョン数：CPC (クリック課金)

カタログ販売：CPC (クリック課金)

Pinterest広告はまだまだ参入企業が少なくクリック単価も安く配信が出来るため、今のうちからテストマーケティングを実施する事で大きなメリットがあります。

最低出稿金額

ピンタレスト広告には最低出稿金額がありません。

そのため、低リスクですぐに始める事ができるため新しい広告を検討している企業にとっては始めやすい広告媒体と言えるでしょう。

Pinterest (ピンタレスト)広告は日本で配信できるのか

Pinterest広告は、2022年6月1日から日本国内でも広告配信が可能となりました。

今までは海外でしか配信が出来なかったのですが、ついにか日本国内でも広告配信スタートされています。

すでに成果が出ている企業も多数ありますので、なるべく早く参入する事でリターンが大きくなる可能性も高いです。

Shopifyを利用していればクーポンも

現在Shopifyを利用している通販サイトであれば、Pinterestの新規スタートで約1万円弱のクーポンがもらえます。

ですのでShopifyを利用していれば、実質無料で広告配信のテストができるため、ぜひ活用してみると良いでしょう。

Pinterest広告の配信枠

Pinterest広告を配信する際には、どんな広告枠に配信されるのか、実際の配信枠を説明していきたいと思います。

Pinterest広告では、下記のような広告枠に表示ができます。

ホームフィード

参考：https://newsroom.pinterest.com/ja/products

Pinterestのメインフィードです。

縦長または正方形の画像・動画が並ぶホームフィードに広告を掲載できます。

検索結果

Pinterestの検索窓から検索した結果の画面に広告を掲載できます。関連する興味関心に合わせて広告が配信ができます。

関連ピン

関連ピンとは、特定のピンと似ている画像や動画をレコメンドしてくれる機能です。

広告では関連ピンの枠に広告を配信する事が可能です。

Pinterest広告のターゲティングについて

続いてはPinterest広告のターゲティングの種類について説明します。

Pinterestでは複数のターゲティングの種類がありますのでチェックしてみてください。

オーディエンスリストターゲティング

まずは「オーディエンスリストターゲティング」です。

オーディエンスリストターゲティングとは、WEBサイトにアクセスしたユーザーや顧客データのリストを作成して広告を配信するという手法です。

いわゆるリマーケティングと言われるターゲティングです。

オーディエンスリストはコンバージョンの獲得がしやすい方法となります。

類似オーディエンスターゲティング

続いては「類似オーディエンスターゲティング」です。

類似オーディエンスターゲティングとは、コンバージョンした顧客データのリストなどに類似したリストを作成し広告を配信する手法です。

類似オーディエンスは完全新規配信でありながらコンバージョン獲得のしやすい手法であるため新しいユーザーのコンバージョン獲得に効果的です。

インタレストオーディエンス

続いては「インタレストオーディエンス」です。

インタレストオーディエンスとはL1〜L3までの3階層で構成されている興味関心カテゴリをセグメントできる手法です。

例えばレディースファッション>レディースシューズ>スポーツシューズ

などのようにより具体的に細かく設定できます。

デモグラフィックターゲティング

続いては「デモグラフィックターゲティング」です。

デモグラフィックターゲティングとは年齢・性別・デバイス・エリアなどのユーザー属性をセグメントしたターゲティング手法です。

広告対象となるユーザー属性が決まっている場合には絞り込むことでとても効率的な配信が出来ます。

プレースメントターゲティング

続いては「プレースメントターゲティング」です。

プレースメントターゲティングとは主に「閲覧」と「検索」の2種類があります。

閲覧はホームフィード枠、検索は検索結果の画面となります。

Pinterest広告のやり方・始め方

さてここからは、Pinterest(ピンタレスト)広告の始め方について簡単に説明していきたいと思います。

Pinterest広告は下記のいずれかの方法で始める事が可能です。

1. ビジネスアカウントを新規で作成する
2. 個人アカウントからビジネスアカウントに変更する
3. 個人アカウントにビジネスアカウントを紐づける

①ビジネスアカウントを新規で作成する

Pinterest広告を始める上で、まずはビジネスアカウントを新規作成しましょう。

メールアドレスとパスワードを用意してビジネスアカウントを作成します。

5つの興味関心を選ぶ項目がありますので、選択するとホームフィードのレコメンド画像や動画がカスタマイズされます。

②個人アカウントからビジネスアカウントに変更する

すでに個人アカウントを作成している場合には、個人からビジネスアカウントへ切り替える必要があります。

ビジネスアカウントへの切り替えはPinterestにログインした後「V」マークをクリックし「ビジネスアカウントに切り替える」をクリックします。

その後「アップグレード」をクリックしビジネスアカウントに切り替えます。

③個人アカウントにビジネスアカウントを紐づける

Pinterest広告は作成済みの個人アカウントに新しく作成したビジネスアカウントを紐づけて広告を配信することも可能です。

個人アカウントを紐づける場合もログイン後「V」マークをクリックし「アカウントに追加する」をクリックしリンクさせます。

Pinterest広告を運用している代理店はまだまだ少ない

Pinterest広告は2022年6月1日から日本国内のサービスが開始された事もあり、まだまだ運用をしている広告代理店が少ない状況です。

当社ではPinterest広告の運用代行が可能です。

また媒体側の担当の方もいるため、サポート体制も整えています。

すでにPinterest広告をはじめて成功している企業の方も多数いらっしゃいますので、まだピンタレスト広告を開始しておらず配信を検討している方は運用が可能ですので、ご相談下さい。

特に現状の配信実績でいうと女性向けECは効果が非常に高いためおススメです。

またそれ以外のターゲットや業種でも、リマーケティングなどの追客から始めていただく事で費用対効果良く獲得を伸ばしていく事が可能ですので、テストマーケティングで早めに新しい広告枠を確立していく事が重要です。

Pinterest広告の媒体資料・ご提案について

当社ではPinterest広告の公式媒体資料もご用意しております。

Pinterestについてより詳しいターゲティングや広告枠のイメージなども媒体資料にてチェックする事が出来ます。

またピンタレスト広告について「自社の商品やサービスであればどのような手法が効果的か提案を受けたい」という企業の方へ、初回無料のご相談サポートも実施しております。

• 初期費用無料
• 代理店手数料２０％
• 単月からのご契約が可能
• GoogleAnlytics分析無料
• 広告レポートのお渡し無料

低リスクて広告運用の最適化を実現できるため、代理店選びに迷われている方は、当社の（ お問い合わせフォーム ）よりご相談が可能です。

Pinterest(ピンタレスト)広告の運用代行なら株式会社FORCLEへ

今回はPinterest広告について詳しく解説しました。

Pinterest広告はまだまだ始まったばかりではありますが、参入企業も少なくCPCも安く配信できるため新しい広告媒体を探している企業の方はチャンスと言えます。

今後参入企業は加速していきますので、早い段階でテストマーケティングを実施し市場シェア率を上げていく戦略を立てていく事が重要です。

ぜひこの機会に広告配信を検討してみてはいかがでしょうか。