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【3分で解決】リスティング広告のスペースは必要?スペースは全角・半角どっち?
リスティング広告
- 2022年5月23日
- 2022年5月23日
リスティング広告でキーワードを登録する際にこんな疑問はないでしょうか?
「1単語でも2単語にも出来るキーワードはスペースを入れた方が良いのか?」
「スペースを入れる際には半角?それとも全角で入れるの?」
細かいところまで考えている方は、上記のようなスペース1つとっても「どっちが良いのか?正しい登録の仕方なのか」というのは気になると思います。
今回は「リスティング広告で登録するキーワードに対してスペースを入れるべきか」という点について、実際の事例をチェックしながら説明していきたいと思います。
目次
リスティング広告におけるスペースの役割とは?
そもそもリスティング広告においてスペースの役割とは一体どんな役割を果たしているのでしょうか。
リスティング広告でスペースは「単語と単語を独立させ、それぞれの意味を機械に理解させる役割」を果たしています。
例えば「エステサロン 東京」というキーワードをユーザーが検索した際には「エステサロン」という単語と「東京」というそれぞれの単語を機械が理解し、
この検索ユーザーは「東京都にあるエステサロンを探している人である」と認知し、関連するリスティング広告を表示させるという仕組みです。
上記のような検索語句に表示させたいときには「エステサロン 東京」というキーワードを登録することによって、より的確にリスティング広告を表示させることができます。
リスティング広告の登録キーワードでスペースを入れるか迷う理由
前述したキーワードを登録する場合には、多くの方が「エステサロン 東京」とスペースを入れて登録すると思います。
それは普段実際にご自身で様々な検索をされている中で、スペースを入れる習慣が染み付いているのもありますが、多くの人がスペースありでの検索をしているはずです。
では下記のようなキーワードではどうでしょうか?
「エステ サロン」
「エステ サロン」というキーワードを見たときに、二通りの検索の仕方が考えられます。
それは「エステ サロン」という検索と、「エステサロン」という検索です。
両キーワードで意味は全く変わりませんが、ユーザーによって「スペースを入れて検索するのが当然でしょう」と考えている方と、「スペースを入れないで検索するのが当然でしょう」と考えている方にわかれる可能性が「エステサロン 東京」のキーワードよりも高いと考えられます。
このような1単語としても2単語としても検索される可能性が高いキーワードを登録しようと考えたときに悩むのが「スペースを入れるべきかどうか」という点です。
スペースを入れることでリスティング広告が表示されるユーザーが変わるのか、成果が大きく変わるのではないかと疑問に思う方も多いかと思います。
このような理由から「スペースって入れるべきなの?」という疑問が出てくるのです。
では実際に次の章から、リスティング広告で登録するキーワードにスペースを入れた場合と入れない場合の事例を紹介しながら、少しデータをもとに考えていきたいと思います。
リスティング広告のキーワードのスペース有無のテスト結果
さてここからは実際に「リスティング広告のキーワードにスペースを入れた場合と入れない場合のデータの変化」について見ていきたいと思います。
登録して配信を行ったキーワードは「エステサロン」でテストを行いました。
結果を見ていきましょう。
まずはキーワードプランナーのデータから見ていきたいと思います。
キーワードプランナーで「エステ サロン」というキーワードの検索ボリュームをチェックすると、結果は下記のようなデータとなっておりました。
現在キーワードプランナーでは、スペースありとスペースなしのキーワードも合算された検索ボリュームが表示されるようになっています。
その部分から考察すると、実際にスペースあり・スペースなしのキーワードを登録したとしても同一の配信となる可能性が高くなると考えられます。
それでは実際にキーワードを登録して配信を実施した結果から確認できればと思います。
キーワードにスペースを入れた結果
まずはキーワードにスペースを入れた結果についてみていきたいと思います。
「エステサロン」というキーワードにスペースを入れ「エステ サロン」というキーワードで配信を行った結果です。
検索語句を確認すると地域名や性別、マシン、部位別などの語句と掛け合わせで広告が多数表示されております。
実際の結果は広告費 68,928円、電話発信数 12件、獲得単価 5,744円
という結果となりました。
キーワードにスペースに入れなかった結果
続いてはキーワードにスペースを入れなかった結果について見ていきたいと思います。
エステサロンというキーワードにスペースを入れず「エステサロン」というキーワードで配信を行った結果です。
検索語句を確認するとこちらも同じく地域名や部位別の語句の他、他店舗名、開業系などの掛け合わせキーワードでも広告が多数表示されております。
実際の結果は広告費 72,198円、電話発信数 18件、獲得単価 4,011円
という結果となりました。「エステ サロン」とスペースを入れたキーワードよりも成果が高い結果となりました。
結果としては、広告の配信に多少の変動が出ましたが業種や広告予算によってもテストの結果が変動するため、一概にスペースを入れた方が良いのかどうかという確実な結果とは言えないのが正直なお話です。
現在GoogleやYahoo広告は機械学習をもとに人ベースで広告配信が行われているため、その観点からも「スペースを入れたほうがいい!入れないほうがいい」という点について深く考えること自体に意味があるのかという疑問や、リスティング広告は広告文の見出しや説明文から配信されるキーワードが選定される考え方からも広告文のテキストをファーストとして考えた上でキーワード選定を行う考え方で広告設計を行うのが良いでしょう。
リスティング広告のスペースは全角?半角?どっち?
リスティング広告のスペースにおける、続いての疑問、それは「単語をスペースで分ける場合は全角にするの?半角にするの?」という疑問です。
リスティング広告でキーワードを登録しようと思ったときに「スペースって全角でいいのかな?」と思ったことはありませんか?
細かいところまで気になってしまう方であれば、どっちが正しいスペースの使い方なのか気になってしまう方もいるかと思います。
リスティング広告でキーワードを登録する際には「全角でも半角でも同じ意味合いとして登録されるので問題ない」です。
日本語でキーワードを登録する際はスペースだけあえて半角スペースで入力することや、逆に英語のキーワードを全角のスペースで入力することなども不要です。
リスティング広告のスペースについてのまとめ
今回は「リスティング広告のスペース」の意味や入力方法などについて説明しました。
スペースによって検索ボリュームが変動したり、広告の配信にも変化があるようです。
1単語でも2単語でも検索がされるキーワードに関してはキーワードを登録する際に、どちらかをまず登録してキーワードの配信実績を確認しましょう。
またカスタムテスト等を活用すると、どちらのキーワードも同じタイミングでテストをすることが可能です。
その際にはキーワード以外は同じ条件設定で広告を配信してテストをすることが必須です。
実際にキーワードの選定に迷った際にはぜひ活用していただくと良いでしょう。
この記事を書いた人
西山 秀彦
Forcle代表取締役。WEB広告総合代理店・フリーランスにて広告運用・制作業務の経験を経て株式会社FORCLEを設立。デジタルマーケティングに役立つ情報を日々発信いたします。