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リスティング広告はもう古い?古いと考えるのは間違いである根拠とは!
リスティング広告
- 2022年1月27日
- 2022年5月21日
「リスティング広告はもう古い広告手法だ!SNSの方が効果がでるから最新の手法を活用した方がよい」という話をときどき耳にします。
リスティング広告は2002年から日本国内でローンチされ、インターネット広告の中でも歴史がある広告手法となります。昔はGoogle広告はGoogleAdwordsという名称、現YahooはOverture(オーバーチュア)という会社でサービスが提供されていました。
ですので、ある意味歴史的に古い広告という事実はあるかと思います。この記事では日本の媒体別ネット広告費などのデータを交えながらリスティング広告の手法が古いと言えるのか考えていきたいと思います。
日本のインターネット広告媒体費の割合
リスティング広告はもう古い広告手法と言えるのか、電通による日本のインターネット広告媒体費の割合のデータをチェックしてみたいと思います。
2019年と2020年の比較データによると、日本全体の広告費の中でリスティング広告はいまだ38%と全体の媒体の中でも一番高い比率となっています。
2002年から開始されたリスティング広告が2020年時点でも一番多くの広告費が使用されていると考えると、もう古い手法とは到底いえない結論になります。むしろ現在に至っても一番マストで活用していく必要がある広告手法と言えるでしょう。
その他でいうと、動画広告の割合が急成長しています。5Gが到来したことも大きな要因ではありますが、今後も拡大成長の兆しが見えます。ですが依然リスティング広告の重要性は高い状況に変わりはありません。
参考:dentsu「2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」
リスティング広告の手法は古い?
リスティング広告は歴史は長くありますが、広告手法として古いという考えはデータから言っても間違いです。
リスティング広告は現在でもたくさんの企業にとってなくてはならない最重要な広告手法であり、これからさらに様々なアップデートが期待される広告手法と言えるでしょう。
よく「もうリスティングはレッドオーシャン化していて効果がでない、取り合いになっている」という話も耳にしますが、このような話も、歴史が長い=完全に飽和状態と考えられがちです。
Googleのデータによると毎年ユーザーが検索する語句のバリエーションは増加傾向にあり、1日の検索数も30億以上の数が世界中で検索されています。
ですので、もう新規参入は難しい広告というのは間違いであると言えます。
リスティング広告のメリット
リスティング広告には様々なメリットがあり、どんな企業、業種であっても効果の高い広告手法です。
リスティング広告のメリットをいくつかあげると
・リアルタイムで商品やサービスを探している人に広告が配信できる
・より詳細にターゲティングができる
・少額予算でも費用対効果が見込める
・予算・曜日・時間などビジネスや状況にあった調整がすぐできる
など様々なメリットがあります。なので初めてWEB広告にチャレンジする場合にもリスティング広告から始めるという選択がおすすめです。
リスティング広告のデメリット
リスティング広告にはデメリットもいくつかあります。
リスティング広告のデメリットをあげると
・業界によってクリック単価が高い
・ビジュアルで広告を表示できない
・管理画面が複雑で知識が必要
・継続してデータをチェックし続ける必要がある
などがあげられます。リスティング広告は業種によって1クリック1万円以上の業界もありますので、ある程度の予算が必要になるケースもあります。
また管理画面の機能が複雑なため専門知識が必要になるという点や、定期的に管理をして精査をしていかなければならない為、リソースという部分でもデメリットになる場合もあります。
まとめ
リスティング広告は今現在もなお、日本企業のWEB集客にとって欠かせられない広告手法となっており、広告手法が古いとは言えないでしょう。
リスティング広告も日々アップデートを繰り返しながら、さらにさらに的確な広告を配信することが出来るような機能が追加され続けています。そう言った意味ではより進化し続けているといっても過言ではないでしょう。
またリスティング広告の運用戦略によっては効果が出ないということもあるため、自社で行う場合は代理店からのインハウス支援を受けるか社内に経験者を入れて運用するのがベストです。
代理店に依頼している場合は、定期的に目標値に対しての広告の成果を検証しビジネス目標に近づいているかどうかで良し悪しを判断していくと良いでしょう。
この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。