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【アパレル(ファッション服)業界】のリスティング広告!平均クリック単価や運用戦略を解説
リスティング広告
- 2022年9月25日
- 2022年9月25日
ファッション服などを取り扱うアパレル業界の企業では、WEB集客は欠かせられない重要な手法となっています。
WEB広告の中にはGoogleやYahooなどのリスティング広告やディスプレイ広告、Facebook、InstagramなどのSNS広告など、ファッション業界で活用できるさまざまなWEB広告があります。
今回はその中でGoogle、Yahooの検索ユーザーにアプローチできるリスティング広告について「アパレル(ファッション服)業界の平均クリック単価や運用戦略」などについて解説していきたいと思います。
目次
アパレル(ファッション)業界の市場は伸びているのか?
衣類や服装雑貨などのファッション、アパレル業界の市場が伸びているのかどうか、ファッション服などを販売する企業にとっては気になるところかと思います。
衣類や服装雑貨などのファッション業界は1990年以降、日本国内のアパレル供給量は年々伸びており、1990年では20億点ほどの供給量だった規模が現在では約40億点以上の供給量となっています。
上記の点からファッション服や雑貨の生産量や販売する総量は年々増加傾向を辿っていると考えられます。
ですが、国内の市場規模は比例してはおらず、少しずつ売上の規模が減少傾向にある好調とは言いにくい状況下であると考えられます。
その原因として、少子高齢化の加速や経済状況の悪化、新型コロナウィルスなどの社会状況の変化などが大きく影響しているとされています。
アパレルECは順調に市場規模を拡大
ファッション、アパレル業界の国内市場が減少傾向を辿る中で、規模を拡大し成長し続けているのが「アパレルEC」です。
2019年では市場規模が約1.9兆円ほどだったアパレルECですが、2021年では約2.4兆円まで市場規模を伸ばし成長しています。
アパレルECが伸び続けている大きな要因としては「業界のDX化」や「新型コロナウィルス」が大きく影響されていると考えられています。
現在ではEC通販サイトの構築知識がなくても、誰でも簡単にネットショップを開くことができる時代となりデジタル化が発展してきた事もあり、アパレル業界では実店舗を構えて販売する事しかしてこなかった企業が続々と通販サイトの立ち上げ、売上拡大を進めている状況です。
また新型コロナウィルスの影響でお店に来店する客足が減少したことに対しての打開策として、アパレルECを展開し販売チャネルをオフラインベースからオンラインへと切り替えて成功している企業も多数あります。
こうした世の中で起こる技術の発展や社会状況の変化に伴い、アパレルECは現在もなお右肩上がりで市場を拡大し続けています。
アパレル(ファッション)業界の検索ボリュームが上がる時期はいつ?
では衣類や服装雑貨などのファッション、アパレル業界の検索ボリュームが上がる時期はいつ頃なのでしょうか。
アパレル業界の検索ボリュームは春夏秋冬平均して検索され続けている為、大きな差・変動がある時期はあまり見られないようです。
検索ボリュームとしては「服」単体のキーワードでも月間20万回以上検索される、検索ニーズのある業界で年齢性別関係なく必要であるアイテムであることからもネット上でのターゲットも多数いると考えて良いでしょう。
またアパレル業界の繁忙期は3〜5月の新生活や衣替えシーズンの季節や夏前のSALE時期、年末年始のSALE時期が繁忙期とされています。
繁忙期、閑散期はアパレル市場にもあるため、どのタイミングでどんなユーザーをEC集客でターゲットとしていくかも年間の売上を拡大していく上で戦略が必要となってくるでしょう。
アパレル(ファッション)業界のリスティング広告、平均クリック単価の相場は?
ファッション業界でWEB集客をする中で活用される手法の一つとしてあげられるのが「リスティング広告」です。
リスティング広告はGoogleやYahooの検索結果に表示できる連動型の広告で、ユーザーが興味を示すタイミングでアプローチできる強みがあります。
そんなリスティング広告ですがクリック課金制となっており、クリックされることで費用が発生します。
アパレル業界において、リスティング広告における平均クリック単価は常に変動していますが、平均20〜40円と安く配信することができます。
そのため少ない予算でも比較的クリック数を多く獲得することができ、クリックにつながったユーザーの検索語句や購入されたデータを集めやすいといえるかもしれません。
アパレル(ファッション)業界のリスティング広告運用のポイント
ここではアパレル(ファッション)業界のリスティング広告運用のポイントについていくつか紹介していきたいと思います。
年代、性別を絞り込む
まずは「年代、性別を絞り込む」という点です。
予算が限られており、ターゲットの性別や年代が決まっているようであれば最初から絞り込むのも1つの戦略です。
例えば、パーティドレスなどのファッション服であればターゲットの多くは女性です。
その場合には女性に絞り込むことで、無駄コストを極力削減し見込みユーザーへの広告表示率を伸ばすことが可能です。
上記のように明らかに絞り込むことで成果が向上する場合には、年齢・性別などを絞り費用対効果を上げる戦略を組むと良いでしょう。
世帯年収を絞り込む
続いては「世帯年収を絞り込む」という点です。
アパレルの中には低価格なプチプラファッションブランドから、富裕層をターゲットとした高価格帯のアパレルを取り扱うブランドもあります。
その場合には世帯年収を絞り込み、所得の高いユーザーのみをターゲットとしてリスティング広告を配信するのも1つの戦略です。
欲しくても価格が高く、なかなか思い切って購入ができない層の場合は、クリックのみに終わってしまうケースも高いことから、ターゲットを絞り込みリスティング広告を配信するのが良いでしょう。
カテゴリ別でグループ化
続いては「カテゴリ別でグループ化する」という点です。
アパレル商材の中には衣類もあれば、帽子や靴、時計などの服装雑貨などもあります。
それぞれのカテゴリで検索ユーザーは全く変わってきますので、それぞれのターゲットにあうキーワードや広告文の選定、グループ化をしてテストを実施すると良いでしょう。
取り扱うファッションの系統をおさえたキーワードを登録
続いては「取り扱うファッションの系統をおさえたキーワードを登録する」という点です。
アパレルの中には、ガーリー系やモード系、ストリート系などファッションの系統が様々あります。
自社で取り扱っているファッション服がどの系統のユーザーにアプローチする商品なのかを考え、ターゲットとなるユーザーが検索するキーワードを登録していくことで、より関連性の高い見込みユーザーのアクセスを増やすことができます。
他社名キーワードの活用
続いては「他社名キーワードの活用」です。
まだ認知されていない状態で、自社の商品を認知から獲得までつなげていく為にはコストが大きくかかります。
ですが、例えばすでに認知度のある他社のアパレルサイトが自社でターゲットとしたいユーザーと一致または類似している場合には、他社名のキーワードを登録して広告配信するのも1つの戦略です。
※実際に商標登録されている場合や他社からの停止依頼などが来る場合には、掲載をしない方が良いです。
実際に他社名でのCVも多く獲得できる事例もあることから効果的な方法であると言えるかもしれません。
アパレル(ファッション)業界で効果的なその他のターゲティング
ここまでファッション業界におけるリスティング広告について解説をしてきましたが、ファッションの業界はビジュアルが重要となるため、実はリスティング単体では新規獲得は少し難しい場合もあります。
そこでその他の媒体やターゲティングで効果的な広告を簡単にいくつか紹介していきたいと思います。
ショッピング広告
通販サイトの業界で効果の高い広告として「ショッピング広告」があります。
特にアパレル業界ではこのショッピング広告は新規獲得でマストで使用したいターゲティングとなっています。
ショッピング広告は画像型のリスティング広告であり、アパレルのようなビジュアルが命の業界ではクリックされる前にビジュアルと価格を掲載できるショッピング広告が非常に強いです。
服は完全に個人の好みである点から、クリックしてからビジュアルをチェックしても興味がなければ即離脱されます。
その点ショッピング広告はリスティングの弱点をカバーしているため、購入率も高い媒体と言えるでしょう。
動的リマーケティング広告
動的リマーケティング広告とは、ユーザーが閲覧した商品を動的に表示させ追いかけるバナー広告です。
アパレルのような商品点数やバリエーションの多い業界では、動的リマーケティングが効果的です。
1つのクリエイティブに複数の商品を表示させることができるので、気になっている商品と合わせて他のアイテムをレコメンドすることによって更に興味関心を沸かせることが可能です。
SNS広告
アパレル、ファッション業界と相性が良いのがFacebookやInstagramといった「SNS広告」です。
SNS広告もビジュアルから商品を紹介できる強みがあり、Instagramなどに至っては媒体内のコンテンツとも相性が良いことから、ネガティブな印象になりにくく購入率の高い広告が配信できます。
SNSは検索よりも多くの時間が使われるため滞在時間や利用頻度も多く、接触回数も多いため効果的です。
アパレル(ファッション)業界のリスティング広告についてのまとめ
今回は「アパレル(ファッション)業界のリスティング広告」について平均クリック単価の相場や運用ポイントについて解説しました。
現在アパレルECの規模も拡大している中で、WEBで服を購入するユーザーも大幅に増加している状況です。
ですがアパレル業界では国内供給量が多い反面、市場売上規模が減少していることから、いかに戦略を立てて商品を販売していくかが大きなカギとなっています。
服を必要とするターゲットは常に多くいる中で、より戦略的にWEB広告を活用してEC拡大をしていくことが今後のアパレル業界で成長するポイントとなってくるでしょう。
アパレル(ファッション)業界のリスティング広告運用代行は株式会社FORCLEへ
株式会社FORCLEではGoogleやYahooのリスティング広告運用代行をサポートしています。
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この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。